
僕たちは、台湾での一番の観光地、として知られているそうだ、いうこともあったのですが、
「周りが、いわゆる“下町”で楽しい」というネットでの評を読み、龍山寺というところを目指したのです


。
近代的なものになると、まあ、どこに行っても似てきてしまいます。
でも、古い町並み(いわゆる、ダウンタウンであったり)の方が、その土地の本来の姿が見えるようで、わくわくするのです
。
ただし、この町での写真は、ちょっと下町感のインパクトが強いかもですので、苦手な方はささーっと通り(走り)抜けて下さいな。
でも、現実は現実ということで、せっかくですので、ご紹介はしようかと思います。
では
。
あの綺麗な地下鉄を降りて、

一歩、お寺のある公園内に向かいます。
飛び込んできた光景はこんなでした。



沢山のお年寄り。身体の不自由な方も多くおられました。

人だかりでは・・・僕も混じって覗いてみましたら、どうやら賭け事をしているようでした。
公園を抜けると、すぐにお寺がありました。

実に立派な門構え。

一歩引きます。
で、

もう一歩引きますと、こんな感じ。
エジプトのスフィンクスの目の先には、ケンタッキー(フライドチキン)がある、そうです。
あんな世界的な歴史建造物ですら、そのすぐ周りには、ふつうの現代の時間が流れているのですよね。
切り取り方ひとつなんだと思いますが、面白いな、という思いと、歴史と現代文化のやりとりには、一抹の寂しさも感じたりします。

素敵な滝がありました。暑いので、涼しげな水音が心地良かったです。
今の日本でこれを書いていると「暑いので」の実感がもはや湧きませんが(笑)。

お水にお金を投げ入れる習慣(そういえば、なんでなんでしたっけか。浄財というわけでもないですよね)があるのは、こちらでも同じでした。禁止されてましたけどね(笑)。
そして、お寺の境内に入る前には、皆さん、ここで・・・

お供えものを、洗い清めて、

備えてあるお皿に乗せて持って入るのだそうです
。

こんな感じで、テーブルにお供えするようです。
トップの写真にあるお線香は、境内入口で売っておりました。僕たちもそれぞれ、1セットずつ購入いたしました。

火をつけて
、

本堂の方に向かって、掲げてお祈りをします。

ご一緒にどうぞ。
せっかくここまでいらしたのですからね
。

香炉にお線香を差し入れたいのですが、このような感じで、・・・まるで針の山。
とてもではありませんが、差し込めないのです。
・・・と、見ておりましたら、皆さん、投げ入れておられました(笑)。
そうすると、うまいこと、サクッて刺さるのです。気持ちよかったなあ。
そして、ここで本日のサービスショットです。

田中さん、どうやら投げていいみたいですよー(←早く教えてあげなさい
)。

「神杯」を使って、願い事をされています。詳しくは、台北ナビ龍山寺の「願い事をしよっ」の項ををご覧ください。
こちらのリンクのページは、写真も豊富です。
実は、前夜のこちらのページを見て、このお寺を訪れることにしたのです。

本堂の裏手に回りますと、

そこにも、沢山の神様がおられまして、それぞれ以下のような感じになっているのだそうです。
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観音菩薩: 極楽浄土へ導いてくださいます
文昌帝君・大魁星君: 合格祈願
福徳正神(土地公): 農業や商業の神様。その地域を収める神様の使い
天上聖母(媽祖): 漁業や航海の守護神
註生娘娘: 安産と子供の成長を守る神様
城隍爺 地藏王菩薩: この2人の神様は旧暦七月の鬼月の時、悪い霊を管理するという意味でお参りされます。また運が悪いなと思った時にお参りにきます
關聖帝君: 三国志の関羽。武術・商業・学術の神様
地藏王菩薩: 仏教の神様のため菩薩と名がつきます。地獄&天国への誘導者
月下老人: 結婚の縁をつかさどります
(やはり台北ナビのページより。)
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大勢の方の願い事で、

炉が燃え上がっておりました
。
お線香、もはや、投げ入れることすらままなりませんでした(ってか、すごい熱さで近づけもしない、という)。
皆様は、どの神様に、どんなお祈りをされますか。
僕の願い事は・・・世界平和です
(ほんとだなー。台湾の不動産じゃないだろうなー(笑))。

さあ、そろそろ、お昼ご飯を食べねばいけません


。

お寺を後にします。それにしても、この木工細工の素晴らしさは、本当に一見の価値がありました(一軒の価値じゃないよ←やや不謹慎。すみません)。
では、行きますか、ディープな街へ。

ビール片手に
(また飲むのかー)。
ではー。