百人一首の競技かるたに打ち込む高校生たちの青春を描いた内容で、2009年マンガ大
賞受賞をはじめとし、コミックス既刊29巻で累計発行部数1500万部を突破する末次由紀
による大人気漫画「ちはやふる」の実写映画化で2部昨の前編です。
主人公を演じる広瀬すずのほか、野村周平、真剣佑、上白石萌音らフレッシュな若手俳
優が共演。監督は「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の小泉徳宏がメガホンを取り、競技かる
たが大好きで、高校にかるた部を創設しようとするものの中々実現せず、なんとかしよう
とする仲間たちの奮闘ぶりが描かれています。
新人の売出しにはもってこいの題材だと思われますし、その点は期待に応えて広瀬すず
が伸び伸びと上手くやっているのが目につきます。それは成功でもその他に関して、脚本
も演出も演技陣もあまり上手いとは思えません。従って高校生観客が限度でしょう。
いずれにしてもこの程度の作品を前後編の2本に分けて公開するなんて、随分観客をな
めた話だと思います。