↑ 後姿が泉流の家元です。
私が日本舞踊を見るのが好きだと言うと、みんな不思議そうな顔をします。
更に長時間じーっと座りながら踊りを見ている私を、信じられないとまで言
うのです。
でも大映時代からこの世界の皆さんとはご縁があったし、大映後も親友の
Tが各流派と深いお付き合いがあるため、踊りの会には私も同行して楽し
ませて貰っているのです。
そんな私ですが、日本舞踊では各流派のトップに君臨するの「家元」「宗家」
のお稽古風景を一度見てみたいと思っていました。
その望みが叶いまして先日、泉流の家元が福岡で、九州各地の主だった指
導者を集め、今年の9月に国立劇場で催される「泉流 宗家 家元 襲名披露」
で地方を代表して出演する方々に、直接お稽古を付けられている光景を拝見
しました。
今回のご披露でご長男の泉秀樹 師が家元に、そして現家元の泉徳右衛門
師(写真後姿の方で、初代家本泉徳右衛門師の長女)が、そのままのお名前
で宗家になられると伺っています。
ご本人の了解を頂いていないので家元のお写真は後姿だけですが、写真は
国立劇場で「吉原雀」を踊る泉徳三照・泉徳乃の親子師匠を指導されている
ものです。
ある時は厳格に、そして限りなく優しく指導されているお姿を拝見し、私の日
本舞踊熱は益々高まるばかりです。
↑ 舞台に上がって指導される家元(後姿)