↑ 関門海峡の風に吹かれて・・・当時、私が撮ったスナップです
近藤美恵子さんも忘れられない存在の一人です。
昭和29年の「ミス日本」であり、珍しいことに同年の「ミス・ユニバース」日本代
表でもあったという華々しい経歴を引っさげて大映に入ってきました。
現代劇を中心に時代劇にも多く出演した女優さんで、長谷川一夫先生をはじめ
雷さん、勝ちゃんとの共演も多く、主演作品として目立つ作品は思い当たらない
のですが、とにかく重宝がられた主演級の女優さんでした。
彼女とは撮影所で会うほか、このブログでも去年の5月27日にアップしましたが、
関門（下関－門司)まつりのイベントに２日間一緒したりした思い出があります。
笑うと両頬にえくぼが出来るほか、鼻の横に少しふくらみが出る特徴ある微笑み
の彼女でしたが、華やかというより洗練されたお嬢さんというのが当時の私の印
象です。
大映では「娘の人生案内」(1955）がデビュー作で、「妖僧」(1963)が結婚のため
引退する最後の作品になりましたが、84本に出演しています。
彼女は昭和11年(1936)生まれですから、現在78歳。きっとお元気で幸せに過ご
されていることと思いますが・・・。
↑ 当時の雑誌に載ったもので、雷ちゃん、玉緒さん、近藤美恵子さん
↑ 関門祭りの時のスナップで、前列左端が近藤美恵子、右端が小田桐桂恵子。
後列左から永田秀雅東京撮影所長、池広利夫九州支社長、品川隆二の皆さん
