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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (16) 三田村 元さん

2014年06月02日 | 日記


                ↑ 福岡空港で、真ん中が高松英郎、右が三田村元
     

  
                ↑ 「本郷功次郎まつり」での一コマ 

     昭和32年度の「ミスター平凡」に選出され、それが縁で大映に入ってきたのが
     三田村元(1935生れ)です。
     当時の大映では新しい分野として若い軍人を描いた作品がいくつか企画され、
     彼は「最高殊勲夫人」でデビューを果たしましたが、2本目が「海軍兵学校物
     語 あゝ江田島」(1959・村山三男監督)で、ポスターに名前も載らないぐらいの
     役にもかかわらず主役より真摯さが目立ち、際立って印象に残った分隊伍長
     役でした。

     これは行けるぞと、主役級の作品が用意されたり、「特別攻撃隊」にも出演しま
     したが、みんなが期待したような人気に繋がらず残念な思いをした記憶が残っ
     ています。清潔感のあるいい若者なのですが、軍人ものが好評だったので役柄
     のイメージが狭められたのと、お芝居がもう一つだったこと、真面目な好青年だ
     ったのですが、この世界で生き残って行く貪欲さが少しばかり欠けていたのでは
     ないかと思います。

     以前このブログでもご紹介した「本郷功次郎まつり」を、九州各地の直営館でや
     りましたが、本郷ちゃんに加えて叶順子、三田村元と一緒に私も数日間一緒の
     旅をしたこともあり、上記のような三田村観を私なりに持ちました。
     それでも現代劇のみならず時代劇やテレビにも出演していますし、大映の終焉
     時から他社にも数本出たようですが、徐々に静かに消えて行ったようです。


        ↑ 右から、阿部脩、本郷功次郎、三田村元、その後方には私の顔も見えます

コメント (6)
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