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史上初の黒人メジャーリーガーとなり、ただ一人だけ全球団の永久欠番と
なったジャッキー・ロビンソンの半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサン
ゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交
流を軸に描いたドラマです。
1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキー(ハリソン・フォード)
は周囲の反対を押し切り、ロンビンソン(チャドウィック・ボーズマン)とメジャ
ー契約を結びます。
妻レイチェル(ニコール・ベハーリー)や黒人記者らが彼を支えますが、ブラ
ンチとジャッキーの2人はファンやマスコミばかりでなく、チームメイトからも
誹謗中傷を浴びせられるものの、ジャッキーは自制心を貫き通し、プレーに
徹するのでした。
最初は孤立しシャワーも一緒に浴びれなかった彼ですが、「やり返さない
勇気」を貫く彼の姿に、やがてチームメートの態度も、野球界全体も変化を
見せはじめます・・・。
「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚本と監督を担当。
ハリソン・フォードは、キャリア初の実在の人物を演じて話題になりました。
私たちの想像以上にアメリカの差別は酷かったのでしようね、「戦争は一
緒に戦ったのに、なぜ野球は一緒に出来ないのか」という意味のセリフが
物語の展開とともに、今でも心の奥に深く残ります。
脚本も演出も特に傑出しているとは思いませんが、実在の人物で実際に
起こったことの強みを遺憾なく発揮していますし、ハリソン・フォードが実
に渋い演技を見せているのも加わって感動作になっています。
更に当時の球場の風景やユニフォームだけではなく、乗り物などがうまく
再現されているのも楽しいし、お薦めの一本です。