映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画「42 ~世界を変えた男~」

2013年11月26日 | 日記

   

     史上初の黒人メジャーリーガーとなり、ただ一人だけ全球団の永久欠番と
     なったジャッキー・ロビンソンの半生を、ブルックリン・ドジャース(現ロサン
     ゼルス・ドジャース)のジェネラル・マネージャー、ブランチ・リッキーとの交
     流を軸に描いたドラマです。

     1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキー(ハリソン・フォード)
     は周囲の反対を押し切り、ロンビンソン(チャドウィック・ボーズマン)とメジャ
     ー契約を結びます。
     妻レイチェル(ニコール・ベハーリー)や黒人記者らが彼を支えますが、ブラ
     ンチとジャッキーの2人はファンやマスコミばかりでなく、チームメイトからも
     誹謗中傷を浴びせられるものの、ジャッキーは自制心を貫き通し、プレーに
     徹するのでした。

     最初は孤立しシャワーも一緒に浴びれなかった彼ですが、「やり返さない
     勇気」を貫く彼の姿に、やがてチームメートの態度も、野球界全体も変化を
     見せはじめます・・・。

     「L.A.コンフィデンシャル」のブライアン・ヘルゲランドが脚本と監督を担当。
     ハリソン・フォードは、キャリア初の実在の人物を演じて話題になりました。
     私たちの想像以上にアメリカの差別は酷かったのでしようね、「戦争は一
     緒に戦ったのに、なぜ野球は一緒に出来ないのか」という意味のセリフが
     物語の展開とともに、今でも心の奥に深く残ります。

     脚本も演出も特に傑出しているとは思いませんが、実在の人物で実際に
     起こったことの強みを遺憾なく発揮していますし、ハリソン・フォードが実
     に渋い演技を見せているのも加わって感動作になっています。
     更に当時の球場の風景やユニフォームだけではなく、乗り物などがうまく
     再現されているのも楽しいし、お薦めの一本です。

コメント
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