↑ 高田浩吉とお子さんたち。一番左が高田美和さんです。
この「大映宣伝部・番外編/古い写真の思い出」を毎週月曜にアップしてい
ますが、最初は40回の予定でした。ところが今回で44回となり予定を大幅オ
ーバーです。
今回は「ダイニチ」について書こうと思ったのですが、「ダイニチ」は大映終焉
という意味でもあり、最後に書く項目だと考え直しました。
味付けは少し薄くなるかもしれませんが、何とか今年一杯は続けたいと思っ
ていますのでこれからも宜しくお願いします。
今回登場するのは高田美和さんです。1962年(昭和37年)に高校1年生だっ
た彼女は大映入社、「青葉城の鬼」でデビューしました。
彼女のお父さんは往年の時代劇の大スター高田浩吉で、あの鶴田浩二は
高田浩吉のお弟子さんです。
さて、彼女は大映時代劇で可憐な娘役として、一方現代劇をメインにした姿
美千子とともに活躍しますが、映画界が段々とセチ辛くなり出番が少なくな
って行きました。
当初、彼女のお披露目に全国ご挨拶回りを実施し、私も福岡中心にキャンペ
ーンを展開しましたが、当時は高校生だった彼女の純情さ、素直さ、初々しさ
にいたく感心したのを覚えています。
キャンペーンを終えて彼女から貰った手紙には、丁寧で一生懸命書いたと思
われる文面で、これは余程親の躾がいいのだなと思いながら読んだ記憶が
あります。
その手紙も我家のどこかにある筈で、今回探しましたが見当たらずご披露出
来ないのか残念です。
彼女は路線からはみ出す格好で1968年(昭和43年)に大映を退社しましたが、
その後の大変身した活躍や歌舞伎俳優の片岡秀太郎との結婚、そして離婚
は、昔を知っている者にとっては摩訶不思議としか思えない事柄でした。
その彼女も既に66歳の筈、元気にしているといいのですが・・・。
↑ これからの4枚は何れも鹿児島で撮ったものです。
右の写真は左から酒井京撮所長、近江輝子、高田美和、私、姿美千子、一人おいて本郷功次郎
↑ 上の2枚も鹿児島ですが、上記メンバーに藤村志保、弓恵子の顔が見えます。
↑ 左から私、一人おいて霧立はるみ、高田美和