映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「モネ・ゲーム」

2013年05月24日 | 日記

   

     この作品は、1966年のシャリー・マクレーン主演「泥棒貴族」を、コーエン兄弟
     がアレンジ脚色したものであり、「英国王のスピーチ」でアカデミー主演男優賞
     を獲得したコリン・アースに、キャメロン・ディアスの異色顔合わせが面白そうで、
     楽しみにしていた一本でした。

     物語の舞台はロンドン。美術鑑定士のハリー(コリン・アース)は、メディア王シャ
     バンダー(アラン・リックマン)の下で働いていますが、シャバンダーの傲慢さに我
     慢が出来なくなっています。
     そこで贋作画家ネルソン(トム・コートネイ)と組み、モネの名作"積みわら"の贋作
     を売りつけて一泡吹かせようとします。

     テキサスでモネの幻の名作"積みわら"が発見されと言いふらすと、シャバンダー
     は案の定その絵を欲しがります。
     絵の持主としてハリーがロンドンに連れてきたのはPJ(キャメロン・ディアス)という
     テキサス娘です。
     ところが相棒になった筈のPJが次々とトラブルを起こして大慌てしますが、シャバ
     ンダーはモネだけではなく、自由奔放のPJがすっかりお気に入り・・・、完璧だった
     筈の計画は思いもよらない方向へと転がって行くのでした・・・。

     なんと軽薄で面白さに欠けることか。脚本コーエン兄弟の名前が泣きます。
     あのコリン・アースがパンツでホテルをうろつく、変な日本人グループが出てきて
     物語を引っ掻き回したり、とにかく作風が古くさ過ぎて薄いのです。
     コリンズ・アースとキャメロン・ディアスの顔合わせも上手く生かされていませんし、
     特にキャメロン・ディアスの小娘役はふけが目立ってもう無理です。
     つまり全く期待を裏切られた一本でした。残念至極・・・。
コメント
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