映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「県庁おもてなし課」

2013年05月22日 | 日記

   

     昨日、「図書館戦争」の感想をアップしましたが、この「県庁おもてなし課」
     も原作者が同じなので、感想の結論めいたことを書いてしまいましたが、改
     めて感想を述べさせていただきます。

     人気の有川浩の小説を、「阪急電車 片道15分の奇跡」の三宅喜重監督と
     脚本家・岡田惠和が再タッグを組んで映画化したもので、主演は関ジャニ
     ∞の錦戸亮と堀北真希で、船越英一郎・高良健吾・関めぐみなどが揃いま
     した。

     観光の促進のため高知県庁は「おもてなし課」を設立します。
     やる気はあるのですがいつも空回りの若手職員・掛水(錦戸亮)でしたが、
     観光大使を依頼した地元出身の作家・吉門(高良健吾)から、役所気質と民
     間感覚のズレを強烈に批判されます。
     彼の言う"柔軟な民間感覚"を補うべく、優秀なアルバイト職員・多紀(堀北
     真希)をスカウトし、伝説の元県庁職人・清遠(船越英一郎)を訪ねますが、県
     庁に恨みを持つ清遠の娘・佐和(関めぐみ)からいきなり水を掛けられてしまい
     ます・・・。
  
     高知県庁に実在する「おもてなし課」を舞台に、職員たちが高知の観光振興
     のためひた走る姿を描いたものです。
     高知県の景色が素晴らしいし、出だしは好調で展開を期待したのですが、良
     かったのは最初だけで後はサッパリで、締めくくりは最悪状態です。
     この原作者の小説は若い世代に好まれているようですが、「図書館戦争」と
     同様に映像化すると非常に纏まりが悪い作品になってしまっています。しかし
     原作者を責めるより、脚色・演出の稚拙さに大半の責任があると思いますね。

     「図書館戦争」も「県庁おもてなし課」とも、若い観客を集めて興行的には成
     功しているようですが、こんな作品を羅列していると最後にはそっぽ向かれる
     惧れがあると思うのですが、余計な心配なのでしょうか。


コメント
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