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Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

Vege a Table CAFE TOPINAMBOUR→Salon de TOPINAMBOUR→秩父へ旅は続く

旅する植物料理研究家YOSHIは、食文化と風土の多様性を愛し、ベジタブルを愛し、そのきらめきとときめきを料理に、レシピに、食卓へとつなげていきます。

2018年春、国立→秩父へ拠点移動中 タミパン&料理ワークショップ・料理制作等々、プライベートグループへの出張も随時行っています。 お問い合わせください。

お野菜の横顔 10月編

2006-10-26 | 季節の横顔・お野菜の横顔
ヨシベジワークショップやイベントで使うために、送ってもらったお野菜たち。
そのいくつかを紹介しましょう、じゃーん。

まず、ハートのじゃがいも。
デストロイヤーという品種です。
ルージュ色の風船みたいにふわふわと飛んでいきそうです。
お味はやっぱり飛んでいきたくなるほろ、とろ、とした美味さです。
いえいえ、すべてのデストロイヤーがこんなハート型をしているというわけではあ、ありません。
このハートは未だに使えなくて、高台の器に飾ったまま。


タイ品種のうりのようなさっぱりかぼちゃ。私の顔よりでっかいんです。


熱田農園の冬瓜。白い粉がしっかりと張っています。とにかくでっかくて、重いんです。
後ろにいるのはやっぱりでっかい茂士山農園のたまねぎさんと、真っ白でつるつるなロッペンにんにく。


冬瓜の解剖図。種を包む綿は白く、ふわふわで、きらきらの雪景色なんです。


ふるさとから送ってもらった唐辛子。こんだけあったら、ペペロンチーノに、アラビアータに、アジアン各種に・・・情熱にかられていっぱいつくってしまうよー。





今秋のトピナンブール

2006-09-19 | 季節の横顔・お野菜の横顔
おおきさんが撮ってメールしてくれた、巾着田にも程近い、高麗に咲くトピナンブール(きくいも)です。

人様のものながら、今年も元気に咲けよ、実をつけてくれよ、と願うんです。


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再会 トピナンブール!!

トピナンブールの調理例

トピナンブールって?

最近の収穫うちとそと

2006-09-19 | 季節の横顔・お野菜の横顔
ご近所で顔の見えるお野菜関係を求めるシリーズ第2弾、先日もうひとつ農家さんとの出会いがありました。
梨農家さんなんですが、自給用にほぼ無農薬のお野菜も作っておられる。
それになんと養蜂(はちみつ)も、そして小麦を栽培して地粉まで!

雨の中ひとしきり立ち話をした後、地粉にはちみつ、ぼっちゃんかぼちゃに三尺いんげんなど、早速いただいて帰りました。
このご縁に、どこにどう感謝をしたらいいか途方に暮れたんで、四方に向かってお辞儀の儀。

ほぼ無農薬という小麦粉は品種「農林61号」。
喜び勇んでパンにしたが、グルテンが足りないからだろう、まとまらないで結構大変でした。。。苦労の甲斐あって、重厚感あるおいしい食パンになりました。

写真中にあるきゅうりは、自家ガーデン製、タイの品種。
気がつけばぼってりと葉やぶの中に下がっている。

今年はきゅうりもトマトも豆類も、葉ばかり生い茂って隣の家を侵略する勢いだったのに、収穫はさほどでもなく、摘心などお手入れの大切さを思い知ったのでした。
その茂みも直に生ごみコンポストしているせいなんだろうなあ、勢いがなくなってきました。
同時に、やはりタイの品種の食用へちまが実をようやくつけ始めました。
沖縄でいう「ナーベラー」ですな。
ヘチマの生長を見守りながら、どう食べてやろうか思案してます。


花盛りの長崎だった

2006-05-27 | 季節の横顔・お野菜の横顔


「長崎は今日も雨だったー」

歌にもありますが、全国的に雨多しのここんとこでしたね。
我が母が日焼けで真っ黒になりながら手入れしているガーデンは、バラが満開。
折しも、「国際バラとガーデニングショー」が開催中ですが、「一度行ってみたい」そう言う我が母は我が庭の手入れに追われ続けてさらに小麦色の肌、優雅なのはガーデンと見物オンリーの私の立場。
でもせっかくこんな満開の季節に帰ってこれたんだから、優雅に見物しなくちゃ損、ってもんです。
一応娘として、咲きガラの摘み取りを手伝おうか、と声かけてみたものの、簡単じゃあないのよと、あっさり断られたので、写真でも撮るか、ってことで。



育てているバラの品種名は大体そらんじてる我が母。
説明されても、名前、覚えられませんー。(この写真はほんとは縦向きです)

ガーデンはほんとにバラ、バラ、してるのですけど、雨に打たれてちょっとしんなりなので少しにしておいて、バラと一緒に咲き乱れている季節の花をたくさん撮りました。
この混植の感じが、メルヘンっぽいんで大好きなんです。



咲き乱れてますが、花ガラを摘んであげると、また綺麗に咲くそうです。



レースのような花びらでかわいくないですかー。



元気いっぱいのカモミールは、一部引っこ抜かれてコンポスト行き。
まだアブラムシもついていないので、花だけ摘んで、乾燥させて、ハーブティにします。



ハーブのボリジの紫色がなんともいえませんの。
我が母はこういうの育ててるんですけど、もっぱら見るだけ、和食ばっかりだから使いませんの。



エゴの木だったっけ?
山の畑の、雨で落ちていた花びら。
静かに、存在感を漂わせていたんです。

yabuyabu

2005-12-03 | 季節の横顔・お野菜の横顔
やぶやぶがすきなんです。
嫌われ者の帰化植物は繁り放題好き勝手。
誰も入っていかない、入ったら最後、
種がびっしり衣服について、とげで身動きがとれなくなる。

やぶやぶをぽーっと見てるのが好きなんです。
子どもの頃読んだ野ねずみの家族の物語はきっとこんなやぶの中で展開する。

このやぶやぶ周辺だけでも見えるのは、
ブタクサ
ススキ
セイタカアワダチソウ
カナムグラ
キバナコスモス
ヨウシュヤマゴボウ
ヘクソカズラ
ヤブガラシ
クズ
ヨモギ
野ばら
ヒメジオン・・・

キクイモだって生えている
そしてもっとちいさな下草やコケが幾種類も生えてるに違いない。
その下にはミミズやモグラやムカデが暗躍してるんだろう。
中で何かやっていたすずめが飛び立つ。
多様で、カラフル、やぶやぶは饒舌な生物世界。
世の中の緑が全部素敵なガーデニングに変わってしまったら、
私なんかは窒息死してしまうな。

でも大抵こんなやぶやぶは土地開発のターゲットで、ブルドーザーが入ったら、コンクリートで覆われたら、こんなに逞しい草や潅木たちも無言のさようならになってしまうんさ。

ちなみに、「パーマカルチャー」では、痩せた荒地に最初に繁る植物を「パイオニア植物」と呼んでいる。
最初に入って開拓してくれて、石でごつごつした土地を、あの丈夫な根で耕してくれて、土が肥沃になってきたころ次の植物群にタッチするのだって。えらいんだよ。このリズムに人の方が待てないんだねー。