自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン1990.11.17.ロサンゼルス公演の感想
何しろ髪を切ってサッパリした後しばらくは掃除をする事務所で出されるゴミの量が自分たちで片してくれて少なくしてくれる。すごいと思う。
その後、部屋に戻ってこの前の続きのCDを聴いた。
ブルース・スプリングスティーン1990.11.17.ロサンゼルスでのアコースティック・ライブ。
この頃ブルースは迷っていたのだと僕は思う。街のはずれの暗闇の中で。
そしてこの日もライブを通して必死に道を作ろうとしていた。
2日目のこの日は前日にも増してブルースは演奏の合間に話しかけてくれた。
僕がもっと英語が分かればいいなと思った。
そういえば僕が1996年にサンフランシスコ、バークレーでブルース・スプリングスティーンのコンサートを観せてもらった時に一緒になった現地の人が
今までで一番良かったブルース・スプリングスティーンのライブがこのコンサートだと言っていたのを思い出した。
誠実な温かいライブに僕も感じた。
この日は THE WISH も演奏した。
母親への曲。僕はまだ歌詞がわからないけれどブルースが照れながら曲の説明をするのがよかった。
聴いていてすごく温かい気持ちになった。
ライブを聴いていて「ネブラスカ」も「トンネル・オブ・ラブ」もじっくり聴き返してみようかなと思った。
そしてピアノでの THUNDER ROAD も美しかった。
僕はこの頃1990年頃はブートを聴き始めて「BORN IN THE U.S.A.」のブルース・スプリングスティーンを追い続けていた。
そこで「トンネル・オブ・ラブ」も物足りなく、もっとロックしているのを聴きたいと思っていた。
その後の「ヒューマンタッチ」「ラッキータウン」も当時僕はがっかりして聴いたのを思い出す。
でもこの日のライブを聴いて心の中から出て来る熱い気持ち、そして優しさ、それの素になるタフさ。
そういうものを感じて僕が見逃していたものがあるなと思った。
もう一度これらのアルバムを聴き返してみようと思う。
そしてブルースにとってこの頃のライブはリハビリだったのかなと思う。
ライブをやって必死に生きる道を見つけようとしていたのだと思う。
そして僕もまさにブルースと同じに一生懸命生きようともがいていた。
僕にとってもブルース・スプリングスティーンのライブがリハビリだったと思う。
何か僕もブルースの誠実なファンなのだなと胸を張りたく思った。
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