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ブルース・スプリングスティーン1990.11.16.ロサンゼルス公演の感想

brucespringsteen.netから注文したライブCDを聴いたら僕の物凄い宝物だった。
1990年、ブルース・スプリングスティーンは悩んでいた時期だと僕は思っている。
「BORN IN THE U.S.A.」の大ヒットと実際の自分との違い。
Eストリート・バンドのメンバーとの関係。
ブルースは必死にもがいていたのだと思う。
そしてそれをライブで何とかしようとしていた。愛妻パティとの協力も得て。
この日のライブはアコースティック・ライブだけどすごく熱いライブだった。
ギターを爆音でかき鳴らすのに負けない熱いロック魂を感じた。
そして美しい演奏でもあった。
mansion on the hill がすごくいい。reason to believe が凄かった。
そして my father's house
ブルースがこの曲を演奏する前に話した。
実はこの話が僕の宝物だったのだ。
過去に嫌な事があって、それを何とか取り戻そうとしている。
でもその過去を取り戻して別の事に変えることは出来ないと精神科医に言われたとブルースは話している。
僕はこの話を雑誌rockin'onで読んで、その雑誌を大切に保存してきた。
押し入れに入れてあったその雑誌を今見直したら1995年5月号だった。21年間持っていたのだった。
そのライブ音源を今聴いたのだった。
この話は僕にとってとても大切なものなので、後でもう一度書こうと思う。

この日のライブの話に戻ると、
ブルース・スプリングスティーンは本当にすごいと思う。
アコースティック・ギターだけでも熱いロックにしてしまう。本当のロック・ミュージシャンなのだとあらためて僕は思った。
そしてピアノでのthunder road 特別な気持ちになった。
そして最後 my hometown につながった。
僕はブルースがライブ演奏で生きづらさを必死に解決しようとするのを感じた。
ライブをここまで真剣なものにするのがブルース・スプリングスティーンなのだ。
そして最後ゲストを呼んでの across the borderline ロマンチックだな。
僕の生きづらさも何とかなりそう。そんな気持ちになった。
ライブに来た人を生き返らせる、生きている楽しさ素晴らしさを思い出させる、そんなことをしてしまうブルース・スプリングスティーン。
だから僕は彼が好きなのだ。そう思いました。
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