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父の墓参り

久しぶりに父の墓参りをした。
墓参りと言うほど大げさでなくて、
自分の部屋から歩いて30分程の霊園なので、
いつでも行けるのだが、最近は行っていなかった。

途中歩いていて、何だかんだ言っても仕事があると裏打ちがあって落ち着くな。
とよくわからないがブルース・スプリングスティーンのニューアルバムの曲「イージー・マネー」を
口ずさんでのんびり歩いて行った。

墓はしばらく行っていなかったので草がはえていたので抜いて、
僕の職業柄、墓の花受けをピカピカに磨いて納得した。
きれいになった水を掛けた墓に自分の姿が映るのを見ていたら、
生きている期間を大切にしようと思った。

それから3,40分かけて海際の歩道を歩いた。
この道は僕が気象予報士試験の勉強をしていた時に、
図書館へ向かう道として歩いた思い出の路。
ぶつぶつ考え事を、空想をしながら歩いた思索の路だ。
本で学んだ気象の仕組みを自分で整理して自分のイメージにして考えたりして歩いた。
あの頃はただ一生懸命に考えていただけだったが幸せな時間だったと今になり思う。

父が末期癌で入院していた時に僕が父に
「やりたいことをやらせてくれてありがとう」
と話した。
すると父が
「よく受かったよおー」
「受け続けなければ受からなかった」
と僕が勉強が出来ないと仕事をやめてまでして気象の勉強に入り込み、
13回目の受験で初めて僕の得意な天気図等圧線をひく問題が出題されて、
その時の試験で合格したことを話してくれた。

やりたいことをやれた。
それが今の僕の人生観に大きく生きている。

図書館の近くにあるSUBWAYでアメリカ風のサンドイッチを食べた。
これも僕が2009年にアメリカ、ボストンまで行って
ブルース・スプリングスティーン&ジEストリートバンドのライブを見た時に
余計なトラブル、ストレスを避けようと思い、
近くにあったセブンイレブンで毎食買って食べたサンドイッチを思い出す。

帰りは電車に乗って帰って来た。
部屋までの道のりは
ブルース・スプリングスティーンの新曲「WE TAKE CARE OF OUR OWN」を口ずさんだ。

昨日は仲間と呼べそうな人たちと飲んで、
そして今日は自分のやれたことを思い出して、
いい休日だった。
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