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ブルース・スプリングスティーン ライブ・イン・ニューヨーク・シティー 2000

2000年に行われたブルース・スプリングスティーン&ジEストリートバンドのライブ、
ニューヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンでの公演、
オフィシャルDVDを観た。
僕はこの頃の彼らのライブはブートで観て、今ひとつに感じていたので、
オフィシャル作品なのに観ていなかった。
最近何となくインターネットで目に入りアマゾンで購入した。

2枚組作品のDisk1、途中省略された通しのライブを観た。
やはりこの時のライブは久しぶりにEストリート・バンドが再結成した時期なので、
お互いの絆を強めあうのが主題に感じた。
「TWO HEARTS」でブルースとスティーブが1本のマイクで歌う姿が強力だ。
そして何かブルースも必死にもがいていると僕は観ていて感じた。
「THE RIVER」も重苦し過ぎると感じた。

この時期の彼らのライブは言葉が適切か分からないが、
リハビリを必死にしていたのだと僕は感じる。
そして僕自身も好きな気象の勉強をして、
働いて得た給料でブートを買い求めて、聴いて、観て、
リハビリをしていた。
とても大切な時で、必要な時だった。
今があるのもこの時期に大切なことを出来たからだと思う。

正直なところ、この時期のライブは最近の充実したライブに比べると、
やや見劣りする気もする。
でも、ライブの中でブルースがそれぞれのメンバーとの絆を確かめ合っていると感じた。

そして今日観て感じたのはクラレンスがすごく元気なことだ。
力強くバンドの要としてどっしりと構えていた。
サックスの音色が染み通ってきた。
僕は大切なものを手に入れられたような気がして何かうれしかった。

ブルースも必死に汗をかいていた。
今回のライブ、僕は「LAND OF HOPE AND DREAMS」が一番印象に残った。
生き生きとした曲だった。
このツアーでの中心となった曲なのだと思う。
いろいろな人。いろいろな身分、職業。
さまざまな境遇。それぞれの気持ち。
「皆、この列車に乗るんだ。」
「夢は否定されない」「誠実に一生懸命に努力すれば報われる」
そんなブルースの気持ち、そして僕の気持ちも乗せた歌だった。

今日はあの頃の僕の大切な思いを思い出しました。

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