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ブルース・スプリングスティーン Light of Day 2012

ブルース・スプリングスティーンが地元ニュージャージー、
アズベリーパーク パラマウントシアターで行われたライブイベント、
ライト・オブ・デイ 2012に出演した。
その時の映像をブートDVDで観た。

ライト・オブ・デイは僕はよく分からないが、
何らかの障がいを持った人へのサポートを目的として毎年行われているようだ。
ライブの最後でステージで幸せそうにコメントを話す男性が印象的だった。

僕の目当てのブルース・スプリングスティーン。
「Darkness On The Edge Of Town」ではものすごい気合が入っている。
この曲が「Light of Day」とともにこのライブイベントのテーマ曲的になっているのかもしれない。
観客の大合唱もすごかった。
「俺はこの秘密をいつか俺から引き離す。引き離してグチャグチャに踏みつけてやる。」
「この街のはずれの暗闇で」
僕はかたずを飲んで画面を見入っている。
僕もこの気持ちは本当にわかる。

ライブを見ていて感じた。
ブルース・スプリングスティーンは怒りがあると活気付くのだと。
そして僕はそれを見て聴くと勇気づけられる。ある意味では癒される。
僕はブルースのライブを見ると幸せな気持ちになる。
僕の人生と重ね合わせる。
またスプリングスティーンのコンサートに行くんだ。
そう思うと僕は力が湧いてくる。
負のものへの抵抗。これがロックなのだと思う。

演奏する曲は何十年前の曲だが、
今のスプリングスティーンが歌い。
今の僕が聴いている。
懐メロでは決して無い。懐かしいけれど今の曲だ。

ライブの流れはイベントなんので今一つだが、
それぞれの曲が熱かった。

「The Promised Land」
僕の一番好きな曲。
亡くなったクラレンス・クレモンスがサックスを吹くパートで、
この日、観客がそのパートを歌っていたと。
スプリングスティーンのファンクラブのサイトに載っていた。
聴いていてよくわからなかったが、
僕はそのクラレンスのサックスのパートを何百回と聴いてきた。
そのパートを一緒にいる観客と歌えたら。
何かすごくいいと思う。
スプリングスティーンは吹いたハーモニカを
このライブの主役の男性に渡した。
これを見て僕も2009年にボストンでのライブで
スプリングスティーンが近くの少年に渡したハーモニカを
触らせてもらった。
ハーモニカの穴の凹みの感触を思い出した。

そして最後は「THUNDER ROAD」の観客との大合唱。
今度のスプリングスティーンのライブツアーでこれをやってくれたら僕はすごくうれしい。
僕は85年の初来日にチケットを持っていたが病気で行かれなかった。
その時にこの曲をスプリングスティーンは日本の観客に歌うのを求めたらしいが、
ほとんど歌える人がいなかったと、
後の話で聞いた。
だから、もし日本でブルース・スプリングスティーンがもう一度ライブをやってくれたら、
そしてこの「THUNDER ROAD」を演ってくれたら、
僕もそして僕と同じにライブに行けなかった人も、そしてライブに行った人も、
日本にいるスプリングスティーンファン、皆の思いを込めた大合唱になるのでは。
もしそれが実現したら僕はもう感極まるだろう。
僕はスプリングスティーンは今回、それを実現させてくれる気がしている。
『俺達は勝ってここから出て行くんだ』


Light of Day 2012
障害のある人もそうでない人も勇気づけてくれたコンサートだった。
このライブを見てブルースは大丈夫だ。あとはEストリートバンドだ。
と僕は思った。
今度のツアーがより楽しみになった。

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