かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

シルクロード研究会

2017年02月04日 | Culture・Arts



今日も大忙しの休日だった。
午前、雑用を済ませて、昼に鎌倉へ。
天気は、最高。
流石に、桜には、まだ早い?



荏柄天神の梅は、三分咲き。
でも、天気がいいから、映える。
受験シーズンのはずだが、意外と参拝客は少ない。
もう参拝は終わったかも。



紅梅の方が鮮やかなのはしょうがない?



ついでに鎌倉宮へ。これは桜だと思ったんだけど、河津桜?



その先のテニスコートの向かいに平山先生のアトリエがある。
事務所の前は通ったことがあったんだけど、アトリエは、初めて。
わかんなくなって、迎えに来てもらった。
行ってみたら、前を通っていたところ。
これは、知らないと、わからない。

今日ここで、シルクロード研究会が開かれたのだが、大盛況で、キャンセル待ちになっていたそうだ。
キジルと、ダンダンウイリクの壁画についての講義と、平山美術館所有の断片の公開という企画だったが、行った甲斐あり。
この断片の研究から、いろんな発見があったことがわかった。
この断片は、基本的には、20世紀初頭の中央アジア探検戦争の時代に、西欧諸国に持ち帰られたものだが、その後、様々な理由で、世界中に離散した。

残念な話だが、バーミヤンのケースを見てもわかるように、分散保管した方が、リスクが低いということも言える。
平山美術館所蔵のキジル3片、ダンダンウィリク4片の出所は分かっており(20世紀初頭の探検隊が剥がして持ち帰ったもの)、どの石窟の、どの部分からはがされたかも分かっているものもある。
その点、心配は低いのだが、盗品や、偽物が横行する中、本物ど真ん中の品が日本にあること自体が奇蹟。
研究が日々進んでいることもわかり、感動した。
歴史的にも、芸術的にも、価値のある、貴重なものばかりだ。
ターリシュクラの台座もすばらしいもので、これは、キジルの3点と共に初めて見た。
見事である。

今回の企画では、現物を、ケースから出し、当然ガラスなしで、まじまじと見れるところがミソで、感動の深さが違う。

アトリエ自体は、イメージより大きく、平山先生が創作していた様子がそのまま保存されていた。
隣が、図書館件応接室になっているが、当時は、応接室のみの役割であったという。
その先、渡り廊下を行くと茶室がある。
これまたすばらしいものだが、畳に凝りすぎて、カビがひどく、先生が毎日聡怩オていたのだと。

得がたい体験ができた。



その後、赤レンガ倉庫へ。



渡辺香津美トリオのコンサート。
2回目だが、流石感あり。硬軟取り混ぜ、ジャンルを超え、挑戦者であり続ける渡辺さんの気持ちが伝わってくる演奏だった。
クラブだと、客席との距離が近いため、演奏に気持ちがこもらざるを得ないかもしれない。
ベース、ドラムも申し分なし。

たあ、JAZZ回帰というお題目の割には、縦横無尽。
JAZZの名曲のアレンジが数曲あったけど。



横浜の夜景は、天下一品。



ライトアップが映える。



月と赤レンガ。



ということで、またまた、大充実の一日だった。


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