かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

One Hand Clapping

2024年09月26日 | The Beatles


今日は、昼は庭仕事で、夜は、久しぶりに映画を見に日比谷。
映画の聖地?



One Hand Clapping。
CDは、出ていたが、映画は、今日が、世界公開日。
ここでは、今日は、1回の上映なので、sold out。
恐るべし。



初めての、Dolby Atmos。
元々、1974年の音なので、効果は、限られたが、四方八方から音が、聞こえて来る。
この設備を持っている会場も限られるだろう。
私が、高校に入った頃で、一番聞いていた時期になるが、こんなプロジェクトが進行していたなど、知る由もない。
10月から、通常公開されるが、普通の音響になる。



Band Oe The Runで大成功を納めたポールが次作を製作すると同時に、Wings のツアーを計画している時期。
メンバー交代のハプニングは、続いたが(ドラマーは、次作製作途中で、交代、ギタリストの1人は、数年後、ドラッグで亡くなる)、Wings が、ピークに向かっていた時期と言える。
撮影は、4日間に渡って行われ、Wingsの旧曲から、新曲、未発表曲、オールディーズなど、歌いまくる。
バンド編成もあるし、一人での、ギター弾き語り、ピアノ弾き語り、オーケストラを入れての演奏など、やりたい放題。
最初と最後に、今のポールが出てくるが、本当に楽しかったと回想している。
ビートルズ解散後、試行錯誤を続けてきたポールが、方向感を定めることができた時期。
ビートルズ時代のように、回りに気を使う必要もないし、リンダともうまく行ってるし、大元気。

アビーロードスタジオでの撮影だが、コンセプトは、Let It Beに似ている。
ただし、カメラワークは、ちょっと変。
故意にシュールにしているものと思われる。
最後は、スタジオを出て、アビーロードスタジオの裏庭での、ギター弾き語りだが、オールディーズが中心。
今まで、数えきれないほど演奏してきたことが、わかる。

メンバーの語りが、途中インサートされ、ポールは、小さい頃は、キャバレーで歌うことをイメージしていたと、語る。
ところが、ロックに出会い、全く違う方向に向かうことになった。
ただ、キャバレー向きの曲も楽しそうに、ピアノの弾き語りで聞かせてくれる。

とにかくみな若い。
不幸にして、ギタリスト2人と、リンダは、この世にいない。
ドラッグの影響も無視できない。
そして、ポールの声が、まだビートルズ時代と変わらないほど若い!

ビートルズファンは、必見の映画だろう。



終了後、藤本さんと、和田唱さんの対談。
放映中は、近くで一緒にご覧になっていた。
和田さんは、この映画の海賊版をとっくに見ていたそうで(取り上げるシーンがかなり異なるらしい)その演奏をコピーしていたという。
高校時代のオリーブという雑誌では、ウィングス時代のポールが一番好きと答えていたそうだ。
90年代半ばのオアシス全盛のころだから、本当に好きだったのだろう。

この時間に、後に大ヒットになる曲の多くもすでに作られたいたということで、ビートルズ以降のポールの全盛期の映像と言っても過言ではないだろう。

素晴らしいイベントだった。



帰りは、地下のベトナム料理屋で。
久しぶりに333を飲んだが、高い以外は、ベトナムと一緒。
あたり前だが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする