かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

一生モノのジャズ名盤500年

2017年02月03日 | Music


お約束通り、後藤さんの前作を。

本シリーズ第一作だけあって、よりコンベンショナルな感じがする。

とは言っても、後藤さんのこだわり満載。
ジャンルを18章に無理やり?分けたところもさることながら、無数にあるジャズアルバムから、500を選ぶこと自体、こだわり(偏見?)がなければ、できることではない。
かつ、自分の本当の好みを示さず、各ジャンル、平等にコメントしているところも立派。
これは、実は、ひじょうに難しくて、ロックの本だと、結構それで読む気をなくす本も多い。
個人の意見は、最小限に、でもこれはという一言を入れるのが、著者の腕の見せ所。
それを、見事に実現した本ではないか。

とはいえ、まだ聞いたことがないアルバムがほとんどだから、ホントには、わかってはいなくて、書き振りの印象だけなんだけど。

後藤さんは、最後に、まず18ジャンルの中で、メインのものを一通り聴いてみて、そこから興味のある分野を深堀りしてほしいと言っている。
まさにそうとは思うのだが、結構ロックやブルーズ系のアルバムも含まており、境界を作るのも難しくなっては来ている。

となると、最後は、本人の好みに収束するのかな。

いずれにしても、現代の音楽では、ジャズが一番歴史があるし、レコードという媒体の進歩と、ジャズの進歩と並行しているという利点もあるし、どんどん深めて行きたいと思っている。
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