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かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズ来日学

2019年10月03日 | The Beatles



今日は、まず、西新宿のブラインド・フェィスさんへ。



日曜日の、トークショウで、藤本さんが紹介していた、The Complete Get Back Sessions をゲット。
83枚組で、5,800円!
いつ聴けるのか?
流石の藤本さんも、"修行"と言っていた。



そして、代官山の蔦屋書店へ。
アビーロード50周年に合わせて、3日連続の宮永さんのトークショー。
今日は、3日目。1~2日目は、都合がつかなかった。
流石、こちらの蔦屋さんは、渋谷と違って、取り扱い方が違う。



芸術的な絵や、トラックスさんのお宝、宮永さんのお持ちのお宝の展示。



宮永さんのトークショーは、2回目だが、とにかく、ディープかつ、マニアック。
まずは、ビートルズの来日は、当時の、日本にとって、何だったのかという研究。
結論は、フーリガンと、オウム真理教が、まとめて押し寄せるイメージ。
国賓級ではあるが、なるべく日本人に近づけるな、特に、若者には、という感じ。
だから、あのような騒ぎになったし、本当のファンは、なかなか行くことができなかった。

そして、これは、本にも載っているのだが、ハンブルクから、アンカレッジ、アンカレッジから東京までの乗務員のインタビュー映像。
当初、横田に、着陸予定だったとか、スチュワーデスは、志願だったとか、法被は、広報からできればという当初からのアイデアだったことが、あかされる。
この乗務員の皆さんの暖かい対応が、4人を安心させたろう。

そして眼鏡屋の話。
今も、復刻バージョンを作られている神田眼鏡店さん。
こちらは、まだ単行本に載っていない。
宮永さんの見立てでは、ロジャーマッギンの紹介で、ニューヨークで入手したのではないかということだっだが、ヘルプの撮影時に、ジョンがかけている写真が、1枚見つかり、謎は残った。
神田眼鏡店さんは、当時から、眼鏡を輸出していたというから、凄い。
ヒルトンでも、眼鏡を購入。
帰国時に飛行機に乗る時にかけているし、ジョージとパティーは、帰国後、四角や、菱形の、変わった形の日本製眼鏡で、モデルになっている。
日本の眼鏡のデザインが、いかに、当時からファションショナブルであったかを物語るエピソードだ。

日本公演のダイジェストは、私も持っている2回目のもの。
動く映像は、2回分のものしかない。

さらに貴重なのは、来日公演テレビ放送時の、ドキュメンタリータッチの冒頭部分。
我々がよく見るのは、トリミングされたもので、本物は、当時のプロデューサーである佐藤孝吉さんが、保管していた。
日本語字幕、説明等一切なし。
ヒルトンの内部が、スリラー番組のように映された後、松島号到着のシーン。
そして、有名な、首都高を走るシーン。
そして、引っ張るだけ引っ張って、Mr. Moonlight。
EHエリックさんによるインタビューとなる。
シュール!

そして、この記事を見た桑田さんが、月光の聖者達を作る。
後に、宮永さんは、この歌を作るきっかけが自分の寄稿だったことを知り、感銘を受ける。

最後は、当時の映画館で放映された、映画ニュース。
当時の騒ぎのほどがよくわかる。
何せ、敗戦後、21年しか経っていなかった頃だ。

いや、盛り上がった。

宮永さんは、金沢大学で講義を週末やっているそうなので、興味のある方ほ、どうぞ。
来日学の連載も一区切りしたので、是非単行本第二弾も、お願いしたい。

コメント
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