かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

困ったもんだ

2008年03月19日 | Topics
年度末を控えて、世の中は混迷の度を深めている。米大手証券会社が急に救済合併されたり、突然、FRBが、金利を再度引き下げたり。それだけ、世の中が危機的状況にあるということだろう。先般触れたRK氏の話では、利下げは、結局効を奏さず、(国民の不人気な)財政出動をしないと本格的反転は望めないということだったが。

日本は、ついに中央銀行総裁がいない状況に突入し、金利を下げるという決断もできない。まさにout of control。でも、ちゃんと政権は、維持されている。何にも仕事をしないで、成り行き任せで、ちゃんと給料もらっている。すごい。橋下氏はこの中央政府の体たらくをどうみるか。



オバマ氏は、自伝の朗読CDで、グラミー賞を受賞してしまった。選挙戦の真ん中でいいのかなと思う反面、それだけ、内容に訴えるものがあるのだろう。その続編CDを買ってみた。The Audacity of Hope。まさに彼のこの選挙戦のテーマとなっているものだ。
驚くのは、5枚CDで、US$19.99。少し円高になったこともあるが、CD一枚400円。安い。そして、買った人は、彼の考え方を聞き、彼のファンになっていく。お金を出して長い選挙演説を聴くようなものだ。
まだちらっとしか聞いていないが、彼のベースは、やはり彼の成長期における被差別体験にあると思うし、それが人種の坩堝であるアメリカの国民に受け入れられつつある一番大きな理由だろう。そして、それが、今も差別を続ける中国などの専制国家に対し、強く批判するアメリカという国のアイデンティティになってきたのだろう。

これだけの主張をできる日本の政治家は、どれだけいるのだろう。主張しなくても、それだけ、筋の通った考えを持ち、行動ができている日本の政治家は、どれだけいるのだろう。
せめて、怠慢や、不作為や、誤政策により、国民の生活を貶めるようなことだけは、やめて欲しい。大多数の国民は、将来に夢を持ちながら、毎日一生懸命働いて、生活をしているのだ。
コメント
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