kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングと勉強

2020-06-24 | 陸上競技

火曜日。この日はとにかく暑かった。県内では30度を超えるところもあったようです。健康を害するレベルですね。暑さ対策をしながら活動しなければいけません。

 

練習は1位時間程度。何人かが「勉強を教えてもらうので参加できない」と申し出てきました。別にこの部分に関してどうこう言うつもりはありません。が、きちんと報告ができない。ゴニョゴニョ言っているだけではこちらには伝わりません。ある者は「先生に教えてもらえるということなので」というような言い方をしていました。いやいや、「日常の小テストの結果があまりにも悪いから呼び出す」と伝えられています。ニュアンスが全く違います。自主的に「勉強をするために」行くのか「普段からやらないからなのか」の違いは大きい。結局はこういう部分は競技に直結すると思っています。

 

全ての部分はつながっていると思っています。これは「取り組みの姿勢」が同じだからです。「練習」にだけ一生懸命に取り組んで「勉強」は適当にやる。私が「きちんとやるように」を目の前で見張っているからきちんとできて、見ていない時には「手を抜く」という行動では「何をやっても同じ」になると思っています。結果は火を見るよりも明らか。伝わらない厳しさがあります。

 

この日も1時間程度の練習。バランス系をやってからシャフト補強としました。この時に1年生の女子が「シャフト補強」をしていました。入部当初から筋力がほぼない。腹筋背筋や内転筋などもできない。これは仕方ないことだと思っています。時間をかけて筋力を向上させていこうという話をしてきました。それがこちらから何かを言ったわけでもないのに自ら「シャフト補強」にチャレンジしていました。これまではBでやっていたのでかなり軽い。それでも動きを覚えるだけで大変でした。

 

練習は正直です。きちんとやればきちんと力が付きます。「走力」としてすぐに現れるとは思いません。しかし、「基礎筋力」の部分は一生懸命に取り組んでいくと間違いなく成果が出ます。こういう部分を見ると嬉しくなります。「適当にやる」選手もいれば「一生懸命にやる」選手も出てくる。この「成長」を近くで見れることはありがたいですね。

 

シャフトが終わってから股関節を使うためにランジ。これもこれまで1㎏でやっていたのに2㎏でやっていました。何人かは前日に行った「股関節の意識」をきちんと考えてやっていたようです。「膝を出す」だけではなく「股関節を詰める」ことと「膝を出す」ことを組み合わせて意識していました。こういう雰囲気になるとこちらも見ていて楽しくなります。「強くなりたい」と思ってやっているのです。こちらが伝えたことは吸収されていきます。楽しい。

 

スイッチング&スキップをやってからスプリントミニハードル。メニュー的に少し不足するなと思ったので「タタタ」を入れてから最後にT走。

 

上記のようなメニューなので「動きの確認」をする時間はほとんどありません。だからこそ「本当に何をやるのか」が問われると思っています。全ての種目の合間に「必要なことを意識する」ことができるか。歩いて戻る時間も「練習時間」です。そこも含めて「動きの確認」をすればいい。「ドリルができないから走りが作れない」というのではなく「与えられた時間をどのように使うか」を考えて行動すればいいと思っています。

 

何人かは「かなり進むな」という感じがありました。こう考えると「練習の組み方」も工夫が必要です。毎回、「段階を追って走りを作る」という練習にしていると「考えなくてもよい」状況が作られてしまいます。これは今私がやりたいことではない。そうなると「時と場合によって」は「ドリル系をやらない」という日があってもいいなと思います。その中で「自分で感覚を作る」時間を与える。「意欲」に比例すると思います。

 

うちの選手は「うちの練習」が当たり前だと思っています。残念ながら細かいところまで段階的にやっていくという練習スタイルは主流ではありません。どちらかというとかなり少ない。バーッとやってバーッと走るというチームのほうが多い。「組み立てに最大限の配慮をする」というのはそこまでやりません。慣れすぎないようにしたいなと思います。

 

その後、勉強会。本人たちが望んだので。テスト期間中くらいは私ものんびりという気はしますが、必要だと本人たちが申し出てきたので。「21時くらいまでは大丈夫です」という選手もいましたがさすがにそれは断りました。塾ではないので(笑)。こういう部分でも差がついていきます。やるかやらないか。どちらが自分にとってプラスになるのか。そこまで考えて動けるようになってもらいたいですね。

 

回復期にしています。最低限の練習のみ。考えることはたくさんあります。工夫次第で世界が変わると思っています。

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