酢豚のひとりごと

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『上海ローズ』

2012-11-11 23:51:43 | スポーツ


「上海ローズ」
劇団スーパー・エキセントリック・シアター 第50回記念本公演 サンシャイン劇場(池袋)

【演出】三宅裕司、【上演台本】野坂実、【出演】三宅裕司・小倉久寛・クォン・ヨンミン他


座長、三宅裕司の病気で、昨年の公演を中止した劇団スーパー・エキセントリック・シアターの2年ぶりの本公演。
ただ今回は劇場に行ったわけではなく、11月10日の「WOWOW」のLIVE中継を見たのである。

ヒット曲を生み出すという幻のレコード『上海ローズ』を何とか手に入れたいとする音楽業界の激しい争いを描く。その中心にいるのが、バンド仲間が抜けて今は二人で活動する売れないミュージシャン「マミー」と「トミー」(三宅裕司・小倉久寛)。ただ実態が今一つ把握できない二人ののどかな雰囲気が笑わせる。

LIVEとはいえテレビで2時間を超えるとやっぱりきつい。演劇はやっぱり劇場に足を運ばないと駄目かと思ったのが正直な感想。

座長の三宅裕司は、崩壊とも見える日本社会の現状への警鐘も織り込んだと言うのだが、テレビでは臨場感がないせいか、筋も笑いも物足りなく感じた。ただ逆にテレビで細かい部分まで見える、ダンス・歌・アクション・殺陣などは見ごたえがあった。

劇団スーパー・エキセントリック・シアターというと、もう昔の劇団というイメージ。33年も続いているとか。題は忘れたが、随分前にウエスタンものなどに、大笑いした記憶が懐かしい。

東京公演は11月18日(日)まで