曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

カラスアゲハ (嘉納山にて)

2011年07月10日 | 日記

嘉納山からの展望

 
岩国  (沖合移設の滑走路)


柳井(柳井火力発電所)


広島方面


瀬戸内 東部  (右の方が今治方面)


松山方面


白木山(高さが半分なので下に見える)


伊方原発  手前は東平郡

 嘉納山の山頂からも伊方原発はよく見えました。遠いようでもやはり近いですね。


 やはり梅雨は明けていたようですね。いよいよ夏本番です。

私は春も好きですが夏もまたいいですね。日本には素晴らしい四季があることに感謝しなければなりません。でも私の仕事(みかん作り)は野外での仕事が多いのでこれからしばらくはとても厳しいものがあります。今年は節電のためサマータイムを導入している会社もあるそうですが、私たちは仕事を効率よくやるために昔からサマータイムをやっていました。朝6時から仕事を始め10時でお昼にします。家に帰ってお風呂に入りお昼のビールを少しだけいただいて、昼食後3時までお昼寝をします。スペイン風のシェスタですね。3時半から仕事を始め7時半ごろ暗くなったら家路に付きます。

さて、今日は夕方大島での最高峰 嘉納山へ行ってきました。夕方山頂付近ではオオムラサキが見られるかも知りないと考えて行ったのですが、同じ紫色の蝶なのですがカラスアゲハが私を出迎えてくれました。オオムラサキがいなかったのは残念ですがカラスアゲハも国内では最も美しい蝶のひとつだと思います。100枚くらいしっかり撮って来ました。 


カラスアゲハ

いかがでしたか?  一昨日我が家の庭にやって来たカラスより色はきれいでしたね。ただ惜しむらくは撮影した場所が暗くて(夕方なのでなおさら)シャープに撮れませんでした。

 

 


伊方原発

2011年07月09日 | 日記

今日の花

 

夏の花 第二弾

 


 今日は朝からすっかり晴れ渡り梅雨も明けたのかと思わせるよい天気でした。空気も澄んでいて瀬戸内の島々がすぐそこにあるように見えました。遠くまで見渡せるのはとても気持ちのよいことですが私の仕事場のみかん畑から原発が見えることを知ってから、沖を見るたびにどうしても目が伊方原発に行ってしまうのです。今まで30年余り何も知らずに眺めていた景色ですがいったん知ってしまうと原発を意識せざるを得ません。3時ごろから夕方までの景色を撮ってみました。

 
3時半ごろ  手前の山影は甲の山です。

 

夕方の景色

上2枚は300mmで撮ったそのままのけしきです。最後の一枚は拡大したものです。


みかん畑から見た今日の風景

瀬戸の島々ののどかな風景が放射能で汚染され誰も住めない土地にならないことを祈りたいと思います。

 


今日の蝶


ヤマトシジミ


アゲハチョウ ♀♂


モンキチョウ ♀   まさに花に止まらんとしているショット


イチモンジセセリ  今年初めて


ヒメアカタテハ  翅の破れた1化と生まれたばかりのきれいな2化がいます。

 


裏話を一つ

今朝、飼育中のヤマトスジグロの幼虫を見に行ったら6匹いるはずの鉢に5匹しかいませんでした。鉢には新しいスズシロソウが5株植えてあってその中に昨夜6匹を移したばかりです。一夜の内に5株のスズシロソウは食べつくされて5匹の幼虫はみんな土の上を這いまわっているではありませんか。するといなくなった1匹は代表でどこかへ餌を探しに行ったのかもしれません。あわてて机の上を片付けて探したのですが見つけることは出来ませんでした。仕方がないので、まず先に源明山まで餌を取りに行かねばなりません。もうみんな終齢まで行っているのでそんなに沢山は要らないと思うのですがみんなに脱走されたら困るので十分みんなに行き渡るほど採って来ました。残った5匹を新しい餌の方に移してやれやれといった気持になれたのですが、行方不明のやつは仕方ないかと諦めていたのです。午後お昼寝の後見に行くとなんと一匹が床を這っているではありませんか。机の上の鉢の中にはちゃんと5匹いるのでこの一匹は行方不明になっていたやつとわかりました。全員そろってめでたしめでたしなのですが、みんな脱走する時期に来ていることが分かったので逃げられないように手を打たねばなりません。餌の入れてある鉢を大きなビニール袋で被って一応脱走できないようにしました。明日の朝全員いればいいのですが…。


カラスアゲハが家にやって来た

2011年07月08日 | 日記

今日の花

 

5月と6月の花は白い花が多かったように思います。でも7月になると色ががらりと変わります。夏ですね。

 


 この数日は飼育中のスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの幼虫に付ききりで観察しています。餌をモリモリ食べてどんどん大きくなってゆく様は見てて楽しいものです。変化の様子を次々と写真に撮っていると写真の数は膨大な量になっていまだ整理がつきません。明日か明後日には羽化もあるかもしれません。楽しみです。

 今日は家の周りを飛んでいたカラスアゲハをご紹介いたしましょう。フィールドだとまず撮らないほど傷つき色もはげて美しくはないのですが一生懸命花から花へ飛び回って吸蜜している姿についカメラを向けました。

 


カラスアゲハ

 

 

 



ヒメアカタテハ


ヤマトシジミ ♀

家の周りには意図的に蝶の好む花を植えています。このランタナもトウワタも蝶がよくやって来ます。ランタナは七変化と呼ばれるようにさまざまな色の花があります。

 

今日の蝶たちはみんな翅が破れ鱗プンがはげ落ちています。一生懸命生きているのですね。

 

 


スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ 3

2011年07月07日 | 日記

 今日は7月7日 七夕祭りですが朝からずっと雨が降っています。七夕は女の子が裁縫などが上手になるようにと祈る祭りだったそうです。タナバタ 七夕 棚機(たなばた)。   棚機は織物を織る機械のことで棚機津女(たなばたつめ)の略だそうです。機を織る女の人のことですね。実は我が家の娘が大学で織り姫をやっていまして、今夜は何かお祝いをしてやらねばと思っています。もちろん天の川ほど遠く離れてはいませんが家を出て遠くで勉学に励んでいる(はず?)ので祝メールくらいでしょうか。

雨なので朝から飼育のスジグロシロチョウ達と遊んでいましたが面白い光景があったので早速ご紹介します。つまんないことなのでご期待には添えないかと思います。ゴメンナサイ!

 


まず経過を説明いたします。

飼育しているスジグロシロチョウを眺めていると、終齢の大きな幼虫(3cm)が一枚の葉に葉柄を伝って先に出て行きました。所がその葉には先客がいたのです。おおきさ1cmくらいの2齢幼虫です。大きな幼虫がやって来たことで小さい幼虫は驚いて糸をはきながら葉から落ちて行きました。さすがですね元の場所に帰れるように細い糸でぶら下がった状態になっていました。これからどうなるのだろうと思いすくにカメラを取りに行ってぶら下がった幼虫を撮影に入りました。しばらくして大きな幼虫が引き揚げると小さな幼虫は口で糸を手繰り始めました。そしてもといた場所に無事帰りつくことができました。めでたしめでたし!


左側の茎にいる大きな幼虫が右の葉に乗っている小さな幼虫を脅かしたのです。

よく頑張りましたね  

 


 

大きな幼虫の背中に何かくっついています。

 


今日も雨で写真の整理

2011年07月06日 | 日記

 写真の整理をしていたらすごいものが出てきました。

 

 先月の20日の撮影フォルダを開いて整理していると夕方6時ごろ撮影した海の風景写真が出てきました。思い出してみると、畑からの帰り道沖を眺めると前に見える四国が珍しくくっきりと見えました。いつもカメラは車に積んでありますので愛媛の方を何枚か撮って帰りました。その夜パソコンに取り込んでそのままになっていたのです。それを今日編集・整理して見ると、安下庄湾の西側安下崎寄りの方には愛媛の佐田岬があって、半島の山の上には発電用風車が見えます。その下のあたりを拡大して見ると原子力発電所の青いドームが写っているではありませんか。普段は霞んでいるので発電所あたりは肉眼では見えません。それで気にしたことはなかったのですが、私たち安下庄の住民は原発の見える所で暮らしていたことに気がつかなかったのです。理屈では見える範囲だとは分かっていても今まで直に見たことはなかったのです。こうして原発が写真に写っているとやはり生々しいですね。

 


原子炉の格納されたドームが二つ見えます。


半島の山頂にある発電用風車群


佐田岬が右方向へ続いています。肉眼ではこの写真よりもう少し小さく見えます。矢印の所が原子力発電所。


正面が愛媛 半島の付け根あたり、伊方町でしょうか。

 

 もしも原発で事故があったら、とくにそれが夏であったら南風が吹くので放射能はあっという間に私たちの町までやって来るでしょう。

 


スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ 2

2011年07月05日 | 日記

今日の花

柳井から帰りに屋代ダム公園に寄って来ました。そこに咲いていた花です。

 


 家で飼っているヤマトスジグロシロチョウの幼虫が大きくなって餌が足りなくなりました。屋代ダムから奥畑を通って源明の笛吹峠まで行って餌のスズシロソウをいっぱい獲って来ました。これで今飼っているヤマトスジグロの幼虫の餌はしばらく大丈夫だと思います。ヤマトスジグロシロチョウは飼育が初めてなので1頭飼うのに餌がどれくらい必要か分かりません。

 


笛吹き峠のスズシロソウ(2011/07/05)

葉をひっくり返してみるとヤマトスジグロシロチョウの幼虫がいます。


新しい卵もあります。

源明の笛吹き峠の周辺にはスズシロソウがたくさん生えているのが分かりました。


只今工事中のまま。

 スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの写真がたまり過ぎて整理がつかない状態です。今しばらくお待ちください。

 

 

 

 


スジグロシロチョウとモンシロチョウ

2011年07月04日 | 日記

 面白い光景を見ました。1頭のスジグロシロチョウの雌に4頭のモンシロチョウの雄が寄り集まって来ました。今日ご紹介する連続写真は13時02分23秒から13時02分35秒までの12秒間の出来ごとです。

 


スジグロシロチョウ♀

 

きれいなスジグロシロチョウの雌です。

 

 

 


モンシロチョウの舞い


かーごめ かーごめ 


後の正面 だーれ!


わーい  はずれたはずれた !


また 遊ぼうね !!

 

スジグロシロチョウ♀を残してモンシロチョウ達は散って行きました。


海開き

2011年07月03日 | 日記

 今年初めて海へ行きました。もちろん海の中へと言う意味です。私は普段の生活を陸上動物としてやっていますが、特に最近は「蝶よ花よと」山や野原を駆けずり回ることが多くなって昔に比べるといっそう海から遠ざかっています。

でも私たち生き物のふるさと海はやはりいいですね。子供の時からずっと海に潜ったり泳いだりを続けてきた私たちは海の底にいたり浮かんでいたりすると何とも言えないやすらぎを感じます。

昨年は夏に目の手術をしたため海は禁じられていましたが、今年はこれからしばらくは海に通えそうです。面白いものが撮れたらまたご紹介します。海中の撮影はまだまだ素人でかみさんにいつもばかにされています。


海の植物

 

 


浜辺の生き物

今日はもう眠いのでまた後日詳しく説明いたします。


海中の生き物

 


海の幸を少し

かみさんが刺身が好きでサザエはいつもこの様になります。ワタは醤油とお酒を少し入れて煮るとまた美味しいですよ。

 

 


スジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウ

2011年07月02日 | 日記

今日の花

 

 

 


 最近私はスジグロシロチョウとヤマトスジグロシロチョウの見分け方に興味を持っています。この2種の蝶は外見ではなかなか判別が難しい蝶です。それぞれの蝶の特徴を知るためにはまず飼ってみようと思い卵や幼虫を取って来ました。蝶の一生をすべて見て行くことは大変学術的なやり方です。時間的にも一回では掲載しきれないと思いますので何度かに分けてご紹介します。今日は成虫の写真のみにします。

 


スジグロシロチョウ 

スジグロシロチョウに関する以前の紹介ページがあります。ご参考にしてください。

紹介ページ2


ヤマトスジグロシロチョウ

 


ついに根っこは掘り起こされました。これをトラックに積んで捨てにゆかねばなりません。原子炉同様後始末は大変でした。家内によく言われるのですが、「男どもはいつも後始末のことを考えずに物を作りたがる。」と。

昔も今も、原子炉を作りたがった政治家や電力会社首脳部の男どもは後始末のことをほんの少しでも考えたでしょうか? 「きっと誰かがやるだろう」程度にしか考えていないと思います。当人たちは事故があった時に現場へ行くわけでもなく廃炉の時の解体処理の作業に携わるわけでもないのですから気楽なものですよね。

私は今回根っこのことでいっぱい汗をかきました。先の人が困るであろうことはしないよう気をつけようと思います。

 


ヒオドシチョウ

2011年07月01日 | 日記

 

今日の花


ようやくゴーヤの花が咲き始めました。

 


 雨は降るし家で雑用をしています。昨日は暑くて庭の切り株の堀取りも途中で放ってありました。今日は多少涼しいので切りを片づけたいのですがすぐに嫌になって仕事はすすみません。なぜこの切り株を堀取りしなければならなくなったかと言うと家内がここに洗濯物の干場を作ってくれと言いだしたからなのです。もとはと言えばここにこの木を植えたのは私ですから自業自得と言えば言えるのです。40年くらい前に先のことも考えず1.5mくらいのカイズカイブキを植えました。30年もすると10mくらいに大きくなって家内には何年も何年も木を切れと言われ続け3年前にようやく上は切りました。でも切り株は残ったままだったのです。とうとう切り株も姿を消さなければならなくなったのです。と言うわけで昨日掘り始めたのです。

数日前に仕込んだ梅ジュースもそろそろ出来上がって来たので始末をしなければなりません。

家の中ばかりいると気が詰まるので雨の中を蝶の餌を取りに山へ行ってきました。

・・・・・・・・・。


切り株の堀取り


もう一息です。横にはった根を一本一本掘り出してチェーンソウで切って行きます。

 

梅ジュース


梅に切り目を入れて砂糖と一所に瓶に詰めます。

十分に果汁が出ると梅の実を取り出します。大びんでは使いにくいので後で小瓶に分けて保存します。5から10倍に薄めて飲みますが暑い時には梅のさっぱり感がとてもいいです。

 

スジグロシロチョウの餌を取りに山へ行ってきました

ここは10年くらい前までは道路でした。コンクリートの舗装がしてあって軽トラなどが走っていた道です。すっかり植物に覆われていました。

 


蝶の部屋

ヒオドシチョウ

ヒオドシチョウは翅を閉じるとルリタテハと良く似ていますね。