曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

いきもの(蝶の幼虫)の春

2015年04月12日 | 日記

今日の花

朝起きて、一番にカメラを持って庭に出るのが日課ですが花の写真に困ることはなくなりました。

 


 「いきものがかり」の私は毎日飼育している蝶の幼虫や観察を続けている山の幼虫たちの様子を見て回らねばなりません。本当はほっといてもよいのですが、例えれば数学の問題を解く時結果としての答えが出ることよりも途中のどうやって答えの所へたどり着いたかの部分が楽しいように物事は結果を見るより途中の方に面白いことが多く含まれているようです。新しい蝶の飼育には新しい発見がいっぱいあってこの歳になって初めて昆虫少年の喜びを味わっています。

 


春になりアサギマダラ幼虫が成長の終わりを迎えました。

終齢幼虫が前蛹になる前には体が縮んで短くなってきます。

前蛹です。お尻のフックがしっかりとキジョランの葉に付いています。

次々と蛹になって行きます。

3月の早い時期に蛹になったのですがヤドリバエの幼虫が体内にいて死にました。

まだ餌を食べている幼虫がいます。1月の初め頃卵から孵化したものでしょう。

キジョランの枝によそ者の蛹が付いていました。モンキアゲハの蛹でしょうね。

この幼虫は1月の初めに生まれました。

この細長い幼虫は何でしょう。

コシアブラの新芽が出ました

庭のキジョランからまた蛹が地面に落ちていました。

拾って部屋に持ち帰ってみるとなんと砂粒に糸をかけてお尻のフックを固定しているではありませんか。

お尻のフックについてはただのかぎ型をしたものと思っていたのですが初めて大きく拡大してみると黒い先の曲がった繊維質のものが束になっている様子が分かりました。蛹になる時に幼虫は身体を激しく前後左右によじるのですがそれはこの黒い繊維状のものを糸に引っかけるためだったのです。

 


ウラゴマダラシジミの幼虫

ずいぶん大きくなりました。ほとんど2cm近くはあります。この大きさなら山の中のイボタノキを探しても簡単に見つかるでしょう。

この種は初めての飼育なので成長が楽しみです。

 


ゴマダラチョウの幼虫

オオムラサキとゴマダラチョウを飼っているネットボックスでギフチョウも飼育しています。3月の20日頃から羽化した成虫は次々と死んで今朝は2頭しか残っていませんでした。夕方見るとその2頭も見当たりません。

 


庭の様子も日に日に変わって行きます。楓の新芽はどんどん伸びて開いてゆきます。