曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

クロツバメシジミはいなくてヤクシマルリシジミ

2014年10月19日 | 日記

海岸からの景色

遠くに見える三角の山がわが町の嵩山です。

この磯で昔はよく釣りをしたものです。当時は蝶でなくお魚さんが友達でした。

 

崖を降りて岬に出てからまたがけを登ります。その崖の上から見下ろしたところです。

鳥たちの目線が体験できます。

これも崖の上からの写真ですが真下の海は私のお気に入りでして夏にはよく潜ります。

崖の先端にいると空中にいるようです。

 

 


 今朝は一番で昨日逃げられた「白山」マークのアサギマダラを探しに行きました。昨日の逃げ方からして今日も同じ所に留まっていると考えていました。なぜいると考えたかというと逃げたマーク蝶はフジバカマの畑の側の林の中に逃げ込んだからです。朝になれば林から出てきてまたフジバカマに吸蜜に来るような気がしたのです。今朝10時ごろ同じ畑に行ってみるとやはり白山マークのアサギマダラがいました。蝶の行動が予測通りだとそれがまた楽しいのです。いつの時期に何処へ行けばどのチョウに合えるということはかなり当たります。蛹を見て翌日羽化するとかこの蝶は朝早く蝶になるとかわかって来るのが観察の楽しみですね。蝶の飛翔写真を撮る時も蝶の飛び方をよく知って予測ができないとうまくいきません。というわけで、今朝は「白山」マークの蝶を存分に撮ることができました。最後には手で捕まえてマーキングの追記をして放しました。空欄をもう一つ残しておいたので次に再捕獲した人が書き加えることができます。

今日はちょうどお昼頃が干潮なので海辺の蝶を見に行くことにしました。例の海の側の崖にいる蝶です。クロツバメシジミといって崖に生えているツメレンゲを食草にしている蝶のことです。昔は大島にいたのですがこの5年くらい誰も私も見ていない蝶なのです。険しい崖をロープを伝って30mくらい降りなければなりません。いつも注意深く降りています。今日は崖の上から下の海岸を見下ろすと先客が補虫網を持って立っているのが見えました。日曜日だからさもありなんと思い降りてゆきました。出会って挨拶をしいろいろ蝶の話をしているとその人がぽつりと「わたし途中から落ちまして」と言いました。よく見るとあちこちに擦り傷がありました。岩ばかりの崖で落ちたにしてはよく無事だったなと思いましたが大丈夫そうだったのでその人と別れ蝶を探しに岬の端の方へ行きました。大けがでもしていたらこんな誰も来ないような所でどうなるのでしょうね。それは自分のことでもあるのですが。この頃は誰も来ない山の中とかこのような危険な海辺へ行く時には携帯は忘れないようにしています。でも山の中では通信圏外で使えないし、こんな崖から落ちたら携帯も壊れているかもしれません。よーく気を付けて身を守るしかないですね。

 


ヤクシマルリシジミ ♀

クロツバメはいつも空振りなのですがこの時期にはヤクシマルリシジミにはよく出会います。

こんなゴミが打ち寄せる海岸です。

ヤクシマルリのメスは海岸の野ばらに産卵していました。

 


今日のマーキング アサギマダラ

昨日逃げられた白山マーク

標識がすべてわかりました。 白山  JMC 152     8/31  でした。右側の羽に追記しました。

 


残りはみんな私のマーク蝶でした。他に5頭ほど残っていました。