今からたった10回だ。
調剤薬局を取り巻く環境は騒がしさを増している。
そんな中で来年の報酬に影響しそうなのが“かかりつけ薬局”への評価である。
ちょっと紛らわしいが「患者のための薬局」って言うのもある。
どちらにしても、この内容については「薬局の求められる機能とあるべき姿」を参照していただけるといいのかもしれない。
ただ“かかりつけ薬局”の機能はそれだけではない。
具体的な報酬として「基準調剤加算」の算定要件にも注意が必要になる。
この算定要件の実績が問われたら大丈夫だろうか。
先ず出て来るのが「24時間調剤及び在宅業務に対応できる体制」である。
この背景として昨年6月に成立した「医療介護総合確保推進法」が目指す2025年モデルの” 地域包括ケア”がある。
ここにかかわってくる。
そして、この24時間対応や在宅業務の実績が問われる。
24時間の対応をしているかどうかの判定として、在宅の実績が問われるのではないだろうか。
在宅業務を実施していると否応なしに24時間の対応が必要だからだ。
既に「基準調剤加算2」には在宅訪問実績が直近1年間で10回以上となっている。
この事から次回改定には「基準調剤加算1」にも実績が問われると考えるのが妥当だ。
さらに「基準調剤加算1」を10回とすると、もっと報酬で評価している「基準調剤加算2」の実績ハードルは高くなって当然である。
取りあえず30回は欲しいところと考えられる。
さらに”地域包括ケア”では訪問医療も見直される。
そこで訪問診療の在り方やそれを支える訪問看護も医療度が高い高齢者への対応が必須になる。
ここで問題になるのが訪問看護ステーションでは薬も医療材料も販売できないことである。
だから前回の改定では、その供給を薬局に託している。
これも実績が欲しいところである。
やっているふりだけでは報酬の対象にならない。
“やらずぼったくり”は、とあるドラッグストアの薬歴算定になってしまうかもしれない。
さて、思い出して欲しいのは「基準調剤加算2」を算定した場合の要件である。
こっそり書かれているのでほとんどの人が知らない。
それは”地域包括ケア“に欠かせない”地域ケア会議“への関わりである。
今のところ在宅実績が要件になっている「基準調剤加算2」にしか課されていないが、次回改定で「基準調剤加算1」にも実績が求められると、同様の要件が入ってくる。
・当該地域において、在宅療養の支援に係る診療所又は病院及び訪問看護ステーションとの連携体制が整備されていること。
・当該地域において、他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者との連携体制が整備されていること。
地域ケア会議とは「高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを同時に進めていく、地域包括ケアシステムの実現に向けた手法」となっている。
要は、地域の高齢者を住み慣れた地域で、地域の資源を活用して暮らし続けてもらう仕組みを考える会議である。
この核になるのが「地域包括支援センター」である。
ここは行政の補助で密接につながっており、地域ケア会議を委託事業として事務局を務める。
先ほどの要件の「他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者」とは、まさに地域包括支援センターのケアマネジャーを想定している。
結論、今から地域包括支援センターとの連携の実績を作るべし。
みんな不安なんだよなぁ…。
いつもの様に朝一番の飛行機で東京に戻る準備である。
5時50分麻生発のバスに乗る。
昨日は、思わぬサービスで2つも投稿しちゃうし。
お陰様で、今朝も大慌て。
そろそろ薬局の皆さんもお尻に「へ」ではなく「ひ」がついてきたかな。
こんなことだからこそ「薬局経営研究会」なんだよ。
みんな不安なんだよなぁ~。
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調剤薬局を取り巻く環境は騒がしさを増している。
そんな中で来年の報酬に影響しそうなのが“かかりつけ薬局”への評価である。
ちょっと紛らわしいが「患者のための薬局」って言うのもある。
どちらにしても、この内容については「薬局の求められる機能とあるべき姿」を参照していただけるといいのかもしれない。
ただ“かかりつけ薬局”の機能はそれだけではない。
具体的な報酬として「基準調剤加算」の算定要件にも注意が必要になる。
この算定要件の実績が問われたら大丈夫だろうか。
先ず出て来るのが「24時間調剤及び在宅業務に対応できる体制」である。
この背景として昨年6月に成立した「医療介護総合確保推進法」が目指す2025年モデルの” 地域包括ケア”がある。
ここにかかわってくる。
そして、この24時間対応や在宅業務の実績が問われる。
24時間の対応をしているかどうかの判定として、在宅の実績が問われるのではないだろうか。
在宅業務を実施していると否応なしに24時間の対応が必要だからだ。
既に「基準調剤加算2」には在宅訪問実績が直近1年間で10回以上となっている。
この事から次回改定には「基準調剤加算1」にも実績が問われると考えるのが妥当だ。
さらに「基準調剤加算1」を10回とすると、もっと報酬で評価している「基準調剤加算2」の実績ハードルは高くなって当然である。
取りあえず30回は欲しいところと考えられる。
さらに”地域包括ケア”では訪問医療も見直される。
そこで訪問診療の在り方やそれを支える訪問看護も医療度が高い高齢者への対応が必須になる。
ここで問題になるのが訪問看護ステーションでは薬も医療材料も販売できないことである。
だから前回の改定では、その供給を薬局に託している。
これも実績が欲しいところである。
やっているふりだけでは報酬の対象にならない。
“やらずぼったくり”は、とあるドラッグストアの薬歴算定になってしまうかもしれない。
さて、思い出して欲しいのは「基準調剤加算2」を算定した場合の要件である。
こっそり書かれているのでほとんどの人が知らない。
それは”地域包括ケア“に欠かせない”地域ケア会議“への関わりである。
今のところ在宅実績が要件になっている「基準調剤加算2」にしか課されていないが、次回改定で「基準調剤加算1」にも実績が求められると、同様の要件が入ってくる。
・当該地域において、在宅療養の支援に係る診療所又は病院及び訪問看護ステーションとの連携体制が整備されていること。
・当該地域において、他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者との連携体制が整備されていること。
地域ケア会議とは「高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基盤の整備とを同時に進めていく、地域包括ケアシステムの実現に向けた手法」となっている。
要は、地域の高齢者を住み慣れた地域で、地域の資源を活用して暮らし続けてもらう仕組みを考える会議である。
この核になるのが「地域包括支援センター」である。
ここは行政の補助で密接につながっており、地域ケア会議を委託事業として事務局を務める。
先ほどの要件の「他の保健医療サービス及び福祉サービスとの連携調整を担当する者」とは、まさに地域包括支援センターのケアマネジャーを想定している。
結論、今から地域包括支援センターとの連携の実績を作るべし。
みんな不安なんだよなぁ…。
いつもの様に朝一番の飛行機で東京に戻る準備である。
5時50分麻生発のバスに乗る。
昨日は、思わぬサービスで2つも投稿しちゃうし。
お陰様で、今朝も大慌て。
そろそろ薬局の皆さんもお尻に「へ」ではなく「ひ」がついてきたかな。
こんなことだからこそ「薬局経営研究会」なんだよ。
みんな不安なんだよなぁ~。
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自分ひとりでは 絶対に気づかないことが
まだまだ たくさんあることを改めて 気づくことが
できました。
ありがとうございました。
今まで出されている、薬剤師ビジョン、薬局のあるべき姿、薬局グランドデザイン(これは、中間取りまとめで止まっている) は全て患者のためではなかったのか。
何を今更わざとらしく患者のためのを付けたのか。今後、5,6回の討論会(日薬からも副会長が出る)を経て取りまとめられるのだが、この2,3年の間に、薬局の方向性がこんなにフラついていいのか。どうしたものか。地域格差(各都道府県での考え方の違い)も大きい。
もっとも、薬局はどちらを向いているのか?昨日の中医協の会議で、日薬中医協委員の唯一の発言が、医師委員を“よいしょする”発言であったことは、情けない限りであるとともに、いつまで医師の顔色を伺っているのか、それでは、薬局の方向性も示せないはずである。
"自分の後ろ姿は自分では見えない"
これも相田みつをさんのパクリです。
今出来ることに、常に挑戦していたいですね。
これがなんだったのか。
このレポートですが、実は日薬が作ったのではなく、薬剤師ではない人が委託されて作っています。
魂が入っていないんです。
だから仕方ないですね。