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がんばれ、松井!!

 メジャーリーグが開幕して4分の1ほどを消化した。だが、全く詰まらない。松井が試合に出してもらえないからだ。
 松井の所属するアスレチックスは日本時間16日の時点で、40試合を戦って勝率5割で西地区3位となっているが、松井が先発を外れたのは、8試合もある。そのうち2試合は代打で出場したものの、かつて連続出場を続けていた男がこんな扱いを受けるようになってしまったのかと、寂しくてたまらない。
 15日の中日スポーツには、
『背番号55が野球人生最大の危機に直面だ』という扇情的な文言で始まる記事が載っていて、松井の置かれた厳しい現状を解説していた。そんなこと今更言われなくても十分分かっている!と言いたくなったが、メジャー生活9年間の5月14日での松井の打撃成績を一覧表にしたものも添えてあって、なかなか面白かった。そこから、最悪の一年だと思っていた昨年度の成績と今年の成績とを比べてみると、
  昨年 37試合中35試合先発 打率.236 打点18 HR.5
  今年 39試合中32試合先発 打率.236 打点15 HR.3
同じようなものだが、HRと打点が少ないのが、今年の不振をより印象づけている。打点を稼げる選手と期待されて入団しただけに、チャンスに凡退を繰り返した序盤戦の不調がどうしたって目立つ。特に三振が多かった。元来松井は三振の少ない選手だったはずだが、昨シーズンから妙に三振が多くなった。ヤンキースと違って打撃の粗い選手が多い、エンゼルスやアスレチックスにいると周りに影響されるのかな、と思ったこともあるが、松井自身の体力の衰えも影響しているのではないだろうか、とも思うようになった。動体視力の衰え、体の切れの悪さ、意識と体の反応のズレ、などベテラン選手が悩む症状で松井も苦しみ始めているのかもしれない。そう思うと、最近の試合後の松井のコメントに、「打ち損じた」という言葉が多いのも気になる。「打ち損じ病」などと表するレポートも見たが、それが一時の不調から来る「急性」のものではなく、年齢的な衰えから来る「慢性」的なものであるとするなら、かなり深刻な事態と言えるだろう。
 もし、一時の不調からとするなら、改善する可能性は十分あるだろうが、問題は改善しようにも出場機会がこれだけ減らされて
しまうと、打席に立って微調整を繰り返すことができなくなってしまう。常に試合に出続けてきた松井にとって、試合に出ずに調整していくことは簡単ではないだろう。これからも、出場機会が減らされ続けるようだと、不調のままシーズンを終えてしまう可能性だって十分ある。すると・・。

 今シーズンは昨シーズンの借りを返す年になるだろうと、大いに期待していた私だが、いつの間にやらそんな期待は萎んでしまった。松井の欠場を知っても、なんだか慣れ始めてしまったようで、あまり腹が立たなくなってきた。それに、今シーズンは松井の試合中継がずいぶん少なくなってしまったため、TVの前で応援する機会が減って、イマイチ気持ちが盛り上がってこない。このまま行ったら、途中で諦めた昨シーズンの二の舞になってしまうかも・・。

 応援団が、そんな弱音を吐いていてはいけないだろうから、愚痴はこの辺でやめておこう。ただただ、松井が打ち出すのを待つしかない。(アスレチックスはそんなに悠長に待ってはくれないだろうが・・)
 与えられたチャンスを物にできるよう、がんばれ、松井!!
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