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キャンディーズ

 キャンディーズのスーちゃんが亡くなったのは先月21日。その時は、キャンディ-ズのファンでもない私があれこれコメントするのも失礼だと思って、このブログには何も書かなかった。
 しかし、一昨日の日曜日の夕方、NHK・BSで追悼番組の一つとして、キャンディーズの軌跡を辿る番組が放送されていた。たまたまチャンネルを合わせた私は懐かしくて、思わず見入ってしまった。
 そう言えば、大学の頃の友人で、キャンディーズが大好きだった奴がいたなあ、と思い出した。彼はランちゃんの大ファンで、ランちゃんについて語りだしたら、止まらなかった。何でそんなにアイドルに熱を上げられるか不思議でたまらなかった私は、彼の熱狂ぶりを異次元のものを見るように感じていた。振り返ってみると、私は女性アイドルのファンであったことは一度もない。誰それの何とか言う曲は好きでも、誰それが好きだということはなかった。まあ、若い頃の私は、手も握れないような女性アイドルよりも、手を伸ばせば触れられる身近な女性の方に深く興味を持っていただけかもしれないが・・。
 
 そんな私でも、21日の深夜に
『人気アイドルグループ「キャンディーズ」の元メンバー、田中好子さんが亡くなりました。55歳でした。スーちゃんの愛称で親しまれ、女優としても活躍していました』
というNHKからの速報メールを受け取ったときには、さすがにしんみりした。「55歳・・、私と3歳しか違わなかったのか・・」
 さらには、スーちゃん自身が病床で語った最後のメッセージが葬儀で流されるのを聞いたときには、涙が流れた・・。息も絶え絶えな時でも、震災で苦しむ人たちのことを心配し、多くのファンへ、そしてランちゃん・ミキちゃんに感謝の言葉を忘れずに・・、本当にすごい人だな、と感じた。
 
 追悼番組では何曲も彼女たちの歌が流れた。どれも懐かしい曲ばかりだったが、私にとってキャンディーズのベスト1は「わな」だったことを久しぶりに聞いて思い出した。



 「1977年12月にリリースされたキャンディーズの16枚目のシングルであり、シングルA面では初めて、ミキをセンターの位置(メインボーカル)に据えて歌唱した曲」であったようだが、今聞いてもやはりいい。もう34年も前、私が大学1年の時の曲だったんだなんて、信じられない気がする・・。

 遅ればせながら、スーちゃんのご冥福を心よりお祈りいたします。
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