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ワールド・カップ

 妻が言っていた。「日曜日、吾郎ちゃんの舞台が終わったあと、食事をしに行った店で、近くにいた若い男の子たちがジャパンブルーのユニフォームに着替えて、いきなり『ニッポン、ニッポン!』と手拍子し始めたのにはびっくりした。別にTVがおいてあるわけでもなく、時間もまだ早かったから、何事かと思った。渋谷を歩いても、確かに人が少なかった。みんなサッカーを見るんだなと思った」その話を聞いて、日本人は本当にサッカーが好きなのかどうか分からないけど、お祭り騒ぎがすきなのは確かだなと思った。(舞台はよかったらしい。「ストーリーは、?という点もあったけど、役者が4人ともすごくよかった。吾郎ちゃんが目の前にいるんだよ」などと、瞳孔を開いたまま(?)話してくれた)
 オーストラリア戦で惨敗したあとのクロアチア戦、決勝トーナメントに進むには勝つことが大命題であったにもかかわらず、相変わらずの決定力不足で引き分け。オーストラリアに勝っていればこれでよかったのだろうが、現実的には痛恨の引き分けだ。可能性としては0ではないが、ブラジル相手に2点差以上の差を付けて勝つなんてことは、よほどの楽天家でも、全くサッカーを知らない人でも、とても考えられることではない。
 それなのに、TVを見るといかにも可能性があるかのような映像が繰り返されるし、コメンテーターもそんな口吻をにおわす。ブラジル戦を放送するTV局がそうするのは視聴率を上げるために当然のことであろうが、それにしてももうちょっと気楽にブラジル戦を楽しめる方向に番組作りはできないものかと思ってしまう。
 確かにブラジルも魔法のカルテット(FWのロナウド・アドリアーノ、中盤の指令塔カカとロナウジーニョ)がまだ本来の力を出していないから、さほど迫力が感じられないかもしれないが、でもやっぱり日本が勝つなんてことは考えられない。WBCでは、王ジャパンが奇跡的な優勝を果たしたが、サッカーではそんなことは起こらないように思う。勿論、何が起こるかわからないし、最後まで日本を応援するつもりだけれど、できれば最高の舞台で最高の相手とぶつかる日本代表を、勝負を度外視した目で応援したいと思っている。

 
 日本の動向も気にはなるが、私が今注目しているのはG組の戦いだ。現在、スイスが1勝1分けで勝ち点4、韓国も1勝1分けで勝ち点4、フランスが2分けで勝ち点2、トーゴが2敗で勝ち点0となっている。最終戦の組み合わせは、トーゴvsフランス、スイスvs韓国、この結果次第で決勝トーナメント進出が決まるのだが、フランスがトーゴに勝って、スイス・韓国が引き分けると3カ国が勝ち点5で並んで得失点差の争いになる。ジダンが代表復活したフランスは精彩を欠いているから、トーゴに簡単には勝てないかもしれない。それに引き換え前回4強入りした韓国は今大会も力強い。スイスも強い。どのチームが進出できるか、目が離せないグループである。
 
 日本時間23日金曜がブラジル戦である。試合開始時間は早朝4:00。とても起きて応援はできないが、夢の中で応援しているから、日本代表、頑張れ!!是非とも悔いのない試合を!!
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