まずは大原則の確認です。産業廃棄物に手を加えても(処分しても)、産業廃棄物であり続けます。一般廃棄物についても同様に、処分したからと言って産業廃棄物に変わるものではありません。
そうすると、、、
■廃木製パレットの切断をした場合
廃木製パレットは産業廃棄物ですから、それを切断・破砕・焼却などの処理をしたら、やはり産業廃棄物のままです。切断の過程でパレット以外の木片と一緒になったら、①産業廃棄物と一般廃棄物の複合物、②産業廃棄物が多い場合は総体として産業廃棄物とする、③一般廃棄物が多い場合は総体として一般廃棄物、と考えるオプションがあるでしょう。
■木製パレットの加工、修理で木片が出た場合
木製パレットを修理したときに出てきた木くずはどうなんでしょうか。木製パレットという(まだ使える)輸送用の資材を加工する際に排出された木くずです。これはどう見ても、廃木製パレットではありません=一般廃棄物となるはずです。
ということです。よくあるご質問ですが、こう考えるほかありませんよね。
木製パレットだけ業種限定を外したときは、よい改正だと思ったのですが(今も前よりはマシと思いますが・・・)、結局当面の微調整でしかなかったわけで、どうしても「これっておかしいよね」という不満が出てきます。
いつか必ず産業廃棄物、一般廃棄物の区分の抜本的見直し(改正)をしましょう!!
そうすると、、、
■廃木製パレットの切断をした場合
廃木製パレットは産業廃棄物ですから、それを切断・破砕・焼却などの処理をしたら、やはり産業廃棄物のままです。切断の過程でパレット以外の木片と一緒になったら、①産業廃棄物と一般廃棄物の複合物、②産業廃棄物が多い場合は総体として産業廃棄物とする、③一般廃棄物が多い場合は総体として一般廃棄物、と考えるオプションがあるでしょう。
■木製パレットの加工、修理で木片が出た場合
木製パレットを修理したときに出てきた木くずはどうなんでしょうか。木製パレットという(まだ使える)輸送用の資材を加工する際に排出された木くずです。これはどう見ても、廃木製パレットではありません=一般廃棄物となるはずです。
ということです。よくあるご質問ですが、こう考えるほかありませんよね。
木製パレットだけ業種限定を外したときは、よい改正だと思ったのですが(今も前よりはマシと思いますが・・・)、結局当面の微調整でしかなかったわけで、どうしても「これっておかしいよね」という不満が出てきます。
いつか必ず産業廃棄物、一般廃棄物の区分の抜本的見直し(改正)をしましょう!!
あるビール工場でバイトしておりました。
そこでは、ボロくなった木製パレットを修理して使っており、バイトのわたしも終日パレットの修理、なんて日もありましたよ。
修理の仕方は、
ボロくなった木製パーツを釘抜きして撤去し、予め裁断してある交換用木製パーツを釘撃ちして取り替える・・・
こんな作業です。
さて、この作業によって出る廃棄物とは、
過労のためか酷使のためか朽ちてしまって取り外されてしまいましたが、まちがいなく今までパレットの一部として頑張ってきた木製パーツです。
一方、新しく取り付けられたパーツは、それ用として予めちょうどいいサイズにキレイに裁断されてストックされているのです。
コレ、誰がどこで裁断したんでしょうね。
今となっての想像なんですが、製材屋さんで裁断されたものを「製品」として買ってきてあるんじゃないでしょうか。
つまり、パレットを修理する現場で出る木屑とは、さんざっぱら産業戦士としてこき使われ過労死した部品なんです。
これがどうして産業廃棄物でなくて一般廃棄物なんでしょうか?
(あ、いかん。なんだか感情が混じってしまいました。)
一方、製材屋さんで出る木屑は、産業製品になれなかったナマ木なわけで、こんなにピュアな木材チップはないんじゃないの?と思うのですが、いかがなもんでしょう?
また、製材屋さんや家具製造現場や造園業者ほど木材がまとめて排出する業者もないハズですよね。
一般的に有価物取り引きや再生資源にするには、ある程度均質で量がコンスタントに出る状態なのが、最低条件ですよね。
量がそこそこあって初めて分級もできるわけで、それでこそ品質の良い排出物になるんじゃないでしょうかね。
つまり、
①製材屋さんや家具製造現場や造園業者は産廃でなく有価物や再生資源として扱うべし。
「だって相場が変動するじゃないですか・・・」なんて泣き言言うんじゃありません。
紙や鉄だって相場は変動します。
相場が変動するだろうな、と誰もが見ていたペット材をどうしてるんでしたっけ?
いっそ「バイオアマス専ら物」なんて認定を作っちゃえばいいんでないですかね?
②「製材」より先の「加工製品」として一旦世の中に生み出されちゃったものは、産廃として扱うべし。
なぜならば、加工製品には釘や防腐剤や部品としてのプラスチックが付着していたり、鬼目やアンカーなんていう部品を内部に埋め込まれたりしているので、これの分離が容易でないから、分別のプロの手と技術を借りたいからです。
しかも、そもそも必要な数しか購入してないし、廃棄するタイミングは「成り行き」なパターンがほとんどでしょうから、多くても知れてるしコンスタントに出るわけないんです。
こんな排出現場から出るもので資源化や有価物化を望むのは効率が悪すぎます。
「量が出ないから一般廃棄物にしとくのがいいんじゃないか」と机上では議論されたのかもしれませんが、一般廃棄物にはサイズ制限があります。粗大ゴミでもサイズ制限があったりします。
また、「木製品を排出したいんですが」と相談すると「企業から出るものは産廃にしてください」などとのたまう行政官さんもいらっしゃって、「こっちが言いたいセリフだわい」と呟かせてくださったりします。
だから私はあの改正に対して「何をこのご時世に」と思いましたが、どうせ触れたら火傷する類のアンタッチャブルな横車が押されたんだろうなぁ・・・とスプーンを投げて見ています。
あの改正が悪いのではありません。
悪いのは、「木材を産廃にできるのは・・・」「紙を産廃にできるのは・・・」という、業種限定のほうです。
実は、廃棄における精神性曖昧さ生み出している諸悪の根源だとさえ思っています。
その中でも、リサイクル構造を持たずに業種限定している木材の業種限定は酷いとしかいいようがないと、
私個人的には思っています。
熱いコメントありがとうございます。感情混じりのところなどは、迫力すら感じました。
バイオマス専ら物、是非実現させたいものですね。
区分、業種限定については何とか改正したいと思っています。短くてもよいので、是非他の方のコメントも頂戴できればと思います。
よろしくお願いします。