6月も早や1週間余りが過ぎ5日は二十四節気の芒種であった。芒種は、それまでの初夏らしさから蒸し暑さを感じる時期になり、同時に梅雨入りもする頃と言われているが、近畿地方は平年通り7日に梅雨入りした。紫陽花が咲き、梅の実が青から黄色に色付き、蛍が飛び始める頃でもある。近くを流れる明王寺川でも蛍が飛び交っている。
昨日はコンサートに行くため早めに家を出て、フェスティバルホールに程近いリーガロイヤルホテルのイタリアンレストラン [ベラ コスタ」でランチをとった。ネットで調べた5周年記念メニューはリーズナブルで盛り付けも素晴らしく美味しかったので得をした気分だった。堂島川の景色を眺めながら寛ぎのひとときを過ごすことができた。演奏会の開演まで時間が相当あったので、中之島バラ園まで時間つぶしに行ってみたが残念ながら花はもう終わりになっていた。しかたなく中之島公園を散策しながら公演会場に向かった。それでも時間があったので4月に完成し店開きしたフェスティバルタワーウェストで暫し休憩した。その後、堂島川の向こう側にある堂島ロール本店で土産を買ってからフェスティバルタワーに戻り、大阪でトップクラスの人気を誇る「ラーメン 而今」で軽めの夕食を済ませホールに向かった。これには付録があって堂島ロールで買い物中、リーガロイヤルでの忘れ物に気付き、急いで京阪電車中之島線に乗車し忘れ物を取りに行った。切符を買う手間が省けICOCAが思わぬところで役に立った。ホームまでの乗降に汗だくだく、お腹も空きラーメンが殊の外美味しかった。
辻井伸行x服部百音究極の協奏曲コンサートは素晴らしかった。服部百音の父は服部隆之、祖父は服部克久、曾祖父は故・服部良一さん。5歳からバイオリンを始め8歳でオーケストラと初共演。2009年、ヴィエニアウスキー国際バイオリンコンクール ジュニア部門で史上最年少(10歳1ヶ月)優勝並びに特別賞を受賞した。 本日の曲目はチャイコフスキー「バイオリン協奏曲ニ長調」であった。時々演奏の合間に汗を拭きながらの熱演、その美しい音色にうっとりした。 辻井伸行は盲目というハンディを背負いながらも2009年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールにて日本人史上初優勝で一躍有名になった。曲目はショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ単調であった。時折体を前後に動かしながらリズムをとっていたが実際ライブで聴くと凄いの一言、鳥肌が立つぐらい感動した。演奏が終わると万雷の拍手が鳴りやまず、服部百音と共に再登場しアンコール曲「真田丸」メインテーマを演奏した。昨日は美味しい料理と素晴らし音楽を聴き身体も心も癒され幸せを感じた一日となった。