はや6月も余すところ1日、1年の半分がまたたく間に過ぎ去った。今年も7日に四国から関東甲信まで一斉に梅雨入りした。しかし、梅雨入り発表後、雨は殆ど降らず晴天の晴れ間が広がっていた。今月下旬になって梅雨前線が本州付近に停滞するようになり、鬱陶しい梅雨空が戻ってきた。7月に入り梅雨末期になると梅雨前線も活発になり局地的な大雨に注意が必要だ。今月に入り咲き始めたナツツバキ、ヒメシャラが見頃を迎えた。清楚な白い花を咲かせ、ナツツバキは沙羅の木とも呼ばれている。1日花で咲いた花はその日のうちにポトリと落ちてしまう。平家物語の冒頭にも「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色盛者 必衰の理をあらわす」。沙羅双樹の花の色は栄えたものも必ず衰ろえるという道理を表している。梅雨の時期に似合う花は何といっても紫陽花だ。庭では色とりどりの紫陽花が咲き揃った。梅雨で気分も滅入りがちになるが、綺麗に咲く紫陽花に癒され季節を楽しむことができる。この時期の果物と言えばサクランボ、今年も山形産の佐藤錦を頂いた。赤くて丸いルビーのようなサクランボ🍒大粒でパリッ♪プリッ♪ とした食感がたまらない。