忙しかった8月も終わりに近づき、慰労を兼ねて万座温泉に出かけた。途中世界遺産に登録された富岡製糸場を見学した。富岡製糸場の建造物群はフランス人による設計図と日本人大工の建築技術により、屋根は日本瓦をのせた和洋折衷の大規模な木骨煉瓦造りという特殊な構造で、1872年(明治5年)操業を開始した。繰糸場の天井は中央に柱がないトラス構造になっていて繰糸機は当時としては世界最大級といわれた。ガイドさんが柱がないので走らないように静かに見学して下さいとダジャレを言ったので思わずふきだした。製糸場というと野麦峠のイメージが強いが、富岡製糸場は官営であったため、診療所や病室も備え労働時間も7時間30分と今と変わりなく寄宿舎の食事も三食出され、それ程過酷な労働ではなかったようだ。万座温泉への万座ハイウエーが台風による土砂崩れで閉鎖されていて、別のルートを通って万座温泉へ向かった。たまたま民主党政権下で物議を醸した八ツ場ダムの吾妻川中流域を通ったが橋脚、道路、鉄道などの付帯工事はかなり進んでいた。
その後、万座プリンスホテルに宿泊した。万座温泉へ行くのは実に30数年ぶりのことであった。当寺、鹿谷中学校が修学旅行で数年間信州方面へ行っていたことがあり、修学旅行の引率で2回万座温泉で宿泊したことがあった。信州方面へ修学旅行に行く中学校は数少ないようだった。万座温泉の湯は硫黄泉で乳白色、独特の臭いはあるが、海抜1800mの雲上の露天風呂は、遥かに広がる山並みの絶景を望むことができ最高だ。当夜は曇っていたので、満天の星を仰ぐことはできなかった。一風呂浴びてフランス料理のディナーとなった。風呂上がりの浴衣姿でフランス料理を食べるのは初めて何か似つかわしくなかったが、リラックスできて料理を味わえて良かった。└|∵|┐ウマイ♪
帰りは草津温泉、軽井沢周辺を散策したが、行く夏を惜しむように大勢の観光客であふれていた。天候は両日とも雨の予報が出ていて、雨の準備を周到にして出かけたが、機上やバスの中では雨が降っていたが、現地に到着する頃には雨はピッシャと止み傘の出番はなかった。それどころか軽井沢の気温は18℃前後と10月頃の気温で肌寒い位であった。
帰路、羽田発の飛行機が遅れ、夜中の中国道を走ったが、夜間高速度を走るのは久しぶりの事で見難く目が疲れた。動体視力がおちてきているようだ。
温泉に浸かり美味しいものを食べ最高にリフレッシュ、夏の疲れを癒すことができ9月からも頑張れそうだ。(-^0^)人(^0^-)イェ~イ☆