JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

吉野御朱印巡り①

2020-11-20 | 御朱印めぐり
近鉄の「1dayおでかけきっぷ」を使った御朱印巡り、今回は吉野です。

吉野は近鉄吉野線の終点にあり、春の桜や秋の紅葉で知られる景勝地です。もう一つの顔が修験道の聖地であること。吉野には金峯山寺があり、今も女人禁制を守る大峯山への入り口ともなっています。大峯山をはじめ黒滝村や天川村、さらにその先にある熊野などへの山道が続いており、足利尊氏に敗れた後醍醐天皇勢が南朝を置いたところです。


吉野へは阿部野橋からの特急または急行があります。

特急で1時間15分前後、急行で1時間30分少々です。橿原神宮前から吉野までの吉野線内では急行が各駅に停車し普通の代わりとなっており、特急もほぼ1駅ごとに停車します。吉野特急の特急料金はどこまで乗っても520円ですから吉野までなら特急に乗るのもいいと思います。座席の快適さが違いすぎることも理由で、案外お買い得なんです。

阿部野橋駅からスタート。

今日の特急もホームベース君でした。私の乗っている車両は発車間際に1名乗り込んだくらいでほぼ貸切でした。

ホームベース君の車内はこのような感じです。昔の「雷鳥」みたいな感じです。


南大阪線は藤井寺までは比較的妥当なルートをたどりますが、そこから先は地図で見れば明らかに不自然なルートを取っています。古墳の間を縫うように走り右に急カーブして道明寺駅に入り、次の古市駅でも無理な左カーブで橿原を目指しています。特急とてこの区間ではスピードが上がりません。

これは柏原-道明寺-古市-富田林というルートが最初にでき、ここから阿部野橋方向と橿原神宮前方向へ線路を延ばしたためです。恐らく大軌ならば藤井寺の先で緩やかに右カーブさせて古市まで真っ直ぐ線路を引いて立体交差させるはずで、建設資金に乏しかった大阪鉄道は無理があっても安上がりなこのルートを選ぶしかなかったのでしょう。

橿原神宮前からは単線になり急カーブや急勾配が続くため特急のスピードもがくっと落ちます。停車しても乗り降りするお客はなくドアもすぐに閉まります。吉野川の大鉄橋を渡ると吉野神宮で、次が終点の吉野です。

終点の雰囲気がある駅です。

吉野駅は谷底にあり、尾根筋にある金峯山寺など吉野のコアなエリアに行くには七曲がりという急な坂を上るかロープウェイで上るかになります。今回は一番奥の奥千本まで足を伸ばすためロープウェイの利用です。

ロープウェイは近鉄ではなく吉野大峯ケーブル自動車という地元資本の会社がやっています。ケーブルカーではなくロープウェイなんですがこれは英語のケーブルカーがロープウェイを意味するためです。

1929年開業という現存する中では最古のロープウェイです。戦前に存在したロープウェイの多くが戦時中に休止させられ金属製の支柱などは回収されていますが、こちらは生活用であったため営業を続けることができ、現役として90年以上使われ続けています。

ゴンドラも50年物で床面がフラットではなくケーブルカーみたいに段があり古い形態をそのまま残しているある意味貴重な存在です。ただ寄る年波には抗しきれず2017年から2年間運休となり、現在は火・水・木は全面運休し代行バスが運転されています。

結構揺れます。もちろんロープウェイも改良され最新のものは揺れにくいのですが、古い方式なので揺れるんですね。3分少々で山上に到着です。

山上に到着。一帯は「下千本」という吉野のいわば入り口で標高は300mほど。この先中千本・上千本・奥千本と続きます。奥千本の金峯神社の標高が760m前後なのでバスに乗って奥千本まで行き、歩いて下千本まで戻ってくることにします。

吉野山内のバスも吉野大峯ケーブル自動車が運行しています。現在は土日祝のみの運行となっています。マイクロバスが来ました。降りるバス停を申告し運賃前払いとなります。奥千本まで20分弱・500円かかります。

「最近はコロナでさっぱりです」とのこと。近鉄が「ガラガラの近鉄特急で吉野へ」とやっていることを話すと驚いている様子。かき入れ時の紅葉までに落ち着いてもらえれば、と話してくれました。

途中から人家の全くない林道に入ります。対向車が来れば怖いくらいの道ですが全く来ません。ひたすら上って勾配が緩くなったら奥千本に到着です。

人気のない場所で、バス停の目の前に金峯神社の鳥居があるだけです。

金峯神社は御朱印が頂けるらしいのでお参りに行ってみましょう。創建年などはかっきり分からないものの、藤原道長も参詣した記録があるそうです。吉野の地の神様である金山毘古命を祀っているそうです。

社務所に人影があります。お参りしてから御朱印をお願いしましょう。まわりには西行が隠遁した西行堂などがありますが近辺で普段人がいるのはこの社務所くらいだそうです。うしろでテレビの音がしていますので電気は来ているようですね。

金峯神社の御朱印です。

西行堂を薦められたもののこんな道で靴が合わず断念です。履いてきた靴では確実に滑ってしまうことでしょう。


ここからケーブル乗り場までひたすら下りが続きます。約5kmで標高差は400mあります。しばらく人家のない道を歩きます。いかに金峯神社がポツンとあるのかがよく分かります。ようやく人家が見えて吉野水分神社です。

7世紀頃の文献まで遡ることができるものの創建ははっきりせず、9世紀に現在地に移っています。秀吉が子宝祈願をしたところ秀頼を授かったため、秀頼の名で社殿を整備、これが今も残されており国の重要文化財になっています。

明治の神仏分離で金峯山寺から独立した神社となり現在に至っています。

境内は無人で御朱印は300円を小銭入れに入れて送り先をこのノートに書いておけば後日郵送されるそうです。時折判読できない字を書いている人がいるようで送られてきていない場合は連絡して欲しい旨ありました。


ここからまた人家が途切れ吉野の雄大な景色を見ながら坂を下ってゆくことになります。金峯山寺はまだまだ遠くにしか見えません。

今回はここまで。続きます。
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移動耳より情報

2020-11-19 | シャック便り
[宮古島の路線バス網大改変へ]
2021年1月に宮古島市役所が移転することに伴い、宮古島の路線バス3社(宮古協栄バス・八千代バス・共和バス)の路線が大改変されます。

概要は、
・3社の結節点を平良港ターミナルから新市役所に変更。
・協栄バスはルートを一部変更し市役所に乗り入れ。
・八千代バスは宮古第一ホテルから市役所へ乗り入れ。平良港乗り入れは廃止。
・共和バスは公設市場から郵便局前を経由し市役所へ乗り入れ。平良港乗り入れは廃止。

新市役所の位置は宮古広域消防組合の庁舎北隣で、旧宮古空港ターミナルに近い場所です。それならば現在の宮古空港ターミナルを結節点にした方が観光客にとって便利なのではと思います。


[マリックスラインが新造船を投入へ]
鹿児島-奄美-那覇のマリックスラインが「クイーンコーラル8」の老朽化により新船を投入することになりました。来年12月に就航の予定です。

新造船は内海造船で建造され約8,000tで航海速力は21ノット。旅客定員を100名減らす一方で貨物の積載能力を引き上げています。


[佐渡汽船のジェットフォイル導入は中止]
佐渡汽船が高速フェリー「あかね」の運航を取りやめ中古のジェットフォイルで代替する計画を立てていましたが、同社の経営難から中止されることが決まりました。運用を見直すことで現用の船隊で賄うことに変更したようです。

佐渡汽船は新型コロナウイルスの影響で債務超過に陥っており、新規の投資を見送ることになった一環のようです。
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京都 紅葉穴場情報

2020-11-18 | 御朱印めぐり
昨日ご紹介しました八幡市の特別拝観の他にも京都で穴場と言えそうな特別公開がありますのでご紹介します。「まるごと美術館 実行委員会」が開催している「まるごと美術館」です。


上京区の西陣にある寺社や町家を会場に所有する宝物や現代アート作品を展示するもので、夜間はライトアップも行っています。

今回は12/6までの予定で妙覚寺・妙顕寺・妙蓮寺の3ヶ寺で開催されており、いずれも紅葉も楽しむことができます。市バスの「堀川寺ノ内」下車が便利です。


妙覚寺は現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」で信長の宿所としてしばしば登場しており、浅井・朝倉連合軍から辛くも逃げ帰った信長が逗留していたのも妙覚寺でした。

妙蓮寺は2021年の「京の冬の旅」で特別公開となることが決まっておりライトアップされた庭園などを拝観できます。

このほか近くの本法寺も特別公開と夜間ライトアップを行うそうです。


いずれも京都市観光協会の「京都観光Navi」に掲載されておらず穴場的なスポットとなっています。密を避ける意味でもオススメできるかと思います。
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11/21・22に京都の郊外・八幡市で特別公開を実施

2020-11-17 | 御朱印めぐり
3連休と紅葉の見頃が重なり混雑しそうな京都ですが、今年も郊外の八幡市で11/21と22に特別公開が行われます。観光協会のサイトはこちら。同じ内容のチラシは京阪電車の駅にも置かれています。

※リンク中にあります飛行神社での愛媛県八幡浜市の物産展は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたのでご注意ください。

公開対象は9カ所で、うち7社寺では手水鉢に花を散らした花手水や生け花の展示もあります。


また以下の社寺で期間中だけの特別な御朱印が頂けます。

・石清水八幡宮 春夏秋冬の刺繍御朱印(1,000円)
・善法律寺 八幡大菩薩御朱印(書き置きのみ、500円)
・飛行神社 花手水御朱印
・単伝庵 一斉公開記念印入り御朱印(300円)


八幡市へは京阪の石清水八幡宮駅下車です。今年は京都市内での特別公開が少ないこともあり、密を避けながら紅葉を楽しめる八幡市までぜひ足を運んでみてください。
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沖縄移動運用報告⑥

2020-11-16 | 移動運用結果報告
11/10(火)那覇→与那原→那覇→伊丹
あっという間に最終日です。早いものですね。

今日は与那原町から出てみます。与那原は2010年以来です。小さな町でアンテナを張ることのできる場所がほとんどなく、長年QRVできずにいました。今回できそうな場所を見つけましたのでお試しで行ってみたいと思います。

宿に使わない荷物を預かってもらい引き払います。与那原へは那覇バスターミナルから沖縄バスか東陽バスが一般的です。以前はバスの本数が多く待たずにバスに乗ることができましたが、運転手不足や南城市の人口減少によるバス網の再編などがあって大幅に減便されています。

那覇バスターミナルに着くと目の前に斎場御嶽行きの東陽バスがいます。与那原経由だそうで乗ったらすぐにドアが閉まり発車しました。ラッキーでした。

車が完全に止まらないうちにドアを開けるなど東陽バスらしい走りっぷりを見せてくれます。

途中渋滞でもたもたしたものの与那原のJef(ハンバーガー屋さん)が見えてきて与那原町に入りました。教会前バス停で下車です。

ご覧の通り教会の前です。ここから東浜に向かいます。与那原は本島東海岸の港町として古くから栄えており、狭い町内で開発できるところはとっくの昔に開発が済んでしまったため埋め立て地の東浜が造成されています。東浜にはマンションや郊外店が建ち並び1990年頃に1.4万人前後だった人口は2万人近くにまで増えています。

東浜にはまだ未開発の土地が残っており、こちらに行ってみます。一時は東陽バスがバス路線を開設したのですが需要が伸びず廃止されています。

ラウンドアバウトがあります。が、この写真の上下方向しか道路が開通してなく何の意味もない施設になっています。

当初考えていたところは施錠された柵で閉ざされていました。これではダメです。どうしようか考えるとマリーナの先にできそうな場所を発見。東屋がないのが残念ですが今日は日差しが強くないので何とかなりそうです。


余計な時間を使ってしまいましたが何とかQRVできそうな場所を発見。釣り人も来ないところだったのでセーフです。ここにアンテナを張ります。何とか始めることができたものの時刻は9時。7MHzの本土が開いているのはあと少しの時間しかありません。

幸い早い時間でクラスタに載せていただきました。ペースを上げ進めてゆきます。与那原は移動が難しいだけあってよく呼ばれますし、「与那原町初めてです」という方も多いです。

結局1時間でSが落ちてきました。本島は10時頃までですよね。

18MHzに出てみましょう。入れ違いで開く時間でして、1エリア中心で開いていました。しかしながら10時30分を過ぎると明らかにペースが落ちます。Condxはここまでなのでしょう。11時29分のバスに乗るため終了とします。

与那原からは7MHzで86局、18MHzで10局の計96局でした。


教会前バス停の近くに与那原郵便局があります。

こちらも風景印が配備されていますからもらっておきましょう。

与那原郵便局の風景印です。与那原名物のの大綱挽が描かれています。毎年10月開催なのですが今年は残念ながらコロナで中止だったそうです。風景印にも観客が大勢描かれていますのでこれでは密を避けられませんよね。

帰りは少しひねって東陽バスの191番で首里駅に行ってみます。南城市の馬天営業所から与那原・一日橋・首里駅前(鳥堀)を経由し浦添市の城間に向かう路線です。那覇バスターミナルを経由しない東陽バスらしい変態チックな路線です。


宿に預かってもらっていた荷物を引き取り空港へ。残った時間でお昼と最後の買い物です。

旭橋駅近くの天妃そばで。

正統派の沖縄そばで美味しいです。いなり寿司付きで600円です。

リウボウの前はこの時期クリスマスツリーが置かれますが今年は首里城みたいです。ジミーのチーズケーキも調達し空港へ。

18時5分発のJAL2088便で伊丹に帰りましょう。帰りもファーストクラスの座席が割り当てられています。どうやら羽田-那覇には国際線機材が割り当てられるケースがあり、ビジネスクラスの座席がクラスJになっているのだとか。それもいいですよね。

19時55分に伊丹到着。荷物が重いのでタクシーで帰りたいと思います。


今回は5日間合わせて7MHzで367局、18MHzで34局、21MHzで25局の計426局でした。500局すら達成できない状態で特に日曜の悪天候が残念です。そんな中でお呼びいただいた皆様ありがとうございました。

次回沖縄は来年5月下旬の予定です。今のところ今年5月に立てていた計画をベースに再チャレンジしたいと考えています。
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沖縄移動運用報告⑤

2020-11-15 | 移動運用結果報告
11/9(月)那覇→沖縄市→那覇→浦添→那覇
勝負どころの土日が過ぎましたので今日はのんびりと。午前中は初挑戦の金武町からQRVし、沖縄市の原点でコーヒーを飲んできたいと思います。

朝起きたら雨。強くはないもののどうやら昼前までは安定しない天気だそうです。これではQRVできないので金武町行きは中止し天気の安定する夕方のパスで那覇近郊からQRVすることにしました。金武町はいずれ行ってみるつもりです。

仕方ないので午前は首里近郊の御朱印と風景印巡りに時間を充て、沖縄市の原点でコーヒーを飲んできたいと思います。


首里近郊の御朱印と風景印巡りは別記事でご紹介します。


やんばる急行バスで山里まで行きます。やんばる急行バスは車上決済端末を導入しており、VISAやMASTER、EdyやWAON、nanaco、iDが使えます。キャッシュレス決済のポイントが還元されてWAONにチャージしましたので、今回初めてWAONで決済しました。僅かですがJALのマイルになりますhi

山里で下車、お昼は「だるまそば」で。

軟骨ソーキ煮付けセットです。沖縄そばに軟骨ソーキや大根などの煮付けがセットになっておりいかにも沖縄らしい分量の多さです。青菜に見えて実はレタスなのも沖縄らしいです。

お腹いっぱいになり原点でコーヒーにします。地元客中心なのでお客さんはそれほど変わらないとのこと。お土産用の挽いたコーヒーも買って帰りました。


どこでQRVしようか考えましたが、夕方以降の予定を考えていつもの浦添から出ます。7MHzだけでいいでしょう。浅野浦バス停からいつものところに向かいます。アンテナを張り14時30分にスタートです。

最初はまだオープンしていない感じでしたが、15時を回ると本格的にオープンし呼ばれるようになりました。1エリアから6エリアあたりまで広く開いています。とはいえ西表島や小浜島のようなエリア指定が必要なパイルではなくほどほどでコントロールしやすいです。

時折頭の上をオスプレイが通過してゆきます。
ジェット機よりはうるさくはないです。

本土とのオープンによい時間帯ですからずーっとコンスタントに呼ばれ続けます。これは有り難いです。こんな感じで夕方にQRVできれば有利なのですが、船やバスなどの制約でなかなか難しいのも確かです。

帰りは17時とします。17時で切り上げて終了としました。


昨日は夕食で苦労したので今夜は辻の88でステーキです。この一帯はまだ店を開けているところが多いので有り難いです。メニューを減らしているものの営業をしており、おいしくステーキを食べることができました。

お腹を満たして「泡盛倉庫」へ。スタッフの一人が日曜に座間味に行っていたそうで、渡嘉敷に行った私と同じく散々な目に遭ってきたそうです。今夜は宮古の泡盛「沖之光」の飲み比べです。宮古では「菊の露」と「多良川」があまりにもメジャーで、「沖之光」や「ニコニコ太郎」、「豊年」などは頼まないと出てきません。

さらに「この間宮古の人に頂いたのですが」ということで出てきたのが何と「千代泉」の一升瓶。千代泉は廃業し泡盛倉庫の比嘉さんが原酒を引き取りブレンド酒にしたりタンクに残った原酒を販売していますが、それ以前の盛業中のお酒です。2013年に千代泉の親父さんが亡くなって生産がストップ、2018年に正式に廃業しているので少なくとも7年以上の酒ということになります。


本日は125局でした。ありがとうございました。
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沖縄移動運用報告④

2020-11-14 | 移動運用結果報告
11/8(日)那覇→渡嘉敷→那覇
本日は渡嘉敷です。

いつもでしたら朝の高速船で渡嘉敷に入っています。これなら渡嘉敷到着が9時35分になり、10時過ぎにはスタートできるためハイバンドにはぴったりです。しかしながら今年はハイバンドが全然ダメなので10時発のフェリーとし、逆に帰りを高速船にして午後の7MHzのオープン狙いにしてみます。

泊港 (10:00発)→渡嘉敷(11:00着) ※渡嘉敷島滞在時間6時間
渡嘉敷(17:00発)→泊港 (17:35着) 

これなら16時頃まではQRVできるので7MHzの夕方の本土オープンに対応できます。

慶良間諸島方面も波の高さが3~4mと高い状態が続いており船の欠航が続いています。今日の波の予想も1.5mのち3m。朝8時に当日の就航可否が決まります。確認すると就航とのこと。


ということで泊10時発のフェリーに乗船します。

とまりんにある渡嘉敷の連絡所で乗船券を買い、マーミヤかまぼこ店で弁当も買っておきます。

もう乗船して良いとのことでフェリーとかしきに乗り込みます。デビュー当初のスッキリした外観から段々ゴテゴテしたものに変わってきました。

こちらは先日就航した「ニューフェリーあぐに」。確かにサイズアップしてます。狭い粟国港では操船が大変かも知れませんね。

出航に那覇港の防波堤を過ぎるとうねりがあって揺れてきます。フェリーなので何とかなる状態で、高速船なら少々きつい揺れになるでしょう。

ローソンで飲み物ついでにこんな物も買っています。「紅いもタルト」でおなじみ御菓子御殿のレモンケーキです。御菓子御殿はスーパーでも個包装の単品売りをやっていますが、沖縄ローソンでも9品を扱い始めたそうです。看板商品の「紅いもタルト」は今年初め頃には原料の紅芋の入手難から15個入りの販売を取りやめるとしていましたが、コロナで需要が消滅、逆に紅芋が余って契約農家以外からの芋の買い入れを止めているそうです。それでも原料の在庫が積み上がる一方だとか。

11時10分に渡嘉敷到着。いつもの場所まで向かいましょう。

天気が良くて暑いです。Tシャツ1枚で十分。

汗をかきながら丘を登ってこの展望台に到着。アンテナを展開しましょう。昼前なので21MHzはギリギリチャンスですから21MHzを張ってみます。

11時50分にスタート。開いてますね。大票田の1エリアが開いており、さらには8から3あたりまでQSBを伴うものの開いています。やっぱりこの時間は開くようですね。

これは幸先がいいと思っていたところ、12時20分頃にスマホのプッシュ通知で「渡嘉敷村 激しい雨の予想」が。「えっ」と思いつつ雨雲レーダーを見ると既に座間味は雨のようです。21MHzのオープンが終わってきたこともありアンテナを撤収、さらに機材もしまっておきます。収納が終わったところで雨になりました。

通り雨かと思ったらどんどん強くなります。次第に風雨が強くなり横殴りの雨になります。展望台の下でレジャーシートを雨除けに使い雨宿りです。雨除けのできるところでよかったです。とはいえ物が吹き飛ぶような強風でとにかく耐えるしかありません。

1時間以上耐えて少し小降りになりました。15時頃には雨が止む予想ですが海は大荒れに変わっています。帰りは高速船「マリンライナーとかしき」を予定していましたが、欠航してもおかしくない状態ですし、就航しても大揺れになることは明らかです。15時30分のフェリーに変更することとしました。港までは20分弱。途中の村役場かAコープまで行けば雨宿りはできるでしょう。タイミングを見計らって脱出することにしました。

いつもお世話になっているJS6EAQ局によると那覇は雨が降っていないそうで、ピンポイントの大雨だったようです。見事港まで雨に降られず脱出成功です。もはやこれ以上のQRVはできず途中打ち切りとしました。幸い機材は濡れておらず明日以降も移動を続行できそうです。


乗船券をフェリーに変更して購入、船に乗り込みます。

ご覧の通り到着時の天気とは全く違うことが分かって頂けると思います。

もちろん渡嘉敷港を出ると揺れます。デッキに出ないよう放送で案内されており、中には船酔いしている人もいます。3階の客室の窓を海水が洗うような荒れ具合で、これでは高速船はきついでしょうね。

那覇港の防波堤を過ぎるとようやく落ち着いてきました。16時40分に泊港到着。宿に戻りましょう。


宿に荷物を下ろし服を乾かしたらサンエーに買い物に行ってみます。ポーク缶とかを買い込んでおきました。

今夜は国際通りで夕食を、と思ったらほとんどの店が閉まっています。辻の88やジョージレストランに行くと「麒麟がくる」の金ヶ崎を見ることができないので「どらえもん」で宮古そばにしました。地元向けのお店なのでここは営業していました。


本日は25局でした。散々な目に遭い途中打ち切りとなってしまい特に7MHzを期待された方には申し訳ありませんでした。某アワードで渡嘉敷村が欲しいという方がいるようですが、この時期渡島すら難しい日があることをご理解頂きたいと思います。
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沖縄移動運用報告③

2020-11-13 | 移動運用結果報告
11/7(土)石垣→小浜島→石垣→那覇
今日は朝一番の高速船で小浜島に行き午後の飛行機で那覇に戻る予定です。

テレビで天気確認をしながら朝食を食べ離島ターミナルに向かいます。波の高さは問題ないようです。6時台に行動を始めるなんて八重山では早朝過ぎますhi

YKFのコンテナ、なかなか格好いいですね。

石垣(07:10発)→小浜(07:40着) ※小浜島滞在時間3時間30分
小浜(11:10発)→石垣(11:40着) 

今日も往復YKFでゆけるので往復割引と「ちゅらナビ」の割引が使えて有り難いです。JALの機内または降機のときに配っている「ちゅらナビ」はこんな風に割引で使えますからもらって置いた方がお得ですよ。ちなみに安栄でも5%割引になります。

朝一番は「サザンパラダイス」です。昨日の「サザンイーグル」の姉妹船になります。3人掛けの座席を2人で使って全部埋まる盛況です。

7時40分に小浜港に到着。

もう「ちゅらさん」なんて言うのはお年寄りだけになりましたね。2001年に放映され主人公役の国仲涼子さんも既に41歳。あれだけ可愛かったガッキーも今や32歳ですもんね。早いものです。沖縄出身で現在20代の女優さんって二階堂ふみさん、松田るかさん、黒島結菜さんあたりになりますもんね。

いつものところへ向かいます。

まるで夏のようなお天気。今日は30度近くまで上がるみたいです。もちろんTシャツ1枚で十分。

結構に汗が出て到着。ここは日よけがあるので便利。アンテナを展開します。

まだ早い時間なので7MHzがいいでしょうね。オープンしなくなれば18/21MHzにQSYする予定です。

8時10分にスタートです。西日本中心で開いているようで特に北部九州の局が強いのですが、中には0や2エリアからもコールがあります。割と早いタイミングでクラスタに載せていただき昨日の西表と同じようなパイルになります。今日は土曜日ですから早めにエリア指定に切り替えました。西日本がメインなので「1」「2・9・0」「3・4」「5・6」「7・8」の5ブロック回しにします。エリア指定しないとコールバックが分からない局が続出してなかなかペースが上がらないです。コールバックに関係なしでロングコールをかますような局、コールサインのうち2文字くらいしか合ってないのに自分だと勘違いする局などもいるのですが、それでもかなりスムースになりました。

やはり沖縄から言えば距離の短い6エリアが強い感じで、エリアを分けてコールする局を減らした方が正解でした。1回回して解除しましたが、既に9時近くになっておりSが弱くなってきました。7MHzの本土オープンは本島なら10時頃まで、宮古・八重山では9時頃までが目安ですが、今日もその通りみたいですね。

アンテナを18MHzに張り替えます。8エリアの局が聞こえており、根気よくCQを出したら8の局から呼ばれます。10時を回ると7エリアが中心になってオープンします。「ハイバンドが死んでいる状態」と言われますが、一定程度は開いておりクラスタに載ってないから開いてないと思っている局が多い感じがします。安定してはいませんが開いています。

帰りの船の時間は11時10分。余裕を見て10時30分過ぎに終了とします。帰りの船に間に合いました。

昨日に引き続き帰りは「あやぱに」。団体客が入っているようで盛況です。

離島ターミナルで荷物を受け取りバスで石垣空港に向かいます。

お土産屋さんでこんな物を発見。八重山ゲンキ乳業の乳酸菌飲料「ゲンキクール」は石垣島ではよく見かけるのですが、要冷蔵&紙パックでの販売ですから本土に持ち帰ることは難しいです。そこで出たのがサイダーにして瓶詰めし常温で長期保存ができる「ゲンキサイダー」だそうです。

13時15分発のJTA612便で那覇に引き上げです。帰りも「JGC専用席」を確保しています。

宮古島や来間島が見えてきました。また行きたいのですが伊是名とか多良間とかも行きたいしでなかなか時間が取れません。

14時15分に那覇空港到着。荷物を受け取りゆいレールに乗って牧志駅に向かいます。


定宿に到着。荷物を下ろし牧志の公設市場付近をうろついてみます。いつもの泡盛屋さんへ。最悪の状況は脱したそうですが依然として1店を閉めて1店のみの営業だそうです。消毒用の高濃度アルコールがまだ少し残っていたので買っておきました。消毒用のアルコールの供給不足で臨時に認められた高濃度アルコールの製造ですが、さすがに各社とも製造が終わっているらしく在庫のみみたいですね。5年寝かせて消毒に使いたいと思いますhi

試飲させてもらった足で今度は久米の「泡盛倉庫」へ。黒糖酵母の「赤松藤」などを飲んでのんびりです。


本日は7MHzで59局、18MHzで24局の計83局でした。ありがとうございました。
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沖縄移動運用報告②

2020-11-12 | 移動運用結果報告
11/6(金)伊丹→那覇→石垣→西表島→石垣
沖縄に向け出発です。

いつも通り8時55分発のJAL2081便で那覇まで行きましょう。石垣までの乗り継ぎとしてあります。乗り継ぎにしておけば荷物は石垣まで何もしなくても運んでくれ便利です。

那覇への往復は修学旅行が多いためJALで一番大きな777-300型機が割り当てられます。それでも詰め込まれるため連中とは別になるクラスJで予約しています。が、新型コロナウイルスの影響で修学旅行がほぼなくなっているようで、この冬ダイヤでは一回り小さな777-200に変更され、ファーストクラスの座席をクラスJとして割り当ててくれています。飛行時間が長いのでこれはラッキー。

肝心の座席ですが確かに快適。伊丹-羽田のたった1時間弱のフライトでファーストクラス料金を払う気は全くありませんが、何せ2時間ですからじっくり快適な時間を過ごせます。これでクラスJなのですからお買い得でした。


定刻より10分早い11時に那覇空港到着。いつも通り半袖に着替えておきます。

乗り継ぎの石垣行きJTA609便は12時15分発なのでお昼は空港の売店で何か買いましょう。JAL側なのでBLUE SKYかCoralwayかになります。どちらも空弁を売っていますし、スナックエリアもあり沖縄そばなどの簡単なメニューを出しています。

選んだのが「大東まつり寿司」。卵が貴重品だった南大東島のハレの日の料理です。

石垣までは1時間なので普通席で十分ですが「JGC専用席」を指定しておきました。普通席なのに前後はクラスJより広いです。「Coralway」を読んでいると早くも13時5分に石垣空港到着。こちらも10分早く着いています。

荷物を受け取り、バスで離島ターミナルに向かいましょう。飛行機が早着したので1本早いバスに乗れました。

離島ターミナルのコインロッカーに使わない荷物を預け乗船券を買います。これまでは安栄観光(安栄)と八重山観光フェリー(YKF)とが共同運航(彼らは共通乗船券と呼んでいた)をやっていましたが10月にこれを廃止、以前のような同時刻に同じ行き先の船を出す競合ダイヤに戻っています。

共同運航は石垣島ドリーム観光(IDT)の八重山定期航路参入に対抗するためにスタートし、2018年に同社が定期航路から撤退(団体向け貸切は継続)したのちも続けてきましたがこれを解消しIDT参入前の状態に戻った形です。このため往復券は買った会社でしか利用できず大きく制約を受けます。

西表島については冬ダイヤの時期は上原の就航率が大きく下がるため大原行きがメインとなります。というか上原行きは台風20号の夜うねりを受け10/31以降全便欠航が続いており、ようやく今日から就航のようです。

帰りは大原からの最終便に乗ることとしますからYKFで往復券を買います。

石垣(14:30発)→大原(15:15着) ※西表島滞在時間2時間15分
大原(17:30発)→石垣(18:15着) 

「ちゅらナビ」で5%割引になります。船賃が高いので額としては大きく有り難いです。

14時30分の大原行きは「サザンイーグル」。佐賀県唐津市の江藤造船製の19t軽量高速船で、爆速の世界を楽しめます。

途中2カ所で揺れやすい海域を通過しますが、他はいつも通りの揺れでした。大原は揺れが少ないからいいですね。

15時15分に大原港到着。すぐ隣で設営します。

これなら雨が降っても大丈夫ですねhi

7MHzのアンテナを張り15時30分にスタート。もう本土が開いています。CQを出すと散発的に呼ばれる状態です。西日本中心で開いており「この程度のオープンかな」と思っていたらクラスタに載って大きく変わります。

・・・何局呼んでるかなぁhi ぐわーーーーんというSの塊で判別の付かないパイルになります。こうなるとコールバックすら訳が分からなくなります。致し方なくエリア指定に切り替えます。西日本が強いのは分かっていますから「1」「2・9・0」「3・4」「5・6」「7・8」の5ブロックで回します。これでようやくコールバックが分かりやすくなったようで効率が上がり15分で20局(80QSO/h)のペースに上がります。大きなパイルなのでとにかく数をこなさないといけませんよね。

5ブロックを1回回して60局あまりとQSOし時刻は16時40分。終了予定は17時過ぎなのでもう一度5ブロックを回すには時間が足りません。オープン戦に戻しますがまだ相当なパイルです。やっぱり効率が落ちますよね。

帰りの船は17時30分発でこれが最終です。乗り場はすぐ近くですが遅れないよう17時5分で終了させます。まだコールが続いていますがこればかりは何ともできません。


帰りの船に乗りましょう。

帰りの船は「あやぱに」。YKFの最新鋭大型双胴船です。団体客が入っているため席はそこそこ埋まっていました。小型高速船のような爆速は出せないようですが、それでも30ノット出せるみたいですね。


石垣港に到着。宿に入り荷物を下ろしたら買い物です。繁華街の人出はまだまだ少ないながらも閑散というほどではなくなりました。瀧川OMをしのびながら石垣の泡盛で夕食です。今でも耳の奥に瀧川さんの声が残っています。ご冥福をお祈りしたいと思います。

締めにファミリーマートでこんな物を発見。オハコルテ監修のヒラミーレモンシュークリームです。オハコルテは季節のフルーツを使ったタルト屋さんで、こじゃれたお土産も売っているので人気がありますが観光客が減って大変みたいです(7月に空港で買ったときにお店の女の子に聞いたらお客さんが少なくて、とこぼしていました)。沖縄のファミリーマートはリウボウ系の沖縄ファミリーマートが運営しており東京の本部から一部の商品開発を委ねられており自由に商品開発ができるようです。こういったコロナで苦しんでいる地元の業者とタイアップして手軽な製品を出しているのはいいことですよね。


本日は97局でした。時間が短かったのは残念。明日も頑張りましょう。
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沖縄移動運用報告①

2020-11-11 | 移動運用結果報告
計画編
今年2回目の沖縄です。新型コロナウイルスの影響で毎年5月の沖縄移動が7月頭にずれ込んだためあまり時間が経たないうちに2度目の沖縄です。


今回のメインは八重山群島と渡嘉敷村。昨年が宮古でしたので今年は石垣にしてJS6TKM 瀧川OMと泡盛でもと思っていたのですが、皆様ご存知の通り7/30に瀧川OMはサイレントキーとなり「また飲みに行きましょうよ」との約束は永遠に叶わないことになりました。クラスタに「石垣市」が出ることが大きく減ってしまい寂しくなりましたね。初日は西表島、2日目午前は小浜島から出てみます。

また平日の11/9(月)は北部の金武町、最終日の10(火)は南部の与那原町から出てみます。金武町は初めて、与那原町は長年いい場所が見つからず2010年以来10年ぶりとなります。

11/6(金)伊丹→那覇→石垣→西表島→石垣
  7(土)石垣→小浜島→石垣→那覇
  8(日)那覇→渡嘉敷→那覇
  9(月)那覇→金武→沖縄市→那覇
 10(火)那覇→与那原→那覇→伊丹


バンドは昼間の18/21MHzを中心に朝夕は7MHzを加えます。というかハイバンドが絶不調のため7MHzが中心になるでしょうからQRVする時間帯を少しずらして7MHz向きの時間帯を中心にしています。補助バッテリは4500mAHです。

南の方に動きの遅い台風20号があり、例年より冬の訪れが早く北からの季節風も吹いています。それらの影響で沖縄近海は3m前後の波の高い状態が続いています。船の就航に注意が必要でしょう。
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