JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

吉野御朱印巡り①

2020-11-20 | 御朱印めぐり
近鉄の「1dayおでかけきっぷ」を使った御朱印巡り、今回は吉野です。

吉野は近鉄吉野線の終点にあり、春の桜や秋の紅葉で知られる景勝地です。もう一つの顔が修験道の聖地であること。吉野には金峯山寺があり、今も女人禁制を守る大峯山への入り口ともなっています。大峯山をはじめ黒滝村や天川村、さらにその先にある熊野などへの山道が続いており、足利尊氏に敗れた後醍醐天皇勢が南朝を置いたところです。


吉野へは阿部野橋からの特急または急行があります。

特急で1時間15分前後、急行で1時間30分少々です。橿原神宮前から吉野までの吉野線内では急行が各駅に停車し普通の代わりとなっており、特急もほぼ1駅ごとに停車します。吉野特急の特急料金はどこまで乗っても520円ですから吉野までなら特急に乗るのもいいと思います。座席の快適さが違いすぎることも理由で、案外お買い得なんです。

阿部野橋駅からスタート。

今日の特急もホームベース君でした。私の乗っている車両は発車間際に1名乗り込んだくらいでほぼ貸切でした。

ホームベース君の車内はこのような感じです。昔の「雷鳥」みたいな感じです。


南大阪線は藤井寺までは比較的妥当なルートをたどりますが、そこから先は地図で見れば明らかに不自然なルートを取っています。古墳の間を縫うように走り右に急カーブして道明寺駅に入り、次の古市駅でも無理な左カーブで橿原を目指しています。特急とてこの区間ではスピードが上がりません。

これは柏原-道明寺-古市-富田林というルートが最初にでき、ここから阿部野橋方向と橿原神宮前方向へ線路を延ばしたためです。恐らく大軌ならば藤井寺の先で緩やかに右カーブさせて古市まで真っ直ぐ線路を引いて立体交差させるはずで、建設資金に乏しかった大阪鉄道は無理があっても安上がりなこのルートを選ぶしかなかったのでしょう。

橿原神宮前からは単線になり急カーブや急勾配が続くため特急のスピードもがくっと落ちます。停車しても乗り降りするお客はなくドアもすぐに閉まります。吉野川の大鉄橋を渡ると吉野神宮で、次が終点の吉野です。

終点の雰囲気がある駅です。

吉野駅は谷底にあり、尾根筋にある金峯山寺など吉野のコアなエリアに行くには七曲がりという急な坂を上るかロープウェイで上るかになります。今回は一番奥の奥千本まで足を伸ばすためロープウェイの利用です。

ロープウェイは近鉄ではなく吉野大峯ケーブル自動車という地元資本の会社がやっています。ケーブルカーではなくロープウェイなんですがこれは英語のケーブルカーがロープウェイを意味するためです。

1929年開業という現存する中では最古のロープウェイです。戦前に存在したロープウェイの多くが戦時中に休止させられ金属製の支柱などは回収されていますが、こちらは生活用であったため営業を続けることができ、現役として90年以上使われ続けています。

ゴンドラも50年物で床面がフラットではなくケーブルカーみたいに段があり古い形態をそのまま残しているある意味貴重な存在です。ただ寄る年波には抗しきれず2017年から2年間運休となり、現在は火・水・木は全面運休し代行バスが運転されています。

結構揺れます。もちろんロープウェイも改良され最新のものは揺れにくいのですが、古い方式なので揺れるんですね。3分少々で山上に到着です。

山上に到着。一帯は「下千本」という吉野のいわば入り口で標高は300mほど。この先中千本・上千本・奥千本と続きます。奥千本の金峯神社の標高が760m前後なのでバスに乗って奥千本まで行き、歩いて下千本まで戻ってくることにします。

吉野山内のバスも吉野大峯ケーブル自動車が運行しています。現在は土日祝のみの運行となっています。マイクロバスが来ました。降りるバス停を申告し運賃前払いとなります。奥千本まで20分弱・500円かかります。

「最近はコロナでさっぱりです」とのこと。近鉄が「ガラガラの近鉄特急で吉野へ」とやっていることを話すと驚いている様子。かき入れ時の紅葉までに落ち着いてもらえれば、と話してくれました。

途中から人家の全くない林道に入ります。対向車が来れば怖いくらいの道ですが全く来ません。ひたすら上って勾配が緩くなったら奥千本に到着です。

人気のない場所で、バス停の目の前に金峯神社の鳥居があるだけです。

金峯神社は御朱印が頂けるらしいのでお参りに行ってみましょう。創建年などはかっきり分からないものの、藤原道長も参詣した記録があるそうです。吉野の地の神様である金山毘古命を祀っているそうです。

社務所に人影があります。お参りしてから御朱印をお願いしましょう。まわりには西行が隠遁した西行堂などがありますが近辺で普段人がいるのはこの社務所くらいだそうです。うしろでテレビの音がしていますので電気は来ているようですね。

金峯神社の御朱印です。

西行堂を薦められたもののこんな道で靴が合わず断念です。履いてきた靴では確実に滑ってしまうことでしょう。


ここからケーブル乗り場までひたすら下りが続きます。約5kmで標高差は400mあります。しばらく人家のない道を歩きます。いかに金峯神社がポツンとあるのかがよく分かります。ようやく人家が見えて吉野水分神社です。

7世紀頃の文献まで遡ることができるものの創建ははっきりせず、9世紀に現在地に移っています。秀吉が子宝祈願をしたところ秀頼を授かったため、秀頼の名で社殿を整備、これが今も残されており国の重要文化財になっています。

明治の神仏分離で金峯山寺から独立した神社となり現在に至っています。

境内は無人で御朱印は300円を小銭入れに入れて送り先をこのノートに書いておけば後日郵送されるそうです。時折判読できない字を書いている人がいるようで送られてきていない場合は連絡して欲しい旨ありました。


ここからまた人家が途切れ吉野の雄大な景色を見ながら坂を下ってゆくことになります。金峯山寺はまだまだ遠くにしか見えません。

今回はここまで。続きます。
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移動耳より情報

2020-11-19 | シャック便り
[宮古島の路線バス網大改変へ]
2021年1月に宮古島市役所が移転することに伴い、宮古島の路線バス3社(宮古協栄バス・八千代バス・共和バス)の路線が大改変されます。

概要は、
・3社の結節点を平良港ターミナルから新市役所に変更。
・協栄バスはルートを一部変更し市役所に乗り入れ。
・八千代バスは宮古第一ホテルから市役所へ乗り入れ。平良港乗り入れは廃止。
・共和バスは公設市場から郵便局前を経由し市役所へ乗り入れ。平良港乗り入れは廃止。

新市役所の位置は宮古広域消防組合の庁舎北隣で、旧宮古空港ターミナルに近い場所です。それならば現在の宮古空港ターミナルを結節点にした方が観光客にとって便利なのではと思います。


[マリックスラインが新造船を投入へ]
鹿児島-奄美-那覇のマリックスラインが「クイーンコーラル8」の老朽化により新船を投入することになりました。来年12月に就航の予定です。

新造船は内海造船で建造され約8,000tで航海速力は21ノット。旅客定員を100名減らす一方で貨物の積載能力を引き上げています。


[佐渡汽船のジェットフォイル導入は中止]
佐渡汽船が高速フェリー「あかね」の運航を取りやめ中古のジェットフォイルで代替する計画を立てていましたが、同社の経営難から中止されることが決まりました。運用を見直すことで現用の船隊で賄うことに変更したようです。

佐渡汽船は新型コロナウイルスの影響で債務超過に陥っており、新規の投資を見送ることになった一環のようです。
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京都 紅葉穴場情報

2020-11-18 | 御朱印めぐり
昨日ご紹介しました八幡市の特別拝観の他にも京都で穴場と言えそうな特別公開がありますのでご紹介します。「まるごと美術館 実行委員会」が開催している「まるごと美術館」です。


上京区の西陣にある寺社や町家を会場に所有する宝物や現代アート作品を展示するもので、夜間はライトアップも行っています。

今回は12/6までの予定で妙覚寺・妙顕寺・妙蓮寺の3ヶ寺で開催されており、いずれも紅葉も楽しむことができます。市バスの「堀川寺ノ内」下車が便利です。


妙覚寺は現在放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」で信長の宿所としてしばしば登場しており、浅井・朝倉連合軍から辛くも逃げ帰った信長が逗留していたのも妙覚寺でした。

妙蓮寺は2021年の「京の冬の旅」で特別公開となることが決まっておりライトアップされた庭園などを拝観できます。

このほか近くの本法寺も特別公開と夜間ライトアップを行うそうです。


いずれも京都市観光協会の「京都観光Navi」に掲載されておらず穴場的なスポットとなっています。密を避ける意味でもオススメできるかと思います。
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11/21・22に京都の郊外・八幡市で特別公開を実施

2020-11-17 | 御朱印めぐり
3連休と紅葉の見頃が重なり混雑しそうな京都ですが、今年も郊外の八幡市で11/21と22に特別公開が行われます。観光協会のサイトはこちら。同じ内容のチラシは京阪電車の駅にも置かれています。

※リンク中にあります飛行神社での愛媛県八幡浜市の物産展は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたのでご注意ください。

公開対象は9カ所で、うち7社寺では手水鉢に花を散らした花手水や生け花の展示もあります。


また以下の社寺で期間中だけの特別な御朱印が頂けます。

・石清水八幡宮 春夏秋冬の刺繍御朱印(1,000円)
・善法律寺 八幡大菩薩御朱印(書き置きのみ、500円)
・飛行神社 花手水御朱印
・単伝庵 一斉公開記念印入り御朱印(300円)


八幡市へは京阪の石清水八幡宮駅下車です。今年は京都市内での特別公開が少ないこともあり、密を避けながら紅葉を楽しめる八幡市までぜひ足を運んでみてください。
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沖縄から帰ってきました

2020-11-10 | シャック便り
先ほど沖縄から帰ってきました。

お天気は2日目の小浜島まではFBでしたが、3日目の渡嘉敷島以降は雨や北風があって良くなかったです。「沖縄の冬の天気はこのようなものだと」言われましたが、なるほどそんな感じでした。レポートは明日以降順次アップします。

沖縄本島近海は季節風の影響でシケがちになっており、某アワードで渡嘉敷村が欲しいという方がいましたが船が出るかどうか分からず非常に難しい状態になっているとお考え下さい。


画像は2日目の小浜島です。11月の風景とは思えないですよね。
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11/6~10 沖縄県小浜島・渡嘉敷島ほか移動

2020-11-04 | 移動運用予定
本年も沖縄に移動運用に行ってきますのでご案内させて頂きます。
以下にて最終のご案内とさせていただきます。悪天候により船が欠航になる可能性がありますのであらかじめご了承ください。


(1)八重山郡竹富町[西表島]移動(JCG:47005 JIA:47-144)
 日時:11/6(金)15:30~17:00頃
 場所:西表島大原港付近からQRVの予定です。
 バンド:7/18MHz帯(SSB)


(2)八重山郡竹富町[小浜島]移動(JCG:47005 JIA:47-141)
 日時:11/7(土)08:30~10:30頃
 場所:小浜島からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(3)島尻郡渡嘉敷村[渡嘉敷島]移動(JCG:47002 JIA:47-123)
 日時:11/8(日)12:00~16:00頃 ※帰りの高速船が欠航の場合は中止です。
 場所:渡嘉敷島 港の見える丘展望台からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(4)国頭郡金武町移動(JCG:47001)
 日時:11/9(月)09:00~12:00頃
 場所:金武町内からQRVの予定です。 
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


(5)島尻郡与那原町移動(JCG:47002)
 日時:11/10(火)09:00~11:30頃 
 場所:与那原町内からQRVの予定です。
 バンド:7/18/21MHz帯(SSB)


[※お願い事項]
・移動運用の詳細についてはこちら、QSLについてはこちらをご覧下さい。
 荷物の関係でCWの運用はありません。

・船や飛行機の欠航等により渡島できない場合や荒天の場合は中止もしくは
 スケジュールを変更することがあります。あらかじめご了承下さい。
 逆に時間ができた場合にはスケジュール外でQRVすることもあります。

・3.5MHzにQRVする予定はありません。リクエストを頂きましても対応できません。

・現地からのご連絡はTwitterで行います。Twitterは[@JF4CAD4]です。
 2016年12月よりIDを変更しておりますのでご注意ください。
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11月分QSL発送しました

2020-11-03 | QSL発送情報
11月分のQSLを本日ビューロー宛発送しました。

・9/20の愛媛県宇和島市戸島移動の全て
・9/21の愛媛県松山市中島移動の全て
・9/26の香川県坂出市移動の全て
を発送しました。

しかしながら
・10/2~4の福岡移動の全て
・10/11の兵庫県宝塚市移動の全て
・10/23~24の香川県移動の全て
は送りきれず未発送となっています。

順次発送しておりますのでご理解のほどよろしくお願いします。
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奈良・岡寺&壺阪寺御朱印&風景印巡り③

2020-11-02 | 御朱印めぐり
近鉄の「おでかけ1dayきっぷ」を利用した御朱印巡り、次は壺阪寺です。

壺阪山駅で降ります。高市郡高取町の中心で、古くから和漢薬の製造が盛んです。富山と同じく配置薬をやっていて全国に出向いて奈良の薬を売っていました。これらは長い歴史をもつ信頼性の高い薬で、現在でも製造販売されています。

バスの発車まで15分少々あります。近くの高取郵便局で風景印をもらいに行きます。

徒歩5分弱なのでバスには間に合いそうです。

高取郵便局の風景印です。上半分は高取城、下はこれからお参りする壺阪寺を舞台にした人形浄瑠璃のお里と澤市夫妻の像です。盲目の澤市は朝早くにお里がどこかに外出するのを疑い問い詰めると壺阪寺に澤市の目が治るようお参りに行っていたことを知ります。自らを恥じた澤市は壺阪寺の崖から身を投げ、お里も後を追うものの観音様の力により二人は助かり、澤市の目も治ったという話です。


それでは壺阪寺行きのバスに乗りましょう。

平日は1日4往復のみです。途中からは山道となり急な坂とカーブが続くため路面に溝が切ってあります。壺阪山駅から10分少々で壺阪寺に到着です。

正式には南法華寺という真言宗のお寺です。703年に弁基が開いたとされ、北法華寺とも呼ばれた京の清水寺と並ぶ存在でした。しかしながら徐々に衰退、戦国時代には多くの伽藍が焼けてしまいます。江戸時代になりようやく復興され戦後にさらなる伽藍整備が行われ現在に至っています。

古くから眼病に霊験あらたかと言われ、1961年には日本で初めて盲人のための老人ホーム「慈母園」を開設しています。

毎度のパターンですが本堂は石段を上った先にあります。本堂は八角形をしており、その前に礼堂があります。礼堂は戦後の大修理で室町時代のものに近い形で再現されています。

本尊は十一面千手観音で常時公開されており、間近で拝むこともできます。室町時代の作だと言われています。

目の仏様とされますので、礼堂近くではお寺オリジナルの目薬を売っています。メーカーに委託生産しているもので、壺阪寺は医薬品の販売許可を取っており、胃腸薬の陀羅尼助丸なども売っています。

納経所で御朱印を頂きましょう。

もちろんこちらにも復刻御朱印があります。

こちらが西国の御朱印と御詠歌。これで奈良県の西国霊場は全部回り終えました。残るは12+番外1つです。青岸渡寺や成相寺、観音正寺などハードなところが残っていますが何とか1300年記念の記念印がもらえるうちに達成したいです。

こちらが復刻印です。

帰りのバスは16時5分発。時間に余裕があるので待っていると雨になりました。結構な雨なので講堂で雨宿りしバスが来たら速攻で乗車し難を逃れました。

次の阿部野橋方面行きは急行です。停車駅は2つしか違わず特急に追い抜かれることはないので急行で帰りましょう。途中で寝てたら針中野を通過。ハルカスが間近に見えていました。


今回の御朱印情報です。
川原寺 1種を拝観受付で授与。
橘寺  3種を納経所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
岡寺  6種を納経所で授与。オリジナル御朱印帳あり。
久米寺 3種を納経所で授与。
壺阪寺 6種を納経所で授与(この他祈祷を受けた人限定の御朱印もあり)。オリジナル御朱印帳あり。

飛鳥ではこの他飛鳥寺などでも御朱印を頂けます。これからの季節ぴったりですのでぜひお出かけを。
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奈良・岡寺&壺阪寺御朱印&風景印巡り②

2020-11-01 | 御朱印めぐり
奈良の飛鳥と壺阪寺の御朱印&風景印巡りの続きです。

岡寺の坂を下りて次のバスまで相当な時間があるので近くの石舞台にある休憩所でお昼です。古代米カレーです。

カレーを食べながら次の予定を考えます。次の壺阪寺へのバスは壷阪山駅14時20分発で、これが最終です。明日香村内のバスや電車との接続時間を考えて13時のバスで一旦橿原神宮前に戻ります。

橿原神宮前駅に到着。橿原線との接続駅で、京都から来た特急と吉野方面への特急が接続しています。

駅近くに畝傍郵便局があります。こちらも風景印があります。

畝傍郵便局の風景印です。橿原神宮や埴輪がデザインされています。


畝傍郵便局からほど近くに久米寺があります。

聖武天皇の時代に久米仙人により創建されたとされる真言宗御室派のお寺です。久米仙人は仙術を使い奈良の大仏殿建立に必要な材木や石材を空を飛ばして運び、聖武天皇から褒賞として30町歩の田を与えられ久米寺を創建したとされます。

ところが久米仙人、空を飛んでいる最中に若い女性が川で洗濯をしているのを見てふくらはぎに目がくらみ墜落したと今昔物語に出てくるそうです。実際のところは興福寺の前身にあたる厩坂寺ではないかと見られており、のち御室(仁和寺)の別院となっています。

現在の本堂は1663年に完成したもので、本尊は薬師如来像です。

西国薬師四十九霊場の七番札所となっていますので御朱印も頂けます。


橿原神宮前駅に戻りましょう。

橿原神宮前を境に吉野までは吉野線になります。特急と急行が直通しており線路が単線になること以外は特に意識することなくつながっています。

元々南大阪線は大阪鉄道(大鉄)、吉野線は吉野鉄道が運営しており、戦前は両社が提携し直通電車を走らせていました。近鉄の前身・大軌(大阪電気軌道)とは関係なく運営していた両者でしたが、大鉄が大軌と同じく伊勢への延伸計画を掲げると大軌は本気で潰しにかかります。まずは橿原神宮前から吉野へ吉野鉄道と並行する免許を取って脅しにかかり吉野鉄道は大軌の軍門に降ります。残った大鉄も他に組む相手がなく次第に大軌に株式を買い集められ最後は経営権を握られて万事休すとなります。

戦前の大阪私鉄は梅田から時計回りに阪神・阪急・新京阪・京阪・大軌・大鉄・阪和・南海の8社がひしめいていました。歴史にもしもはありませんが、大鉄が他社、例えば駅用地の融通などで関係のあった阪和と合併していれば今の近鉄南大阪線は違った形だったと考えられます。


残りは壺阪寺です。続きます。
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