JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

西国岩間寺&穴太寺御朱印巡り②

2020-11-25 | 御朱印めぐり
西国の岩間寺と穴太寺巡りの続きです。


大津からは京都乗り換えで亀岡に向かいましょう。

亀岡駅からは京阪京都交通のバスがあります。京阪京都交通は元の京都交通が経営破綻した際に南丹市以南の路線を京阪バスが引き継いだものです。その際に京阪バスと同じデザインに変更されています。

京都交通は京都市内から亀岡・園部・舞鶴や果ては天橋立までの広大な路線網を持ち、中でも国道9号を走る急行バスや快速バスは山陰線に対して本数で圧倒していました。ところが国鉄の分割民営化で山陰線の本数が増加、一方で京都市内の慢性的な渋滞で定時運行が難しいなどの理由から客を奪われ最後は倒産に追い込まれます。あまりにも広大な路線網であったため南半分を京阪が、北半分を日本交通が引き継ぎ京都交通グループは解体されました。

このため京都市付近では京阪バス・京都バス・京阪京都交通と京阪系の3社が存在することになります。


穴太寺前バス停で下車します。

周囲は昔ながらの集落で、道が狭くてバス停を設置できず穴太寺の駐車場内にバス停があります。

穴太寺は705年に大伴古麻呂が創建した天台宗の寺院です。明智光秀の丹波攻めに遭い焼失、江戸時代に再建されるものの1728年に再び焼失し1735年に再建されています。「麒麟がくる」では二条城の築城でバラバラにされる石仏を見つめていましたが、実際の光秀は坂本の西教寺の再興に手を貸した一方、穴太寺を焼いたことも事実のようです。

穴太寺の本来の本尊は鎌倉時代作の聖観音像(国の重文)なのですが1968年に盗難に遭い現在まで見つかっていません。このため2010年に新しい聖観音像が作られています。

境内は西国の札所とは思えないほど静かで人が少ないです。納経所も一人で対応しています。石段を何段も上って混み合う納経所で順番待ちをするという毎度のパターンが全くない珍しいお寺だと思います。

穴太寺の御朱印と御詠歌です。

穴太寺は壺阪寺や長谷寺などと同じく復刻印での御朱印も行っています。「太字」と呼ばれる御朱印の印を復刻印に差し替えたもので、復刻印の時のみ「和州 長谷寺」と記される長谷寺などとは少し趣が異なっています。

京都に戻りましょう。


岩間寺のバスについてまとめると以下の通りです。
・曜日に関係なく毎月17日のみ。
・縁日の行事や曜日によりバスのダイヤや本数は違っています。岩間寺のサイトで必ずその月のダイヤを確認してください。
・運賃は無料です。
・山道が続き混み合うため座りたい方は早めに乗り場へ。
・帰りは石山寺前で下車できますが石山寺前からの再乗車はできません。


本日の御朱印情報です。
岩間寺 5種を納経所で授与。
穴太寺 4種を納経所で授与。
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