5/26(金)那覇→石垣→黒島→石垣→竹富島→石垣
いよいよ石垣に行ってみましょう。
石垣空港が移転し市内から遠くなってしまったこと、やんばる急行バスの開業で伊平屋や伊是名へのルートができたことから5年間石垣を外していました。伊平屋と伊是名が一段落したこともあり久々に石垣に行ってみることにしました。
幸い他のグループは八重山の予定がないようで競合せず有り難いです。本島周辺の離島町村を回れるだけ回る予定を組んだ局もいるようですが・・・多分相当きついでしょうね。買い物や食事がどこで何時までできるのか知っておかないといけませんし、息抜きできる場所も那覇や宮古、石垣のようにはないからです。
定宿を引き払いゆいレールで空港へ。昨日買った1日乗車券が有効なのでお金を使わず有り難いです。
石垣行きの始発となる7時20分発のJTA601便に乗ります。
日本トランスオーシャン航空(JTA)は1967年に南西航空として発足し今年でちょうど50周年です。沖縄の離島路線を担い続け、1986年には念願の本土路線として那覇-松山線に就航、松山線は廃止されますが1988年に就航した那覇-岡山線は現在まで30年近く続き、JALグループ全体でも利用率上位の路線です。
滞在期間中はJTAの50周年記念で通常よりさらに安い運賃となっており有り難い限りです。
JTAの機材は737-400から737-800への入れ替え中ですが、-800は人気の宮古線に重点的に回されており石垣線は-400が中心です。短距離なので普通席で過ごします。新空港の開港で一時は石垣の人気が高かったのですが、伊良部大橋の開通で逆に宮古に人気を奪われています。観光地同士の競争が激しいようですね。
毎回チェックする機内誌「Coralway」には毎号路線図と機材の紹介ページがあります。既に定期運用から外れ最後の1機がスタンバイ機として残るだけになったDHC-8-100も掲載されていますが、今回の号から新しく「JTA・RACの仲間たち」としてサバニとバルーンが登場しました。サバニはJTAのハーリー部で使われており新入社員は全員参加とのこと。JTAには航空機の整備部門がありますからメンテナンスは万全でしょうねhi
5分遅れて8時20分に石垣着。以前の空港ですと滑走路が1,500mしかなく着陸と同時にかかる強いブレーキが名物でした。もちろん2,000mになった新空港では他の空港と同じ強さのブレーキになりました。なんか拍子抜けですね。寝てても絶対起こされた強烈なブレーキでした。
荷物を受け取りバスで市内を目指します。空港連絡バスは従来の東運輸に加えカリー観光が参入し2社の競合となりました。カリー観光の始発は9時10分ですから8時45分発の東運輸のバスに乗りましょう。東運輸は離島ターミナル経由バスターミナル行きを15分ごとに運転しており、そのうち毎時1本を準急としています。離島ターミナルまでは普通で36~42分、準急で39分です。準急より速い普通がありますがこれは石垣市街地でのルートの違いで、市内のホテルを回るためにかえって準急の方が遅くなるようです。
8時45分発は準急です。準急は空港を出たら八重山支庁前までノンストップであとは各停留所に停車します。かつての東運輸は空港行きですら中古車でしたが新空港になって空港線の車両を新車で統一しました。
離島ターミナルに到着。ここも5年ぶりになります。次の黒島行きは八重山観光フェリーの9時30分発です。まずはいらない荷物を預けて乗船券を買います。今回はフリーパスを買わず「ちゅらナビ」を見せて乗船券5%割引を活用します。結構高いので5%でも割引額は大きいです。
八重山航路の高速船業者は3社あり、以下面倒なので安栄観光を安栄、八重山観光フェリーをYKF、石垣島ドリーム観光をIDTと略させて頂きます。
石垣(09:30発)→黒島(10:00着) ※黒島滞在時間3時間40分
黒島(13:40発)→石垣(14:10着)
黒島は食事処が少ないため売店でお弁当を調達しておきました。
黒島行きは「ちゅらさん」。2001年の朝ドラ「ちゅらさん」のブームにあやかって名付けられ今も現役です。乗り込んだらすぐに出航です。
石垣の港内を抜けるとエンジンの出力を上げて一気にスピードが出てきます。八重山の高速船らしいオイルの匂いと爆速の世界ですhi
30分で黒島に到着。相変わらずのんびりした島で、おなじみ牛の像が出迎えてくれます。
歩いて移動地に向かいます。
いつもの展望台と東屋がある場所です。晴れれば太陽が強烈で日よけの東屋がないと過ごせないので東屋は有り難い存在です。
またまたロッドアンテナで探りを入れると何と50MHzがオープンです。有り難いです。伸縮ポールにHB9CVだけを上げて10時40分にスタートです。
平日ですがコールが集まるようになりました。主に西日本中心なので1エリアがビッグオープンしたときのような激しいパイルではありません。それでも12~13分でログが1ページ埋まるペースです。
12時前にオープンが終わったようで50MHzが呼ばれなくなったので18MHzにQSY。50MHzの2エレは片付けました。
お昼ですから途中でお弁当にします。
クーブイリチー(昆布の炒め煮)なども入った沖縄らしいお弁当です。
食べ終えて続けていたら昨日お会いしたJS6EAQ局からコールがありました。約400km離れた本島-八重山間はこのシーズンハイバンドでオープンします。東京-大阪間とほぼ同じ距離ですからあり得る話ですよね。本島は晴れで暑いそうです。八重山は曇って涼しいのでかなり違いますよね。
帰りの船は13時40分発。1時間前の12時40分で終了します。片付けて引き上げましょう。黒島からは18MHzで20局、50MHzで90局の計110局でした。
今日は平日なので郵便局に行ってみます。
沖縄らしい赤瓦とシーサーのいる局舎です。黒島にも小さな郵便局があり風景印を押してくれます。展望台からは近いので足を伸ばしました。
黒島港に戻りました。帰りもYKFの「ちゅらさん」です。2012年時点では11時40分以降16時まで船がない使いづらいダイヤでした。島民から「何とかしてくれ」との要望があり、11時40分の船を2時間ずらして13時40分発に繰り下げています。おかげで十分な時間を確保できています。
14時10分に石垣港到着。まだ時間が残っていますから10分で行ける竹富島に行ってみたいと思います。竹富島には固定局でJS6LIH 上間OMがいらっしゃいますから邪魔にならないよう港付近で細々とやってみるつもりです。
次の竹富行きは14時30分発の安栄があります。安栄の窓口でちゅらナビを見せて割引で乗船券を買い、マリヤシェイクを飲んで再び船に乗り込みます。
暑いときにはマリヤシェイクがおいしいですHi
乗り込んだ船は「うみかじ2」。
以前にも触れましたが福岡市営渡船の志賀島航路で活躍していた「きんいん2(1996年建造 120t)」が余剰となり安栄に売船され「うみかじ2」となっています。後釜が小型の「きんいん(19t)」という次第。離島航路の乗客減少は著しく大型の旅客船を手放し19tの小型船に置き換える動きがあちこちで見受けられます。乗員を2名に減らすことができ、燃油費も抑えられるそうです。
「きんいん2」改め「うみかじ2」の航海速力は21.8ノットと遅いものの距離の短い竹富では所要時間に大きな差が出ませんし、定員も確保できるので竹富専用で使っているみたいです。船内は福岡市営渡船時代の雰囲気を残しており懐かしかったです。まさか石垣で再会するとは思いませんでした。
14時45分に竹富島到着。
まだ風景印がもらえる時間なので竹富郵便局に直行し風景印をもらってきました。
これで竹富町の風景印は西表の白浜にある郵便局を残すのみとなりました。白浜は上原からさらにバスに乗る必要があり無理ですから竹富郵便局で一区切りとします。
満足して港のそばで再開です。東屋が老朽化で立ち入り禁止になってしまい、木陰での設営です。今日は金曜なので観光客は少なめですから港周辺が使えます。
15時30分に18MHzで再スタート。が・・・あまり呼ばれません。オープンはしているもののどうも弱い感じです。1エリアから西、九州本土までは開いているものの強くはなく先方からも「弱いですね」とのレポートもあります。
帰りの船は17時15分か17時45分で考えていましたが、こりゃダメと判断し16時45分で帰ることにしました。竹富からは18MHzで39局でした。伸びると思ったのですが残念。
片付けて船に乗りましょう。
竹富公民館のポスターが貼ってあります。竹富には星野リゾートなどのリゾートホテルができ、さらに新しいリゾートホテルの建設計画があり、許可を出した県と反対する公民館の対立があるようです。
離島ターミナルに戻りました。宿に向かいましょう。
船溜まりにはいろんな船が係船されています。「あさひ一号」はかつて那覇(泊)-伊江島間を運航していたあさひ観光の高速船でしたが、潰れて安栄が引き取ったものの使われず客室が倉庫代わりになっています。他の船たちも含め5年前も同じ場所に係船されていたはずです。
こちらはYKFのフェリー「ゆいまる」。情報が転がってなく船員さんも近くにおらず聞けなかったのですが
無線局情報検索の情報によると4月に就航したばかりみたいです。なのでまたピカピカです。平成丸が相当なボロなので置き換えるのではないかと思われますがYKFからは何の告知も出ていないようです。
離島ターミナル近くの宿にチェックインし荷物を下ろしました。明日の朝食やお土産を買いに出かけたいと思います。
買い物から戻ってきましたがまだ日暮れまでは時間があります。というか本日の石垣島の日没は19時25分。19時30分過ぎまでは明るいので石垣でも好きなだけQRVできますHi買い物中バッテリを充電していたので少しは持つでしょう。
サザンゲートブリッジを渡って人工島でQRVします。18時30分に18MHzで再々スタートです。
が・・・竹富の時以上に本土が聞こえません。どうも本土間はオープンしているみたいなのですが沖縄は蚊帳の外状態。全くダメなので諦めて引き上げます。石垣市内からは3局でした。残念。
終わって居酒屋の「南の島」で夕食です。頑張ったので冷たい泡盛が旨いです!!
頼んだのは牛汁。ショウガを利かせた醤油仕立ての汁にゴロゴロと牛肉の塊が入っており八重山ではよく見かけます。ほぼ牛肉と汁だけ。「南の島」はかつて締めの八重山そばがおいしかったのですが、メニューを見るとなぜか八重山そばが沖縄そばになっていて残念。
飲み足りないので「ペンギン食堂」近くにある「
サマーグラス」というバーで少し飲んでみます。バックバーを見る限りお酒の種類が豊富です。どうやらスコッチがメインのようですね。今日はそんなに暑くないのでスプリングバンクをのんびり飲みつつ過ごします。
いい気分で宿に帰還。バッテリを充電して寝ることにします。
本日は合わせて18MHzで62局、50MHzで90局の計152局でした。午後が伸びなかったですね・・・ありがとうございました。