JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動報告⑤

2007-06-07 | インポート

5/28(月) 南大東→那覇


 


本日は午前中に島の見学とお土産の調達をやって、昼飯食ってから午後便の出発まで運用をしようという計画です。お天気は晴れです。




ホテルの窓から見た在所集落です。奥の煙突が製糖工場らしいです。

 

宿は朝飯付きなので朝飯も撮影してみました。



もやしのチャンプルーが目を引く以外は普通の朝飯です。納豆がないのも嬉しいです(納豆を食べる習慣のない地域の人間ですのでアレが出ると困る。離島はどこも食料に困ってきた歴史があるから残すのは忍びないのです)。


霧は出ておらず、午前便も大丈夫でしょう。このあとの天気ですが…



テレビの天気予報がこれ。横浜の天気がよく分かりますが、この島では全く意味のない情報です。しかも「東海道線は車輌故障のため横浜-川崎間で運転を見合わせています」とのこと。大東島のテレビは小笠原向けの衛星回線を利用しているため、那覇にある琉球放送とかではなく、TBSやフジテレビそのものが映るのです。そのため新聞(沖縄の地方紙が午前便で空輸される)のテレビ欄とは内容が全然違います。お天気がテレビで確認できるのはNHKの全国天気画面だけみたいです。(那覇の右の方に出てくる天気が大東島)どうやら晴れるみたいです。あるいは南大東の測候所に電話すれば教えてくれるみたいです。

 

島内といってもサトウキビ畑がほとんどなのでピンポイントで回ればOKです。まずは在所のAコープ(農協)でお土産と飲み物の調達。お土産は大東ようかんマグロのジャーキーです。南大東郵便局で友達から頼まれた風景印(絵の入った消印)を押してもらい、送っておきました。こんな絶海の孤島でも郵便が出せるし、本土と同じ料金なんですね。



次にラム酒を作っているグレイスラムを訪問。前もって電話で見学をお願いしており、工場長さんと副工場長さんにご案内頂きました。「沖縄のサトウキビでラム酒を作ってみたい」と考えついたOLさんが沖縄電力のベンチャーに応募し見事認められ発足した会社だそうです。その金城社長(子育てと社長業を両立している美人らしいです)は本日は那覇とのことでお会いできませんでしたが玉那覇工場長とはいろいろお話をさせて頂きました。




工場はご覧の通りで、昔の南大東空港のターミナルビルを村から借りているそうです。南西航空(今の日本トランスオーシャン航空)の旧ロゴが燦然と輝いています。


玉那覇工場長はすごい情熱と夢をお持ちの方で、それを実現できる豊富な知識と経験を持ちあわせたすばらしい方でした。ぜひ世界一のラム酒に育てて欲しいと思います。自分用のお土産に2本とTシャツを買いました(酒は工場価格で安いそうです)。[1]




次に西港へ。本来ここで運用したかったのですが、炎天下に重い荷物を抱えて急な坂を上るのは無理っぽいです。撮影だけして帰りました。この海の色は見たことのないような色です。見えるのは空の青と海の青との境界線(水平線)だけ。


 


 


回っていると11時過ぎになりましたので宿の目の前にある「大東そば」で昼飯。南大東の名物です。



この日最初のお客が私らしく、大将の伊佐さんといろいろ話をしました。左に小さく写っているのが大将です。



右はサワラを特製のタレでつけ込んだ大東寿司です。伊豆諸島の島寿司の血を引くもので、こんなところからも伊豆諸島と大東島との縁が伺えます。味は申し分なし。コシのあるそばとあっさりダシとの相性もぴったりです。

 


腹を満たし、観光もできたので昨日と同じ瓢箪公園から運用しました。今日は池の畔に50MHzのアンテナも立てています。が、50MHzは弱いバズ音が聞こえるのみです。7MHzは相変わらず雷のようなノイズが入ってくれます。21MHzがベストのようですので21MHzでスタート。平日なので出ておられる局は少ないですが、それでもコンスタントに呼ばれます。クラスタにも上がったみたいですね(本人はリアルタイムで確認しようがない)。

 

月曜日なのでのーんびりとQSO。風も吹くので快適です。この島ではそれでいいと思います。同じ21MHzでも50Wに3エレとかだとパイルになってそうもゆかないのかも知れませんね。のんびりQSOしていましたが、次第にコンディションが下がってきて、Sメータを振らせて入感する局がいなくなりました。ここが潮時のようですので撤収としました。なお、50MHzはとうとうオープンせずでした。


 



午後便の送迎時刻が近くなったので宿に戻り、宿代の精算をして送迎車で空港へ向かいます。昨日と同じく那覇→北大東→南大東と回ってきたようでして、これから那覇に直行します。南大東からは新たに6人が乗り込んで那覇へ向け離陸しました。赤茶色の地面と青く透明な海の色のコントラストは他では見ることのできない絶景です。もう少し見せて欲しいところですが、飛行機は一路那覇に向けて飛び去って行きました。


 


いろいろありましたが、島の人は人なつっこくて暖かみのある島でした。人口が6倍いる伊豆大島より元気なんじゃないかな?と思ったりもします。いつかまた行きたい島です。


 


RAC868便は無事に那覇へと到着です。駐機場に降り立つとちょうど伊丹行きのJAL2088便が出発するところです。この写真で分かる通り南大東からの午後便から伊丹行きに乗り継ぐことはできません。従ってもう1日那覇で過ごせます。構図が今一つですがDHC-8-100とボーイング777-300型の大きさの違いはすごいですね。39人乗りvs500人乗り。




 

昨日チェックアウトしたホテルに戻り、市場近くの花笠食堂で沖縄の庶民料理(煮付け定食)で夕食にしました。地元の人ばっかりでいい雰囲気です。



野菜や昆布がすごい豪快だけどいかにも体に良さそうだし、単純明快に旨いです。これだけの分量でぜんざい(右上)が付くしなぜかアイスティが飲み放題で800円は安い!! こういうの食べていると沖縄の良さが心にしみてきます。

 

本日は21MHzで16局とQSOできました。各局ありがとうございました。


 


[1]㈱グレイスラムさんは2004年創業のため酒造免許が期限付きでしたが、実績が認められこの訪問後に晴れて免許が無期限となられたそうです。おめでとうございます。日本のアマチュア無線局には無期限免許がないので羨ましいですが…無期限だとコールサインの再割り当てはできなくなりますね(汗)



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