JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

24/28MHzにQRVしてみての感想

2018-08-19 | JF4CAD技研
今年のハイバンドシーズンもほぼ終わり、新たにアンテナを作ってチャレンジしてみた24/28MHz帯の感想をまとめてみたいと思います。

アンテナはギボシダイポールのようにエレメントを物理的に切り離すもので製作記はこちら。マイナーな2つのバンドを1本のアンテナで共用させることで活用しやすくしています。


種子島の西之表市、福岡の田川市、神戸市などあちこち試してみた感想は以下の通りです。


[24MHz帯の感想]
・21MHzにかなり近い形でオープンする。21MHzがオープンしていれば24MHzもオープンしていることが多い。

・とはいえ21MHzよりQSBが大きいなどCondxの影響を受けやすい。


[28MHz帯の感想]
・24MHz以上にCondxの影響を受けやすく「24MHzがオープンしているのに28MHzがオープンしていない」というケースもある。

・オープンの傾向はむしろ50MHzに近い。

・ロシアや台湾、韓国など近場のDX局に呼ばれることが多い。これは21/24MHzにない特徴。


[24/28MHz共通の感想]
・どちらもフルサイズのダイポールで十分楽しむことができる。50MHzだとEsであっても2エレHB9CV以上でないと正直厳しいが、ダイポールで十分なため機材を簡略化できる。24MHzでもエレメントが3+3=6mで済みますし、逆Vにすればさらに設置スペースがコンパクトになってアンテナを設置しやすい。

・ビッグオープンの際は別としてオープンしていても気がつく局が少ない。このためクラスタに載るか載らないかが局数を伸ばす大きな鍵になる。これらのバンドはクラスタ頼みなので聞こえた各局の積極的な情報アップをお願いします。

・ビッグオープンになると18/21MHzは大変に混雑し10Wや5Wの局では潰されてしうが、このような時でも24/28MHzは適度に局がいる程度なので4アマやQRPの局がCQを出すには便利なバンドかも知れません。

・24/28MHzは皆さん未交信の市郡区が多いので少しレアなところ(例えば西之表市とか田川市とか)だとほぼ「ファーストです」と言われる。特にAJAを集めている局には貴重なバンドなのだと思われます。


SSNのミニマム期ですからほぼ夏場しか使えないバンドですが、普段7MHzだけに出ている局、あるいは144/430MHzだけに出ている局は逆に夏場だけでもこれらのバンドに出てみるのもいかがでしょうか。7MHzは個人やクラブ局のアワードが乱立し食傷気味になっており「アワード疲れ」のような傾向も見受けられますので、少しリフレッシュする意味でも夏の間だけ他のバンドに出てみるのも面白いかも知れませんね。

来年の夏のシーズンも24/28MHzに出るチャンスを作ってみたいと思っています。QRVしていましたらその節はよろしくお願いします。
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