JF4CADの運用日誌2.5

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河北新報が投げかける不適切利用問題

2020-08-18 | シャック便り
宮城県の県域紙である河北新報が8/18付けの紙面で「アマ無線の不適切利用、被災地で横行 復興工事車両か 禁止された周波数使用」との記事を掲載しています。


内容は皆さんご存知の通り144/430MHzにおいてダンプカーなどの運転手が無免許で無線機を設置していたり、バンドプランを無視してQRVしている件で、震災後に違反行為が頻繁に確認できるようになったとのことです。

「そんなもの摘発すりゃいいじゃないか」と思う方もいるでしょうが、東北総通の人員は少なく取り締まりが追いつかないのが現状です。通信局の担当課長は河北新報の取材に対し「行政指導は強制力がなく、最後は利用者のモラルに頼るしかない。全ての周波数が使えないほど危機的状況ではないが、工事の受発注者双方に法令順守を促したい」と話しており、事実上お手上げであることを認めています。


この違法使用問題は某キュレーションサイトが時折摘発情報を掲載していますが、実際あんな物は「やってますパフォーマンス」に過ぎず、誰でも無線機を買えて違法行為をやりたい放題になっています。何十年も変わらず、むしろアマチュア局が減ったことでさらにひどくなっているようにも思えます。

復興工事での違法使用があるのなら例えば工事業者に違法使用を行わないことを入札条件とし、下請け含め違法行為が発見されれば工事代金の支払いを減額したり、一定期間指名停止にするなどの制裁を加えてもいいはずです。国交省に話を持ち込むことになるのでしょうが、それくらいは行ってもいいのではないかと思います。
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