JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2018-09-28 | シャック便り
[網地島ラインに新船就航]
宮城県の石巻から田代島・網地島を結んでいる網地島ラインに新しいフェリー「マーメイドII」が就航することになりました。既に同社に引き渡されており、10月予定のダイヤ改正よりデビューする見込みです。

「マーメイドII」は長崎県の渡辺造船所で建造された113t・航海速力17ノットのフェリーです。現在就航している「マーメイド」に比べ航海速力が6ノット引き上げられ、田代島までの所要時間が15~20分短縮されて旅客船の「ブルーライナー」並みになる見込みです。田代島への観光客増加に対応し定員も19名増えています。

「マーメイド」は1984年就航で船齢34年、国内でも数少ない定期船として活躍する昭和50年代生まれの船です(他は1977年建造の山畑運輸「スーパーイーグル」など)。僚船の「ブルーライナー」も船齢30年の老朽船であり、自治体の補助を受けて新しい船に更新される予定です。現在ツネイシクラフトで建造中で110tの旅客船となる見込みです。早ければ年内にお目見えとなるようです。


[四国汽船が旅客船を増発]
アートの島・直島への定期船を運航している四国汽船が9/8からダイヤを改正しています。新しい旅客船「レッドバード」の就航に伴うものです。レッドバードはツネイシクラフトで建造された61t・航海速力24ノットの船で、定員96名と同社の旅客船では最大となっています。

高松-直島宮浦の高速船は1日4便から5便に増発、全便毎日運航となります。ただし所要時間が25分から30分に変更されます。これまで高松から宮浦への始発は8時12分発のフェリー「あさひ」でしたが、7時20分発の高速船に繰り上げられます。宇野-宮浦間も4→7便に増発、こちらも全便毎日運航となります。

フェリーおよび直島-豊島-犬島航路に変更はありません。直島は外国人旅行客にも人気で船の利用が伸びているようで、国内の定期航路としては大変珍しい大幅な増発が行われました。


[JACのDHC-8-400は11月末で退役]
日本エアコミューター(JAC)のDHC-8-400型機が11月末で退役することになりました。最後のフライトとみられるのはJAC3808便(沖永良部発鹿児島行き)のようです。

DHC-8-400型機はYS-11型機の後継として伊丹-鹿児島を皮切りに導入されました。YS-11よりも高速だったためJALグループのコミューター機として一時は大阪-新潟など本土路線も担っていましたが、J-AIRのエンブラエルに代替されJAC本来の営業エリアである奄美群島での活躍に戻っていました。

今回ATR42/72型機の投入により退役し、JALグループではRAC(琉球エアコミューター)のDHC-8-400CC型機のみとなります。RACの機材は入れ替えを完了したばかりの新しいものですので当分は活躍を続けることになります。

また退役を記念した2日間のチャーターツアーをJALが企画していますから興味のある方はこちらもどうぞ。


[第一交通が那覇-本部の旅客船に本格参入へ]
第一交通産業が9月上旬に試験運航した那覇-本部間の旅客船が好調だったことから来年4月より本格参入する見込みであることが明らかになりました。

那覇-本部間は117番高速バス・やんばる急行バス・沖縄エアポートシャトルの3者が沖縄道経由のバスを走らせていますが、増え続ける観光客により那覇市内や許田IC-名護市内で渋滞に巻き込まれることがあり定時運行が難しくなっています。この区間を海上に振り替えることで渋滞を気にせず移動できるとして国や沖縄県も含めて航路開設を検討していました。

途中の恩納村に寄港する便や本部港から美ら海水族館までのシャトルバスの運行も検討するとしています。

第一交通の旅客船は季節風と波が高い冬季は運休となる見込みですが、マルエーフェリーとマリックスラインが共同運航する那覇-本部-奄美-鹿児島航路は毎日運航されていますのでこちらの利用も便利です。大きな船で横になれるのがメリットです。
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