[2018年度より粟国港の改良工事に着手]
沖縄県粟国村の粟国港の改良工事が来年度より始まることになりました。
粟国港は南側に開いた構造で外海からのうねりの影響を受けやすく年間60日前後欠航が発生しています(渡嘉敷・座間味で年30日前後)。港内の北東にある小規模の岸壁でうねりが反射・増幅されフェリー岸壁に悪影響を及ぼしていることが原因とされ、小規模の岸壁を撤去し消波ブロックに置き換えることでうねりの影響を和らげるとこができると見込まれています。
工期は5年で、その間宿泊先が混み合うことも予想されます。粟国に行かれる際は早めの予約をお勧めします。
[沖縄の路線バスで急行運転の社会実験を実施]
沖縄本島の路線バス業者のうち市外線を運転している琉球バス・沖縄バス・東陽バスの3社が10/3より那覇-コザ間で途中の停車バス停を絞った急行バスの運転を始めています。期間は来年3月まで。
いずれもバス路線が集中している那覇-国道58号-伊佐-普天間-コザのルートで一部を急行運転し所要時間の短縮を狙うもので、社会実験として実施されます。
琉球バスは23番の急行を運転します。コザ以遠も終点の具志川バスターミナルまで急行運転となります。数年前に廃止された23番の急行とは停車パターンが異なるほか、現行の特急より急行の方が停車バス停が少ない珍現象となっています。
沖縄バスは27番の一部ルートを変更した777番を、東陽バスは31番のバス停を減らした331番を運転します。どちらもコザ以遠は各停留所に停車します。
いずれも平日のみとなり本数も少ないのですが、定着すれば便利かも知れません。
[JR三江線の廃線が決まる]
路線単位では全国最悪の収支となっているJR西日本の三江線(江津-三次間)について会社側は2018年春の全線廃止とバスへの転換方針を地元自治体に通告しています。「いかなる形でも鉄道運営は行わない」との厳しい文言が付いており、上下分離方式についても拒否の構えのようです。
三江線は江の川沿いに線路が敷設されており、直線距離に比べて実際の路線距離が長く、所要時間が非常にかかることもあって特急や急行が設定されず僅かの列車が走るだけのローカル線です。災害で運休するたびに廃線が噂されるなど近年は非常に厳しい状態におかれています。長年JRと沿線自治体が話し合いを行ってきたものの、乗客の減少に歯止めがかからず致し方ない面があります。
JR西日本はJR北海道の末端路線以上に採算が悪化している路線がいくつかあり、大糸線の同社区間、木次線、芸備線の三次-東城間、福塩線の府中-塩町間などは既に維持困難な状態に陥っています。三江線に続きこれら路線も順次整理されてゆくものと思われます。
鉄道マニアの人には聞きたくない話でしょうが、高齢化や人口減少のため三江線だけでなく上に書いた路線はたとえ運賃を3倍に引き上げても維持することができない状態です。廃止してバス転換するにしてもコミュニティバスすら不可能な区間もあり、デマンドタクシーなどの手段しか残されていないものと思われます。
沖縄県粟国村の粟国港の改良工事が来年度より始まることになりました。
粟国港は南側に開いた構造で外海からのうねりの影響を受けやすく年間60日前後欠航が発生しています(渡嘉敷・座間味で年30日前後)。港内の北東にある小規模の岸壁でうねりが反射・増幅されフェリー岸壁に悪影響を及ぼしていることが原因とされ、小規模の岸壁を撤去し消波ブロックに置き換えることでうねりの影響を和らげるとこができると見込まれています。
工期は5年で、その間宿泊先が混み合うことも予想されます。粟国に行かれる際は早めの予約をお勧めします。
[沖縄の路線バスで急行運転の社会実験を実施]
沖縄本島の路線バス業者のうち市外線を運転している琉球バス・沖縄バス・東陽バスの3社が10/3より那覇-コザ間で途中の停車バス停を絞った急行バスの運転を始めています。期間は来年3月まで。
いずれもバス路線が集中している那覇-国道58号-伊佐-普天間-コザのルートで一部を急行運転し所要時間の短縮を狙うもので、社会実験として実施されます。
琉球バスは23番の急行を運転します。コザ以遠も終点の具志川バスターミナルまで急行運転となります。数年前に廃止された23番の急行とは停車パターンが異なるほか、現行の特急より急行の方が停車バス停が少ない珍現象となっています。
沖縄バスは27番の一部ルートを変更した777番を、東陽バスは31番のバス停を減らした331番を運転します。どちらもコザ以遠は各停留所に停車します。
いずれも平日のみとなり本数も少ないのですが、定着すれば便利かも知れません。
[JR三江線の廃線が決まる]
路線単位では全国最悪の収支となっているJR西日本の三江線(江津-三次間)について会社側は2018年春の全線廃止とバスへの転換方針を地元自治体に通告しています。「いかなる形でも鉄道運営は行わない」との厳しい文言が付いており、上下分離方式についても拒否の構えのようです。
三江線は江の川沿いに線路が敷設されており、直線距離に比べて実際の路線距離が長く、所要時間が非常にかかることもあって特急や急行が設定されず僅かの列車が走るだけのローカル線です。災害で運休するたびに廃線が噂されるなど近年は非常に厳しい状態におかれています。長年JRと沿線自治体が話し合いを行ってきたものの、乗客の減少に歯止めがかからず致し方ない面があります。
JR西日本はJR北海道の末端路線以上に採算が悪化している路線がいくつかあり、大糸線の同社区間、木次線、芸備線の三次-東城間、福塩線の府中-塩町間などは既に維持困難な状態に陥っています。三江線に続きこれら路線も順次整理されてゆくものと思われます。
鉄道マニアの人には聞きたくない話でしょうが、高齢化や人口減少のため三江線だけでなく上に書いた路線はたとえ運賃を3倍に引き上げても維持することができない状態です。廃止してバス転換するにしてもコミュニティバスすら不可能な区間もあり、デマンドタクシーなどの手段しか残されていないものと思われます。