9/24(土)鹿児島市内→熊本→湯島→熊本市内
本日は上天草市の湯島に向かいます。
上天草市は人口約2.6万人。天草上島の一部に加え大矢野島など天草諸島北部の島々から成っており、大矢野島に市役所があります。島原の乱の指導者天草四郎の出身地とされています。
湯島への船は大矢野島の江樋戸という港から1日5往復出ています。大矢野島にある道の駅「さんぱーる」がバスターミナルの役割も果たしており、さんぱーるから900mほどの場所に江樋戸があります。
さんぱーるへのバスは産交バスが運転しており、大きく分けて以下の2系統あります。
(1)交通センターから熊本駅経由の快速「あまくさ号」
(2)熊本駅からJR三角駅に行き駅前にある三角産交発の普通便
大矢野島は三角のすぐ隣の島ですからどちらでも大差はありません。船のダイヤに合う方を選べばOKです。
鹿児島からですと江樋戸からの2便目10時発の船になりそうです。接続を見たら行きはどちらも接続よい時間の便があります。今回は「あまくさ号」にしてみたいと思います。
鹿児島中央から新幹線で熊本に向かいます。
4月の地震で大きな被害を受けましたが現在は所定より数分遅れがあるものの復旧しています。順調に走って最後に熊本到着のアナウンスがありましたが、車掌から「ただいま熊本到着の放送がありましたが熊本地震の影響でこの先速度を落とすため到着まで8分かかる見込み」とのこと。
徐行を見込んでダイヤが組まれており定刻で熊本駅に到着しました。
使わない荷物を駅のコインロッカーに預けて切り離します。あわせて駅のお店で弁当を買っておきました。熊本駅に「お弁当のヒライ」が入っており、ちょうど開店時間だったため弁当をゲットです。「ちくわサラダ」で有名なところですね。ちくわサラダは未入荷のため弁当だけ買っておきました。
「あまくさ号」は天草下島の本渡車庫と熊本交通センターを結んでおり、1日20往復。時代により本数や運転ルートが異なるものの天草五橋の開通以来50年走り続けています。三角線と所要時間の差は小さく熊本の中心である交通センターまで乗り入れる利便性もあってライバルの三角線に対し優位に立っています。
宇土からは国道3号線を離れて国道57号を宇土半島の北岸沿いに走ります。2桁国道ながら片側1車線に幅の狭い歩道という40年前の道路です。信号が少ないので途中で止まることは少ないものの何か事故があれば長時間渋滞しかねない道路ですね。
いよいよパールラインの1号橋が見えてきました。もう1本建設中で、こちらは有料の高規格道路となるそうです。
パールラインは宇土半島の三角から天草下島に至る道路で、いくつかの橋を連ねた道路です。長崎の西海橋が開通して西彼杵半島の開発が進むと同時に観光地としても多くのお客を集めたことから九州では架橋ブームが起き、パールラインの実現につながったとされます。パールラインは当初有料道路でしたが多くの観光客を集めわずか10年弱で建設費を償還したそうです。
たいした渋滞はないものの7分遅れで道の駅さんぱーるに到着。
産交バスをはじめ熊本市電など熊本の多くの交通機関ではSuicaなどのICカードが使えるようになり支払が便利になりました。さんぱーるは大矢野島としてカウントされるんですけどまぁ道の駅アワードでさんざん移動局が出たはずなので大矢野島からQRVする必要はないでしょうね。海岸沿いに1km弱江樋戸まで歩きます。
湯島は有明海の入口、天草諸島と島原の真ん中にぽつんと存在する孤島で人口350人弱。天草四郎が島原の乱を企てる際に計画を話し合った伝説が残り「談合島」とも呼ばれるそうです。漁業や大根栽培が主な産業で、近年は「猫の島」として知られるようになり観光客が増えているとのこと。
湯島には架橋ができず現在も船が唯一の交通手段です。江樋戸からは25分かかるそうです。
さんぱーるから歩いて10分で江樋戸に到着。「えびと」と読むそうです。湯島への船は湯島商船という会社が1日5便運航しており、「昭和丸」または「菊盛丸」という小型旅客船が使われています。本日は「昭和丸」。
大牟田にあった深寿造船で1989年に建造された15tの船です。香川の志々島に行く際に乗った「つばめ」なんかが近いでしょうか。航海速力は調べても出てきませんが15ノット前後と思われます。
コンテナハウスの待合所は無人で直接乗る形のようです。お客は15人ほどで何のアナウンスもなく出航しました。乗船券は発売しておらず船内で直接支払う形です。
揺れることもなく穏やかな航海で湯島に到着。到着してもアナウンスはありません。舳先付での下船です。
港の広場に「neko」という看板が見えます。猫のいるポイントを案内しているようです。岩合さんじゃないので猫の撮影はそこそこにしてQRVできる場所を探します。いい場所がなかなか見つからず少し時間を取られました。
18MHzが全然ダメなので7MHzから。11時にスタートです。時間的に3エリアから西が中心です。それでもどんどん呼ばれます。「湯島初めて聞きました」という方も多かったです。車では行けない島なのでどうしてもチャンスが少ないようです。スタート30分で37局といいペースです。
合間に18MHzをチェックするものの今日もダメっぽいです。8エリアすら聞こえません。こりゃダメですね・・・
13時台を回ると急にペースが落ちてきました。お昼にしましょう。
お昼は熊本駅で買ったヒライのお弁当です。ちくわサラダは買えなかったのですがちゃんとちくわが入っていますね。お買い得弁当でお腹いっぱいです。
食べ終わってもだれたCondxが続きかなり暇な時間帯もありました。またJLRSのコンテストもあってQRMが出てきて苦労させられます。コンテスト参加局ってパワーが大きいから勝てませんHi 18MHzも全くオープンする気配はなく困ったものです。
16時の船が最終です。この船に遅れないようにしましょう。幸い15時20分でコールが途切れてここで終了としました。バッテリも尽きかけていたのでこの辺が潮時でしょう。
帰り道にあるnekoスポットで猫たちを撮影。
人慣れしていてカメラを向けても逃げずのんびり過ごしています。とはいえ餌の争いからかけがをしている猫もいて生きてゆくには厳しいんだろうな、と思いました。
猫たちを撮影し終わったら帰りの船に乗り込みます。昭和丸はエンジンをかけないとクーラーが入らないようで出航前までは船内が暑かったです。
江樋戸に戻ってきました。歩いてさんぱーるに向かいましょう。帰りもさんぱーるから産交バスの「あまくさ号」を利用します。次のあまくさ号は16時53分発と船からの接続がよく、しかもちょうどいい具合に「超快速」です。
あまくさ号の一部は停車するバス停を減らした「超快速」として運転されており、三角西港を出たら熊本駅前まではノンストップになります。18時6分に到着予定ですから所要時間は1時間13分となります。快速とルートは変わらないため「超快速」を名乗る割に快速との差はそれほどありません。
バスは7分遅れでさんぱーるに到着。三角に渡って三角西港前を通過すると妙にたくさんの人が。何やってるんだろと思ったら目の前にくまモンがいました。熊本地震でしばらく活動自粛していましたが、復興の旗振り役として活動を再開しています。
くまモンを見れてラッキーと思ったものの宇土市内を抜けて国道3号に入ると夕方の渋滞にはまりました。運転手もいらいらしてきたのか加減速が荒くなりました。結局所定より20分遅れで熊本駅に到着でした。熊本駅のコインロッカーに荷物を預けていますから荷物を受け取り市電で中心街に向かいましょう。
繁華街は地震の前と同じくらい賑やかです。今夜は熊本ラーメンにしました。熊本の方に申し訳ないのですがまだ美味しくてくつろげるお店を見つけておらず1泊にとどめてしまいました。
本日は154局でした。ありがとうございました。
本日は上天草市の湯島に向かいます。
上天草市は人口約2.6万人。天草上島の一部に加え大矢野島など天草諸島北部の島々から成っており、大矢野島に市役所があります。島原の乱の指導者天草四郎の出身地とされています。
湯島への船は大矢野島の江樋戸という港から1日5往復出ています。大矢野島にある道の駅「さんぱーる」がバスターミナルの役割も果たしており、さんぱーるから900mほどの場所に江樋戸があります。
さんぱーるへのバスは産交バスが運転しており、大きく分けて以下の2系統あります。
(1)交通センターから熊本駅経由の快速「あまくさ号」
(2)熊本駅からJR三角駅に行き駅前にある三角産交発の普通便
大矢野島は三角のすぐ隣の島ですからどちらでも大差はありません。船のダイヤに合う方を選べばOKです。
鹿児島からですと江樋戸からの2便目10時発の船になりそうです。接続を見たら行きはどちらも接続よい時間の便があります。今回は「あまくさ号」にしてみたいと思います。
鹿児島中央から新幹線で熊本に向かいます。
4月の地震で大きな被害を受けましたが現在は所定より数分遅れがあるものの復旧しています。順調に走って最後に熊本到着のアナウンスがありましたが、車掌から「ただいま熊本到着の放送がありましたが熊本地震の影響でこの先速度を落とすため到着まで8分かかる見込み」とのこと。
徐行を見込んでダイヤが組まれており定刻で熊本駅に到着しました。
使わない荷物を駅のコインロッカーに預けて切り離します。あわせて駅のお店で弁当を買っておきました。熊本駅に「お弁当のヒライ」が入っており、ちょうど開店時間だったため弁当をゲットです。「ちくわサラダ」で有名なところですね。ちくわサラダは未入荷のため弁当だけ買っておきました。
「あまくさ号」は天草下島の本渡車庫と熊本交通センターを結んでおり、1日20往復。時代により本数や運転ルートが異なるものの天草五橋の開通以来50年走り続けています。三角線と所要時間の差は小さく熊本の中心である交通センターまで乗り入れる利便性もあってライバルの三角線に対し優位に立っています。
宇土からは国道3号線を離れて国道57号を宇土半島の北岸沿いに走ります。2桁国道ながら片側1車線に幅の狭い歩道という40年前の道路です。信号が少ないので途中で止まることは少ないものの何か事故があれば長時間渋滞しかねない道路ですね。
いよいよパールラインの1号橋が見えてきました。もう1本建設中で、こちらは有料の高規格道路となるそうです。
パールラインは宇土半島の三角から天草下島に至る道路で、いくつかの橋を連ねた道路です。長崎の西海橋が開通して西彼杵半島の開発が進むと同時に観光地としても多くのお客を集めたことから九州では架橋ブームが起き、パールラインの実現につながったとされます。パールラインは当初有料道路でしたが多くの観光客を集めわずか10年弱で建設費を償還したそうです。
たいした渋滞はないものの7分遅れで道の駅さんぱーるに到着。
産交バスをはじめ熊本市電など熊本の多くの交通機関ではSuicaなどのICカードが使えるようになり支払が便利になりました。さんぱーるは大矢野島としてカウントされるんですけどまぁ道の駅アワードでさんざん移動局が出たはずなので大矢野島からQRVする必要はないでしょうね。海岸沿いに1km弱江樋戸まで歩きます。
湯島は有明海の入口、天草諸島と島原の真ん中にぽつんと存在する孤島で人口350人弱。天草四郎が島原の乱を企てる際に計画を話し合った伝説が残り「談合島」とも呼ばれるそうです。漁業や大根栽培が主な産業で、近年は「猫の島」として知られるようになり観光客が増えているとのこと。
湯島には架橋ができず現在も船が唯一の交通手段です。江樋戸からは25分かかるそうです。
さんぱーるから歩いて10分で江樋戸に到着。「えびと」と読むそうです。湯島への船は湯島商船という会社が1日5便運航しており、「昭和丸」または「菊盛丸」という小型旅客船が使われています。本日は「昭和丸」。
大牟田にあった深寿造船で1989年に建造された15tの船です。香川の志々島に行く際に乗った「つばめ」なんかが近いでしょうか。航海速力は調べても出てきませんが15ノット前後と思われます。
コンテナハウスの待合所は無人で直接乗る形のようです。お客は15人ほどで何のアナウンスもなく出航しました。乗船券は発売しておらず船内で直接支払う形です。
揺れることもなく穏やかな航海で湯島に到着。到着してもアナウンスはありません。舳先付での下船です。
港の広場に「neko」という看板が見えます。猫のいるポイントを案内しているようです。岩合さんじゃないので猫の撮影はそこそこにしてQRVできる場所を探します。いい場所がなかなか見つからず少し時間を取られました。
18MHzが全然ダメなので7MHzから。11時にスタートです。時間的に3エリアから西が中心です。それでもどんどん呼ばれます。「湯島初めて聞きました」という方も多かったです。車では行けない島なのでどうしてもチャンスが少ないようです。スタート30分で37局といいペースです。
合間に18MHzをチェックするものの今日もダメっぽいです。8エリアすら聞こえません。こりゃダメですね・・・
13時台を回ると急にペースが落ちてきました。お昼にしましょう。
お昼は熊本駅で買ったヒライのお弁当です。ちくわサラダは買えなかったのですがちゃんとちくわが入っていますね。お買い得弁当でお腹いっぱいです。
食べ終わってもだれたCondxが続きかなり暇な時間帯もありました。またJLRSのコンテストもあってQRMが出てきて苦労させられます。コンテスト参加局ってパワーが大きいから勝てませんHi 18MHzも全くオープンする気配はなく困ったものです。
16時の船が最終です。この船に遅れないようにしましょう。幸い15時20分でコールが途切れてここで終了としました。バッテリも尽きかけていたのでこの辺が潮時でしょう。
帰り道にあるnekoスポットで猫たちを撮影。
人慣れしていてカメラを向けても逃げずのんびり過ごしています。とはいえ餌の争いからかけがをしている猫もいて生きてゆくには厳しいんだろうな、と思いました。
猫たちを撮影し終わったら帰りの船に乗り込みます。昭和丸はエンジンをかけないとクーラーが入らないようで出航前までは船内が暑かったです。
江樋戸に戻ってきました。歩いてさんぱーるに向かいましょう。帰りもさんぱーるから産交バスの「あまくさ号」を利用します。次のあまくさ号は16時53分発と船からの接続がよく、しかもちょうどいい具合に「超快速」です。
あまくさ号の一部は停車するバス停を減らした「超快速」として運転されており、三角西港を出たら熊本駅前まではノンストップになります。18時6分に到着予定ですから所要時間は1時間13分となります。快速とルートは変わらないため「超快速」を名乗る割に快速との差はそれほどありません。
バスは7分遅れでさんぱーるに到着。三角に渡って三角西港前を通過すると妙にたくさんの人が。何やってるんだろと思ったら目の前にくまモンがいました。熊本地震でしばらく活動自粛していましたが、復興の旗振り役として活動を再開しています。
くまモンを見れてラッキーと思ったものの宇土市内を抜けて国道3号に入ると夕方の渋滞にはまりました。運転手もいらいらしてきたのか加減速が荒くなりました。結局所定より20分遅れで熊本駅に到着でした。熊本駅のコインロッカーに荷物を預けていますから荷物を受け取り市電で中心街に向かいましょう。
繁華街は地震の前と同じくらい賑やかです。今夜は熊本ラーメンにしました。熊本の方に申し訳ないのですがまだ美味しくてくつろげるお店を見つけておらず1泊にとどめてしまいました。
本日は154局でした。ありがとうございました。