JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

式根島移動運用報告②

2011-09-22 | 移動運用結果報告

竹芝→式根島

17日は夕方まで自宅で準備と昼寝です。夕方の時点でさるびあ丸の就航と航行警報が発令されていないことが確認できましたから出発しましょう。

いつも通り伊丹から夕方のJAL134便(19:30発)で羽田に行き、東京モノレールで浜松町に到着です。ここから竹芝の客船ターミナルまで歩いて7~8分です。途中には島嶼会館という伊豆諸島各自治体の東京での拠点兼格安宿泊施設があるのですが、東日本大震災で建物が損傷してしまいました。2年後を目途に新しい島嶼会館を建てることが震災前に決まっていたため、修理せずそのまま閉館となったそうです。

竹芝に着くとドドドドドという低いディーゼルエンジンの音が聞こえてきます。ネット決済を済ませているので窓口で乗船券を引き替えましょう。

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今夜の就航状況です。毎度おなじみ利島と御蔵島に加え三宅島も条件付きです。三宅島の場合は3つの港を使い分けますからまず問題ないはずですが・・・

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竹芝のターミナルの目立たない片隅には戦前に就航した橘丸の模型があります。かめりあ丸・さるびあ丸の先輩として伊豆大島航路を中心に活躍していた船です。戦時中は病院船として徴集されたため幸運にも生き残り、昭和40年代に引退した船です(が、傷病兵に偽装した兵員を輸送中にアメリカに拿捕されて終戦を迎えたという情けない歴史もあります)。引退後の保存はかなわず、形見の部品が東海汽船本社と大島にあるそうです。

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こっちは僚船のかめりあ丸。今夜は三八航路を担当します。かめりあ丸は引退が具体化しました。引退前に乗りたいですね。

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こちらは今夜乗り込むさるびあ丸です。例年夏場は東京湾納涼船として活躍し、竹芝→神津島→竹芝→納涼船→竹芝→また神津島と休む間もなく働いています。今年は節電が叫ばれる中で納涼船は人気となり満席続きだそうです。船の場合は船内のエンジンで発電しますから東京電力は関係ないという次第。震災直後の乗船客の落ち込みを納涼船の大盛況が救ってくれたみたいです。納涼船は9月連休が終わると店じまいです。

ターミナル近くのコンビニで食料を調達してから船に乗り込みます。7月の八丈島は飛行機でしたから今年初の東海汽船です。

 

23時に出航しました。出航直後のお楽しみ東京湾の夜景は寂しい限りです。レインボーブリッジも節電でライトアップが中止されこんな状態です。

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Cデッキの食堂では今夜の納涼船で売れ残った焼きそばや焼き鳥を売っていたので納涼船ごっこもできそうなんですがこの夜景では寂しいですから早々に船室に引き上げましょう。

今夜は2等和室のみ満席だそうです。予約していた特2等も空室があります。東京湾を出ると少し上下に揺れてきました。船酔いするほどではないもののいつもよりは高い波のようです。

 
夜が明けました。伊豆大島の手前まで来ています。何度かご紹介していますから今回各島の様子は省略気味で進めます。

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大島の岡田港に到着です。夜のうちに雨が降ったようでデッキが濡れていましたが朝になり晴れてきました。大島出発直後に利島の条件付きが解除され就航と決まりました。

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利島が近づいてきました。利島の宮塚山が頂上まではっきり見えています。伊豆諸島で一番美しいと言われる利島の島影もこの航路の楽しみの一つだと思います。

全バンド通じて年1回程度しか移動運用のなかった利島も最近は移動局が増加傾向で、今年も7MHzでの移動がありました。ちょっと前ですと7MHzに出ようもんならエリア指定が必要なほどの猛パイルになりましたが、少しは落ち着いてきたのかなぁと思います。リニアで飛距離が伸びましたからまた行きたいですね。

 

利島を出ましたので朝食にしましょう。うちの近所のスーパーではなぜか加古川の西川パンを売っているので買っておきました。

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ゆっくり朝飯を食っていたら新島が見えてきました。新島港に接岸です。

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船の上からは新島・式根島・神津島が重なって見えます。新島は何度も接岸してますが未上陸です。来年あたり行きたいですね。使用バンドをどうするかだと思います。

新島を過ぎると式根島は目の前です。荷物の整理をして下船の準備をしましょう。

式根島の野伏港には定刻の8時に到着しました。

コメント (2)
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