JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

移動耳より情報

2011-09-07 | シャック便り

[那覇西道路が開通]

沖縄県では初の海底トンネルとなる「那覇うみそらトンネル」を含む自動車専用道路那覇西道路(那覇空港-那覇市若狭間:全長2.5km)が8/28に開通しました。沖縄総合事務所の調査によると、この道路の開通により、那覇空港と那覇市中心部間でネックとなっていた明治橋の渋滞が大きく減ったそうです。

国際通りから那覇空港までは明治橋経由で22分だったのが那覇西道路を経由すると12分に短縮されるそうで、効果は絶大なようです。このほか慶良間諸島などへの船の発着地である泊埠頭から空港へもこの道路が利用できますから、飛行機の時間に遅れそうな場合はタクシーを止めて「うみそらトンネル回りで空港まで」と言ってみましょう。

 

従来空港まで最速だったゆいレールにも動きがあったようです。現在首里駅止まりのゆいレールが浦添市西原付近まで延長されることになったそうです。現在国土交通省の審査中ですが、これが完成すると路線距離が伸びますから、途中駅を通過する快速を作ってもいいのではないかと思います。県庁前から空港行きですと旭橋・小禄くらいに停車駅を絞って少し最高速度を上げれば県庁前→空港が現在の12分から2分程度所要時間が短くできるんじゃないかと思います。空港まで10分だと福岡並みに便利になりますね。

 

[佐渡島への空路が再開]

佐渡島への渡島手段は新潟港からの佐渡汽船(フェリー・ジェット船)が一般的ですが、冬になると荒天でどうしても就航率が落ちてしまいます。そのため新潟空港-佐渡空港には空路がありました。ところが佐渡島の訪問客の減少などから慢性的に赤字路線で、旭伸航空が2008年に撤退してからは空白となっていました。

このたび鹿児島県の新日本航空がこの路線を引き継ぐこととなり、先月から運航を再開しました。沖縄県で航空事業を行っている第一航空から9人乗りのBN2アイランダーを譲り受け、夏期4往復、冬季3往復を運航するそうです。今のところ利用率は低迷しているそうで、地元の佐渡市は利用を呼びかけているようです。

 

佐渡の人口減少や観光低迷により佐渡汽船ですら存続を問われ船を手放して赤字を埋めている状況ですから、新日本航空もなかなか苦しい状況のようです。こんな状態ではいつ撤退されるかも分かりませんから、佐渡市や新潟県には定住者や観光客を地道に増やす努力も求められるんじゃないかと思います。最近では数年前にチャールズ・ジェンキンスさんが話題になった(今でも佐渡にお住まいのようです)程度で、あまり佐渡の話題が出てこないことは残念なことだと思います。佐渡市になってからは移動局も減っているような気がします。

ちなみにこのアイランダーは第一航空が琉球エアーコミューターから譲り受けた2機のうちの1機です。同社は沖縄で事業の拡大を見込んで2機態勢にしたのですが、搭乗率が低迷し手放した形です。ちなみに旭伸航空も2機のアイランダーで運航していたそうです。

コメント
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