JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

鹿久居島移動運用メモ

2011-09-12 | シャック便り

鹿久居島メモ

[備前市鹿久居島]
鹿久居島は岡山県備前市の日生諸島にある島で、岡山県最大の離島です。本土とは500mほどしか離れていません。標高200m以上の山が重なりあう島で平地はほとんどなく、特に本土に接する北側は崖になっています。

野生の鹿が多いことが名前の由来で、古くは後鳥羽上皇が配流の際にこの島で鹿にまつわる和歌を詠んでいますし、江戸時代には岡山藩の鹿狩り場となっていました。縄文時代以前から断続的に人が住んでいたようで戦後に開拓が試みられたようです。しかしながらほとんどの作物がうまく育たず成功したのはミカン程度だったため住民は次々と離れ、現在は15名ほどに減っています。

唯一成功したミカンを活かした観光ミカン狩りのほか、自然豊かな環境を活かし、宿泊もできる古代人の生活体験施設「まほろば」があります。

現在隣の頭島との間に頭島大橋があり、直接行き来ができます。2014年度には本土との架橋も実現する予定です。

 
[島内での運用]
平地に乏しく、あまり移動運用に適した場所がありません。日帰りの場合、鹿久居島港やその上を通る頭島大橋からあまり離れない方がベターだと思います。

泊まりの場合は宿泊施設にお願いする方法もあると思います。

 
[島へのアクセス]
日生港から大生汽船の旅客船があります。日生港から約10分で到着します。

1日9往復ありますが、鹿久居島に立ち寄るのは2往復のみです(日生発10:30 15:00、鹿久居島発11:25 16:12)。この指定便についても乗降客がいない場合は通過します。鹿久居島で下船の際は乗船時に必ず船員に鹿久居島で降りることを申告してください。帰り便の予定についても予め船員に知らせておくとベターです。どうしても時間が合わない場合や乗り遅れた場合は便数の多い頭島から頭島大橋経由で島に入る方法もあります。

鹿久居島に限り下船口が船の舳先側になります。客室を通って前の方から降りてください。

このほか、JR日生駅前から「まほろば」の桟橋まで1日2往復の船があります(要予約)。ペンションも自家所有船での送迎をやっているようです。詳しくはそれぞれの施設にお問い合わせ下さい。

 
[島内でのアクセス]
島民が少ないため公共交通機関はありません。

 
[宿泊施設]
体験施設「まほろば」とペンション「みかんの郷」があります。まほろばは縄文人の衣装を着て古代生活の体験ができる施設で、竪穴式住居に宿泊することも可能です。予約すれば日帰り利用も可能で、海産物を使った鍋が名物です。

ペンションはみかん園もやっており、ミカン狩りも楽しめるそうです。

 
[島内の店]
島内には商店はありません。日生港前にスーパーや弁当店がありますのでこちらで調達してください。なお、頭島大橋を渡れば頭島の商店や飲食店を利用できます。

 
[注意点]
人口が少ないため、照明のある道路は限られるようです。夜道は真っ暗ですから夜間はできる限り外に出ないようにしてください。

 
[おみやげ]
みかんやカキがあります。みかんは島内のミカン狩り施設で手に入ります。時間が合わない場合は日生港周辺でも手に入ります。

コメント
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