今回から移動地に関する小耳情報をお伝えします。不定期でお伝えします。
①三宅島への航空路が再開へ
来年春を目処に伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)への航空路が再開される模様です。三宅島の雄山噴火以来羽田との空路は途絶えており、島民の帰島許可が下りたあとも空港付近の火山性ガス濃度が高いことを理由に空港が使えず、再開できない状態でした。
このほど路線を持つ全日空・東京都などの話し合いで来年春目処の再開が決まったそうです。再開後当面は1日1便で、火山性ガスを吹き飛ばす形になる東寄りの風が吹く場合のみ運航されるとのことです。状況を見て元の1日2便に戻すことを検討したい、とのこと。
これにより東海汽船の八丈島航路(三宅島には朝5時台に到着するという何とも眠いダイヤです)または定員が少なく運賃の高いヘリしかなかった三宅島へのアクセス手段が増えます。また、「渡島困難」とも言われるお隣の御蔵島へも三宅島からヘリを使って渡ることができますから、行きやすくなるかも知れません。三宅島はこの日曜日にも移動運用があった模様ですが、さらに移動局が増えそうな気配です。
ちなみに羽田-三宅島の航路運休前はYS-11が担当だったのですが、YS-11は日本の旅客機からは全て撤退し、ボンバルディアDHC8-Q300型機で再開予定だそうです(私が南大東行きで乗って那覇に引き返してしまった機体と同型です)。
②兵庫県赤穂郡はしばらく残りそう
現在上郡町のみとなっている兵庫県赤穂郡ですが、上郡町がお隣の赤穂市との合併を目指しており、消滅の可能性が出ていました。9日に行われた赤穂市の住民投票で上郡町との合併拒否票が合併賛成票を上回り、市として上郡町との合併協議は行わない方針を決めたようです。
赤穂市に袖にされた形になった上郡町は当分合併ができないこととなり、赤穂郡の消滅はしばらくなさそうです。残る相手候補は相生市ですが、過疎化で財政状況の厳しい上郡町との合併協議に応じるかは微妙な情勢のようです。
上郡町にもFBな移動地がありますので消滅前にチャレンジされてみてはいかがですか?