JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

式根島移動運用報告①

2007-09-25 | インポート

東京都新島村式根島(JCG 10004)に行ってきましたのでご報告します。


 


このブログをよくチェックして頂いた方ならご存知かと思いますが、今年の7/14~15に式根島での移動運用を予定していたものの、台風4号の接近であえなく中止となってしまいました。その後Esシーズンでのリベンジを考えたものの、船が満席で無理。しかも夜行客船とジェット船を組み合わせた日帰り運用ができるダイヤになっているのは夏など繁忙期だけで(閑散期はどちらか片方しか運航されない)、「これは来年だな」と諦めていました。


 


が、何気なく東海汽船のサイトをチェックしていたら9月の休日は8月とほぼ同じダイヤで日帰りでの移動ができることが分かりました。しかもシーズンオフで空席があるようです。おあつらえ向きに期限の近いJALの東京-大阪の回数券がぴったり1往復分残っています。それなら、ということで「愛・地球博コンテスト」の開催される9/23に再度予約を入れて挑戦してみることにしました。


 


愛・地球博コンテストには各種部門があります。50MHzにするか今年から新設のQRP部門にするか悩ましいのでどちらでもいいように50/144/430のアンテナを揃えました。パイルになってQSYできないってこともないでしょうから、複数のバンドに出られるようにしておくのがいいと思います。QRPはマルチバンドなのでHFがあれば有利なのは分かっていますが、ハイバンドのEsシーズンが終わりましたのでHFは持って行かないこととしました。


 


式根島は新島のすぐ西にある島で、新島村に属します。東京(竹芝)から乗り換えなしで行け、入江の奥に港があるためジェット船の就航率が高いのが魅力です。場所はこちら。伊豆半島の石廊崎より南にありますから、2・3エリア方面にも邪魔されずに飛びそうです。しかも式根島には固定のアクティブな局がいない模様で移動頼みが現状です。クラスタを見ると今年何局か移動していますが、なぜか50MHzにQRVした局がいないようですね。


 



スケジュールは流れた7月の予定とほぼ同じパターンとしました。


行き 9/22東京23:00発 東海汽船3000便(さるびあ丸)で出発(式根島8:30着)
帰り 9/23式根島15:15発 東海汽船1440便(ジェット船)で帰着


 


行きは夜行の貨客船にしました。翌朝発のジェット船より早く到着できますから、その分移動運用で呼ばれることの多い午前中の運用時間が確保できるという訳です(5月の伊豆大島での教訓から今回このようにしてみました)。帰りは東京行き最終のジェット船です。この時期は夏に比べて日没が早いため帰り便の出航時刻がやや繰り上げられていますが滞在時間上大きな問題にはならないでしょう。


 


東海汽船の貨客船(同社では「大型客船」と呼んでいる)は「さるびあ丸」と「かめりあ丸」の2隻があります。この季節は式根島行きの航路を輸送力の大きなさるびあ丸が担当しています。




さるびあ丸は21時頃まで納涼船(なんとこの時期もやってる!!しかも今夜は満席!!)として東京湾を回りますので、出航は23時と遅い時間です。ちなみにこの納涼船、19時30分出航でビールなどドリンク飲み放題(フード別料金)、タレントの卵から選ばれる「ゆかたダンサーズ」が踊るというもので、料金は2,500円。屋形船を考えたらリーズナブルですね。

 


ということで伊丹から夕方のJAL134便(19:30発)で羽田に行き、そこから東京モノレールで浜松町に到着。ここから竹芝ターミナルは歩いて7~8分です。こっちは僚船のかめりあ丸。今夜は三宅・御蔵・八丈航路を担当します。






これが今夜乗り込むさるびあ丸です。東京湾周遊から帰ってきて貨物の積み込み中です。






ターミナル近くのコンビニで食料を調達してから船に乗り込みます。4エリアの出身ですので揺れの少ない瀬戸内海航路にはよく乗りましたが、伊豆諸島のように外洋に出る客船は初めてです。夜行も初めてです。乗客は島民・釣り客・サーファーが多いようです。


 


ドラの音(テープ)が鳴るとほどなく出航です。しばらくはこんな感じで夜景を見ながらのクルーズになります。






全席が座席のジェット船と違い、夜行客船は様々な等級があります。今回は2段ベッドの特2等にしました。こんな感じです。カーテンでプライバシーを保てるので女性にも人気のようです。箱枕と毛布1枚が用意されています。




なんかJRのB寝台車みたいですね。これなら荷物が他の人の邪魔になりませんからFBです。ただ特2等の床はカーペットなのでこのまま寝ると疲れますから、案内所で貸しふとん(500円)を借りることにしました。全然環境が良くなりましたよね?薄いふとんですが効果は絶大で、翌日全然疲れず起きることができました。他に貸し毛布(100円)もあります。これらは毎回クリーニングしているそうですので安心です。




寝てる方が揺れに対して楽らしいので睡眠薬酔い止め薬を飲んでさっさと寝ることにしました。さいわい海が穏やかで揺れも少なく、のどが渇いて(客室内はかなり乾燥しています)途中で起きた以外はよく寝ることができました。

 


無事東京を出港しました。続きは次回です。



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