JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

兵庫県宝塚市(JCC 2715)移動運用報告

2007-09-09 | インポート

9/9に兵庫県宝塚市(JCC 2715)行者山東観峰に移動運用をしてきましたのでご報告します。


 


ハムフェアなどいろいろあったため最近移動運用をしておらず、久しぶりにやってみようかということで出かけることにしました。ちょうどいい具合に大阪の2m SSB愛好会でマラソンコンテストをされているようです。


 




今回の移動先は行者山東観峰(383m)です。阪急逆瀬川駅の西にあります。地図はこちら。地図を見てもらえれば分かりますが、東観峰は地図に載っていません。これは行者山(415m)にある383mの無名の支峰を地元住民の方が登れるように登山路を整備し、支峰を「東観峰」と名付けたためだそうです。現在は非公式な名前ですが、ゆくゆくは地図にこの名前を載せてもらうことを目指しているのだそうです。

 


その名のごとく東方向の見晴らしが素晴らしいそうです。本峰である行者山は標高が稼げるものの山頂は展望が利かずアンテナを建てにくいため、山頂の開けた東観峰に移動することとしました。


 


東観峰へは地元の人が開いた登山路がいくつかあるそうですが、今回は一番距離の短い光ガ丘団地からのルートを取ることにしました。光ガ丘団地の一番奥、住宅地の一角にこんな看板があります。これが目印です。






今回は車にしましたが、この登山口までは逆瀬川駅から阪急バスがあります。光が丘北行きのバスで終点の光が丘北で降り、バスを背に道を突き当たりまで進んで右に折れたところです。登山路は1人分の幅しかないものの道や道標が整備されており、初めてでも迷わず東観峰にたどり着きました。光ガ丘から20分少々で到着します。


 




頂上からはこんな感じで見えます。六甲山系の東の果てのピークですのでこの先大阪空港が見えますし、生駒山まで遮るものは何もありません。池田の五月山すら低く見えます。ここを地元の方が整備した理由がよくわかりますね。V/UHFの飛びも期待できそうですね。



この独特の姿から説明しなくても分かると思いますが、西宮の甲山です。甲山の標高は309mですから東観峰は甲山より標高が稼げます。東灘方面も見渡せますのでこの方面にも飛びそうですね。

 

 

わくわくしながらアンテナを設営しました。今回はいつもの2エレHB9CV(50MHz)、5/8λ2段ホイップ(144MHz)です。先日ハムフェアで買ったRadixのアンテナは未整備なのでまだ使えませんHi

 

9時前に設営を完了し、いつも通り50MHzからスタート。滋賀県栗東市が59で強力に入感しています。栗東市へは8月に移動した茨木の竜王山のどっちを巻いて届いているのでしょうか?続いて入感したのが愛知県の北設楽郡移動でした。こちらもQSO成立です。2エリアまで飛ぶみたいです。FBですね。

 

40分ほど50MHzでQSOして8局成立しました。コールが切れたところで144MHzにQSYしてみました。さすがにマラソンコンテストの開催中だけあって次から次へとコールを頂き、途切れない状態です。愛好会のメンバーが多い大阪府内の局が中心ですが、時折愛知県小牧市・瀬戸市・春日井市など2エリアからもコールを頂き、とてもいい刺激になります。コールが途切れたかと思い「もしコールありませんでしたら6mにQSYします」と確認のコールをさせて頂く(突然QSYするよりワッチされている方に親切と思い、ワッチされている局がいると思われる場合にはこのようにしています)とまたコールが続くという状態です。今日はワッチされている方も多いんですね。

 

どんどんコールが続き、ようやくコールが途切れたのが144MHzにQSYしてからなんと2時間後の11時30分。この間普通(名前・QTH等の交換を行う)のQSOを続けること37局でした。普段では考えられないほどバンドが盛況です。私も3エリアにいて長いのですが、初めてQSOする2文字コールサインの方からも何局かお呼び頂きました(皆さんお元気でしたHi)。

 

お祭り状態の144MHzから50MHzにQSYし、お昼を食べながらのんびりCQを出してみました。が、こっちもすごい状態で、頂くコールが三重県伊勢市・静岡県牧ノ原市・長野県下伊那郡…今日はどうなっているのでしょうか?昼飯の味すら分からないほど驚きです。

 

しかも皆さんのSは非常に強く、府内の方ですと軒並み59プラスです。中にはFT-817の受信部が飽和してしまうほどの強力なSの方もいました。FT-817ってアッテネータありましたっけ?

 

13時頃になるとこのお祭り状態もようやく一段落したようで、50/144MHzともコールが減ってきました。ようやくのんびりペースに戻り、予定の14時になりましたので撤収としました。

 





当日は2m SSBのマラソンコンテストがあったとはいえ、東観峰は想像以上にFBな結果をもたらしてくれました。もちろん、西方向は全然ダメ(50MHzで西脇市移動のサービスがあったようですが全然聞こえず)という短所もありますが、それ以上に東方面の飛びがFBです。途中で登山のXYLさん(コールサインをお持ちの方)に声を掛けて頂いたのですが、ほとんど対応できないほどQRLLな状態でした(先方もコールが途切れない状態にびっくりされていましたが)。冬の移動運用で使える低山を探す目的もあっての移動でしたが、コンテストでも戦える移動地だということが分かりました。


 


本日は50MHzで22局、144MHzで46局の計68局とQSOできました。各局ありがとうございました。



コメント (2)
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