先日のブログ「独り言 あれこれ」で紹介した、(我が家と)仲良しの「Nさん」ご夫婦は歩いて5分ぐらいの所にお住まいである。
先だって、常習犯の「浮浪者」につい同情してしまいコロッと騙された話を投稿したが、もう少し裏事情に分け入ってみよう。
当日のこと「浮浪者」に同情して「サツマイモ」と「1000円」を渡したのだが、なぜ「サツマイモ」なのか・・。
実は・・、Nさん(奥様)は加齢のせいか右腕が上がらなくなって、いろんな病院に通うもどうも治らない。
そこで、我が家の家人が行きつけの「あんま」屋さんを紹介したところ、少しづつ右腕が上がるようになったとのことで「いいところを紹介してくれてありがとう・・」と感謝されている。
で、その「あんま」屋さんには飼い犬がいて、何と「サツマイモ」が好物だそう・・。
その犬のために「サツマイモ」を購入して「あんま」屋さんに向かっていたところ、「浮浪者」にたまたま遭遇して手持ちの「サツマイモ」を与えたというわけ~。
何が言いたいのかといえば・・、とにかく「生き物」が大好きなご夫婦なのである。たまたま出会った縁もゆかりもない「浮浪者」でさえも無視できない方だから「慈悲深い」という言葉が適当かな。
そして、あの憎たらしい「カラス」にも優しいのだから驚く!
Nさん宅には毎朝カラスが時間差をおいて玄関先に3羽やってくるそうだ。ちなみに、お住いの方は地区内でもかなり目立つなかなかの佇まいである。
で、3つの皿に小分けしてそれぞれ餌をおいているが、カラスは一つの皿の餌だけ食べると未練気もなくスッと飛び立っていくそうだ。
そう、ほかの皿には目もくれないというわけで、これには「Nさん」ご夫婦もいたく感心されている。
強欲な人間よりもカラスの方がよほど質(たち)がいい!
問題は、カラス全般がそうなのか、それとも個体差があるのか・・、ということですかね(笑)。
☆ 錯覚を生むメルカトル地図
先日の日経新聞に載っていた記事がこれ。
ふ~ん・・、地図の作成法はよくわからないが、どうやらメルカトル(人名)地図は面積を正確に表しておらず、欧米が有利なイメージを与えているらしい。
そいう地図を見慣れていると、知らず知らずのうちに培われる先入観ほど危険なものはない。
たとえば中国から見た日本の地図がこれ。
広大な太平洋に出たがっている中国にとって、日本は丁度「喉」に刺さった小骨のような位置づけにある。さらには、尖閣諸島の領有権を強力に主張するのもそれなりの理由が透けて見える。
この地図を日常的に見慣れている中国人たちが日本に抱くイメージとは「邪魔=征服」しかないように思えるがどうなんだろう。
なかなか厄介な隣国だが、ずっと昔の記事「文明の衝突と21世紀の日本」の中で、中西輝政氏(当時:京都大学教授)の次のような言葉を紹介したことがある。
「私自身とハンチントン(ハーバード大教授)とは、中・長期的な中国の将来像については大きく見方を異にする。ハンチントンは中国は今後も安定して経済の急速な発展を続けると見ているが、私は長期的にみて中国という社会は大きな変動に直面し「21世紀の超大国」の座を現実のものとする可能性はまずないであろうと考えている。21世紀に入ると時間が経つにつれ「分裂する中国」という文明史的特質が浮上してくるはずである。」
さあ、このところ人口減に見舞われ過熱した不動産の処理が足を引っ張って経済的にもパッとしない中国だが、壮大な社会実験の結末やいかに~。
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