「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーデイオは博打だ!

2023年12月01日 | オーディオ談義

オーディオはどこを弄っても大なり小なり「音」は変わるもの。

で、「現在、気に入った音が出ているのでどこも変えたくない・・」、それも結構。

しかし、そもそも「気に入った音がどういうものかわからない」という人がいるのも事実だね(笑)。

実は、自分がそれで常に「もっと気に入った音があるんじゃないか・・、いろいろチャレンジしてみよう」という希少人種に属している模様。

仲間からも、「貴方はどこかをしょっちゅう弄ってますね~」と、やや呆れ気味に言われる。けっして自慢できる話ではないけどね・・(笑)。

とはいえ、たとえそのどこかを弄ったとしても、はたして気に入った音になるかどうかは保証の限りではないのがオーディオの面白くもあり、悲しいところでもある。

もちろん、ある程度理論的な根拠がないとチャレンジしないが、それでも出てくる音の複雑さはまだきちんと物理的に解明されているわけではない、なぜならそれぞれの機器の組み合わせや部屋の大きさなどの「変数」の複雑さも当然影響している。

そこで、長年培ってきた「カン」を働かせながら現象を実際に試すためにはどうしても実験が欠かせない・・、となるといかなるチャレンジもどこか「博打の要素」を帯びているというわけ。

つまり、「伸るか反るか、いっちょうやってみっか・・」、オーディオマニアという人種は博打好きが多い可能性がありますな(笑)。

今回のチャレンジもそうだった。

それは何の気なしにオークションに出品されたスピーカーを見たときに閃いた。



実に見事な箱の補強・・! (箱の)「剛性」も一段と強化されてきっと「いい音」が出るに違いないと思わせるものがある。

すぐに連想したのが5年ほど前に自作した「AXIOM80」用の箱。



市販の箱には無理な注文なので、「板厚」をわざわざ「1.5cm」と薄くして少しでも響きを良くしようという苦心の労作である。

ところが・・、いつのころからかどうも「箱の剛性」が足りないかもしれないという懸念が脳裡の片隅に芽生えてきていた。

そこで、たちどころにこのオークションの画像が背中を強く押したというわけ。

これほど立派な補強は自分のような素人には無理だが、せめて似たようなことは出来るはず。

いっちょう、やってみっか・・(笑)。

すぐに「ホームセルフ」の店に駆け込んで材料を調達した。



1mの棒を6本調達した。〆て「480円」なり~(笑)。

これをどうすんの~。

それぞれ適当な長さに切って、縦に2本、横に2本、きっちりと箱の内部に張り付けた。

「百聞は一見に如かず」でご覧のとおり。



少し斜めになっているけど、ハンマーで棒の端っこを横から微妙に叩いてガッチリ固定している。どうせ外からは見えないんだから見かけはどうだってよろし(笑)。

これで、きっと「箱の剛性」が一段と強化されたに違いない。

さあ、問題は出てくる音だッ、つうの・・。

まあ、悪く鳴(な)ったときは元に戻すだけだが、これまで幾度となくこの種の実験をしてきたものの、実は元に戻したことは殆んどない。

悲しいかな、人間の性(さが)で、どうしても新たにチャレンジした方に未練が残ってしまうのだ(笑)。

さあ、今回はどうなんだろう・・。

以下、続く。


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